Youtubeのコンテンツは初心者向けにしたほうが良い理由

なぜ初心者向けの動画は再生回数が伸びるのか?

ほとんどの方が「そんな当たり前のこと発信しても、誰も見ないよ」
そんな風に思うのではないでしょうか?
実は、初心者向けの動画ってYouTube内ではめちゃくちゃ再生回数を稼いでいます。
例えば、釣り、テニス、野球、ヨガ、瞑想、ガーデニング、料理など。なんでもそうですが、初心者向けは人気です。

僕はYouTuberでありながら著者でもあるのでよくわかるんですが、拙著「数字が読めると本当に儲かるんですか?」は、ベッタベタの初心者向けの会計本でした。会計書としては異例の3万部、海外3か国で翻訳されています。
なぜこんなにも売れてしまうのかが、僕には全く分かりませんでしたが、YouTubeを始めてよくわかりました。

基本的に世の中のノウハウに関することは、知らない人がほとんどなんですね。ゴルフにしても料理にしても株やFXに関しても同じですが、やり始めた時は全員が初心者なわけです。そして、圧倒的に初心者向けの本や雑誌、情報が不足しているというのが現状です。

また、初心者に上手に説明できる人は、初心者ではなく上級者です。
でも、教える側にとっては当たり前すぎることなので、上手に説明できる人が圧倒的に少ないという現状もあります。
だからこそ、初心者向けのわかりやすい動画は、再生回数が伸びて行ってしまうというわけです。

どんなジャンルでもパイが大きいのは初心者

例えば、何か趣味を始めたとしましょう。ゴルフでもテニスでも良いです。スポーツをする上で、自分を上級者だと思っている人はほとんどいません。また、「私は上級者です!」と胸を張って言える人も、とても少ないわけです。自分の胸に手を当てて、「自分はなんの上級者なのか?」を考えてみれば一目瞭然。
プロ並みだと言えるものは一つもないことに気づかされます。

矢野総研のデータで見たことがあるんですが、すでに趣味として楽しんでいるもので、自分を初心者だと思うか、中級者だと思うか、上級者だと思うかのアンケートがありました。
自分を初心者だと回答した人は、全体の80%もいたんです。

全てのジャンルに置いて、初心者の占める割合は80%程度と考えればよいと思います。それだけ、初心者の数は圧倒的に多いというわけです。
また、自分を初心者だと思い込んでいる人が圧倒的に多いとも言い換えられます。

自分にとってのあたりまえは他人にとっての知らない事

自分なんて教えられる立場じゃない!!と思っている人がめちゃくちゃ多いと感じます。これは、手前でも書いた「自分を初心者だと思い込む」状態だと言えます。
でも、よく考えてみると、意外と中級者以上の人は多くて、何かの基本くらいはわかっているわけです。
例えば、ゴルフのスイングの基本や、テニスの素振りの基本。
これを動画にすることで、再生回数が伸びていくという理屈です。

え?そんなことみんなわかってるでしょ?
と思うかもしれませんが、初めてゴルフをやる人や、テニスをやり始めたばかりの人が求めているのはそういう動画です。
また、状態つしたいと思っている人もまた、基本に立ち返りたいのでそういう動画を観たいと思っています。

自分にとって当たり前になっていることは、自分にとっては真新しくないことです。こんな情報誰が欲しがるんだ?と思うかもしれません。
でも、大多数が求めている情報は、「自分にとって真新しくない事」なので、見落としがちになってしまうわけです。

マニアックすぎる話がウケないわけ

自分にとって欲しい情報は?と考えた時に、ハマっている趣味などの場合には、奥深いことが知りたいと思うのが一般的です。
ゴルフにしてもテニスにしても、プロ顔負けの一発をやってみたいと思うものです。
上手にできる人って他人から見たらうらやましく思いますし、目立つ存在です。だからこそ、人数が多いように感じてしまいますが、実は人数としてはものすごく少ない。
むしろ、下手の横好きが圧倒的大多数であることは先ほどの書きました。
その現状を踏まえた時には、マニアックな話は見たいと思う人が少ないので、それに比例して再生回数は減っていきます。
再生回数が少なくても、濃いつながりが欲しい!という方は、そういう動画を配信すれば、楽しい仲間が増えると思います。でも、稼ごうと思った時には、再生回数は重要なので、圧倒的大多数を相手にする必要があるわけです。

今のYouTubeはまだ発展途上

今のYouTubeはまだまだ発展途上です。ユーチューバーの数も少ないですし、チャンネル登録者10万人以上の人も少ない状態です。
今後、自動翻訳の機能が充実してくれば、日本語でしか話をしていなくても、世界中があなたの動画を観るので、さらに登録者は増えていきます。

僕のチャンネルもまだ17000人程度です。チャンネル登録者はほとんどが日本人です。僕は園芸のチャンネルを運営していますが、園芸は世界中に愛されている趣味の一つです。
ということは、今後、自動翻訳が発展した時には、英語はもとより中国語やロシア語、イタリア語、スペイン語、スワヒリ語など、世界各国の言語で翻訳されていくことになります。

日本には1億2000万人の人がいますが、世界には72億人の人がいます。可能性としては、今の72倍の可能性が広がっているということになります。
まだまだyoutubeは発展途上です。世界の初心者の方を対象にした動画としてみた時には、ものすごい夢が広がっているわけです。

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