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VR飲みアンケート!結果報告書④  VR飲みとVR飲みイベントについて

こんにちは!ふららんです。

今回の記事も2020/3/14~2020/3/20まで行っていた「VR飲みアンケート!」の結果報告書のまとめの続きとなります。報告書は以下の順番に上げていく予定です。

VR飲みアンケート!結果報告書① VR飲みとユーザーの傾向
VR飲みアンケート!結果報告書② VR飲みによるリアルへの影響
VR飲みアンケート!結果報告書③ VR飲みによる消費行動と経済
VR飲みアンケート!結果報告書④ VR飲みとVR飲みイベントについて
VR飲みアンケート!結果報告書⑤ 現状の不満点と今後への期待

前回の記事「VR飲みアンケート!結果報告書③ VR飲みによる消費行動と経済」では「VR飲みによる消費行動と経済」についてにまとめました。

今回は「VR飲みとVR飲みイベントについて」についてまとめていきます。

VR飲み会イベントとは

今となっては多くのVR飲みの機会があるが、その中でもイベントとして開いているVR飲み会というものがあります。
飲み会と名前が付いているものから、何かの記念に開かれる飲み会もあります。またVR飲みをする場所として開いているわけではないもののイベントを楽しむ一環としてVR飲みがある場合も多いです。今回はVRプラットフォームで行われているVR飲みイベントをテーマにVR飲みの需要についてまとめていきます。

いつも参加しているVR飲み会イベントについて(回答数57)

まずどのようなVR飲みイベントが人気なのかアンケートで聞いてみました。

いつも参加しているVR飲み会イベントがあれば教えてください

こちらの結果をランキング形式で紹介するとこのようになりました。(ここでは複数票あったイベント名だけ)

1位:居酒屋月夜 8人
2位:1989年以前爆誕会 6人
3位:quest宴会 5人
3位:放課後ambr飲み会 5人
5位:VRCウィスキーの会 4人
6位:Girl's voice bar Castrato 3人
6位:るい飲み 3人
8位:BAR零凛 2人
8位:BARMAYOI 2人
8位:聴くbar 2人
8位:毬栗会 2人
8位:Barイルシオン 2人
8位:俺の酒が飲めないのか集会 2人

このランキングにおける上位4つイベントについてみていきます。

最も回答数が多かったのは「居酒屋 月夜」で8人でした!
「居酒屋 月夜」は毎週金/土+不定期に「楽しくお酒が呑める場所」として開かれている定期イベントです。
参加理由としては「フレンドがいるから」、「にぎやかな空間だから」などの理由が挙がっていました。
定期的に飲める場所がある事、そこに定期的に集うフレンドやスタッフがいる事はVR飲みをするという事に大きな影響がありそうです。
ランキングで紹介したイベントの中でも定期イベントは半分ほどを占めています。特に最近は○○Bar、Bar○○といった専用ワールドとスタッフによるターゲットを絞った飲みの場、コミュニケーションの場が増えたように感じます。今後もVR飲みと定期的に開かれるBarは深い関係を持つことになりそうです。

2位は「1989年以前爆誕会」で6名でした。参加理由は「フレンドがいるから」、「特定の趣味が合う人が集まるから」などが挙げられていた一方で「騒がしくないイベントだから」が挙がっていたのは印象的です。
参加条件が実年齢が関係してくる飲み会ではありますが、それ故の需要というのは間違いなくあると思います。
また適度な騒がしさでお酒が楽しめる場所というだけでそこで飲みたいという理由には十分なりますし、どれくらいにぎやかな場所なのかはVR飲みにおいて重要なポイントになりそうです。

同率3位で「quest宴会」と「放課後ambr飲み会」で5人で並びました。
どちらも特定のプレイ環境下で共に遊んだ人たちで集まっている飲み会となります。同じ条件で遊んでいる、または遊んでいた人達が集まるVR飲み会の需要がある事は間違いなさそうです。

VR飲みイベントに対しての提案や要望

いくつかご紹介したようにVR飲みイベントと言っても様々なものがあり、利用者の求める事も多様化していると思います。
そこでアンケートで現在のVR飲みイベントに対して提案や要望を書いてもらいました。ここでは一部紹介します。

サテライト会場や会場の様子の中継に関する要望

・「数が多くても対応できるように、別ワールド会場の映像を流せるなどできたら嬉しい。
また別プラットフォームでの連携飲みや、現実とのサテライト会場が常設や、簡単できるワールドがあると楽しそう。」

動画再生関係の要望

・「会場に動画を再生できるスクリーンがあると、特に共通の話題がなくても話の種にしやすいのでコミュニケーションが円滑になる実感があります。その会で再生する動画のテーマなどがあると参加者も動画を入力しやすいです。」
・「何かみんなで色々な動画を同時に斜に見ながらVR飲みをしたい。」

ワールドに設置する椅子に関する要望

・「VRCチェアのあるワールドでやって欲しい」
・「ちょうどよい距離感でシットできる椅子があるといい。見た目ずっと立ち飲みなのがたまに気になるし、椅子同士離れてたりお互いを見れない角度だったりして使わないし」

テーマや話題の提供に関する要望

・「自分を解放しなければ、交流も進まないので、余興で盛り上げたり、話題の提供やテーマがあると良いと思います。」
・「飲み会イベントに限らず、特定のトークテーマがあると嬉しい(きっかけがないと話始められない・そもそも自分が参加してよいイベントではないかも、と気が引ける)」

ツイートに関する提案

「ツイッターなどで飲み会の様子をツイートしたり、飲んだり食べたりしているものもツイートすると、イベントだけじゃなく、お酒やおつまみの知識や興味が増えると思う。」

VR飲みイベントを主催する理由と気を付けているポイント

ここではVR飲みイベントを主催したことがある方の意見をまとめます。
始めにどれくらいの方がVR飲みイベントを主催したことがあるのか聞いてみました。結果は次のようになりました。

飲み会イベントを主催した事はありますか?

約1割の方が主催をしたことがあるようです。VR飲みイベントを開く人は一定するいると言って良いと思います。

次にイベント名と主催する理由、イベントを開く際のポイントを聞いてみました(ここでは一部紹介)

第一回社内会議
理由:社内コミニュケーション

ポイント:グーグルアンケート作成

限界!スクワット部親睦会、忘年会
理由:みんなで飲む場をつくりたかった

ポイント:インスタンス管理

VR忘年会
理由:遠隔地のフレンドと忘年会がしたかった

ポイント:みんなお酒を飲むので、フレームレート低下での酔い防止のために、重すぎるアバターとパーティクルは禁止にした。

人権集会
理由:フレンドと集まってお酒を飲みたいので

ポイント:Joinしてきた人には自分のフレンドでなくとも可能な限りちゃんと挨拶をする

九龍帝国参番街飲会
理由:そのワールドが好きだったから

ポイント:開催時間帯、開催告知の時間、インスタンスの上限管理

日本酒で乾杯イベント等
理由:自分がお酒が好きだから、みんなにもお酒を好きになって欲しいから

ポイント:ただ飲むだけじゃなくて、「日本酒の日」など普段の飲み会にはない特別感を演出するようにしている

バーチャルキャスト呑み枠 4枠合同屋台村
理由:純粋に楽しいのと、見知らぬ誰かとすぐに仲良くなれるから、普段喋らないような人とも話ししたい

ポイント:がやがやし過ぎて声が通らなくなるのは苦労する

飛行機板金愛でる会
理由:桜花広場のテスト兼ユースケース検討

ポイント:俺を楽しませろ!!の精神。

今夜のポピーは店員がいる
理由:ポピー横丁が好きだから。店舗やカウンターが多いワールドなので、その特徴を大いに生かしたかったから

ポイント:いわゆるトロールユーザーや、迷惑行為をするユーザーが現れないよう細心の注意を払っています。
そのため、会場を巡回するスタッフを配属。基本的に、スタッフも参加者も楽しめるようにという規則を第一にガイドラインを設けています。
工夫点としては、ジョイン数の制限。1インスタンスあたり最大40人になるように制限をかけています

VRC1989年以前爆誕会、オンライン日本酒試飲会
理由:既存の飲み会イベントに違和感があったため。そういうフレンド同士で会話する中で自分でやろうということになった。

ポイント:
・来てほしい層の人にだけ来てもらうために、広告が拡散されすぎないように留意すること。
・参加人数が多くなると主催としては嬉しい気持ちもあるが、規模にとらわれないこと。
・参加者同士のいざこざをできるだけ公平に調停すること。

独り身ナイト
理由:交流と閉塞感の解消

ポイント:酒が楽しめる最低限の決まりを作っておく 酔ってても分かるシンプルなもの

ウイスキーの会
理由:ウイスキーの知識、飲んだことないお勧めのものを知りたい。みんなと同じものを飲んでいいねいいねと言い合いたかったから。定期的に飲む場が欲しいと思ったから。

ポイント:ツイッターでタグを付けて、飲んでいるお酒やおつまみを共有したり、節目の時などは企画を立ててみたりしている。

焼き芋焼酎テイスティングパーティー等
理由:好きなお酒を皆で共有したいから

ポイント:他のイベントとのかぶり、わかりやすい告知など

バーチャル宴会
理由:単純に飲みたい/人と触れ合うきっかけを作りたい

ポイント:スタッフ募集/スタッフの配置

まとめ

いかがだったでしょうか?
今後に繋がりそうな意見やイベントを主催する理由や工夫を紹介できたと思います。
次回でVR飲み!アンケートのまとめも最後です。
VR飲みに関する現状の不満点と今後への期待をまとめます。
お楽しみに!


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