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Editorial/Official髭男dism

「Editorial」

2021年8月18日リリース
Official髭男dism3枚目のスタジオアルバム
そのアルバムタイトルでもあり
最初の曲のタイトルでもある

I LOVE,Cry baby,アポトーシス,Laughter
名曲揃いの最高のアルバム
その一曲目を飾る曲

Editorial 

意味は「社説」

2分15秒と短い曲
そして、
声とデジタルクワイヤの重ねのみで作られた曲
斬新な作りだけど、だからこそ
歌詞、音の流れがスッと入ってくる

伝えたい だけど語れない
ずっとこの気持ちの正体を
僕は探してる
だけどよそ見ばっかしている
そっちの方が幸せだから

作詞者は伝えたい、語りたい思い、気持ち、景色、
さまざまなものを一つの歌に載せる
じゃあなぜよそ見するのか
伝えきることを避けるのか

伝えきらないからこそ
こうして様々な曲に詩を載せることが出来るから

伝えきったらそれで終わってしまう
だから、伝えきらない方が幸せ
ということだと思う

飾らない だけど嘘くさい
ずっとこの矛盾の正体が心を塞いでる
だけど不自由さえ楽しんでる
そっちの方が愛おしいから

飾らない真っ直ぐな思いを詩として書き記す
真っ直ぐに正直に書いてるのに
なぜか嘘くさく聞こえる

だけど真っ直ぐ書き続ける
それが髭男が思う1番の
伝えるための方法だから

疲れが染み込んだ靴下 スニーカー
そんな足跡もちゃんと残っている

このアルバムは髭男が売れたからこそ
売れた曲を越えなければ、
でも、売れるために曲を作るんじゃない
自分の作りたい曲を作らなきゃ
という思いの変化やそれに至るまでの苦悩の日々が
現れている。
どんな天才でも、
いや天才だからこそ
努力の跡がしっかり残ってる

伝えたい だけど語れない
そんなこの気持ちの後先を
ここにだけ書き記す
だけど上手く書けず喜んでる
そっちの方が幸せだから

伝えたいけど、
上手く書けないのを喜ぶ

さっきの話と同じように、
上手く書ききってしまったらそれで終わってしまう
だから、語れないことに幸せを感じる

朝日が来るように至極当然なことにも
溢れている 隠れている
思いを形にしたんだ
あなたにも受け取ってほしくて

朝がきて夜が来る。
今日が終わって明日が来る。
同じようにすぎる日々にも
たくさん溢れてる、隠れてる
それを詩にして曲に載せる
これが今までもこれからも続いていく
髭男の曲との向き合い方

「Editorial」

新聞や雑誌に載っている社説
編集者の思い、各社の思いが
事実に混じって載っている。
前面に出すことはできない
事実を伝えるのが仕事だから。

それを
伝えたいけど伝えきれない
作詞への想いに
重ねた楽曲

#1 Editorial ~Official髭男dism
#今日の一曲
#ふるぽんの推し曲

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