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ぺらふぇす御礼

 こんにちは。羊森です。
 7日にぺらふぇすを終えてはや14日。14日、2週間。いや思いのほか経過していましたね。
 今回はぺらふぇすをなんとなく思い当たった項目別に振り返ってみたいと思います。

募集

 今回100作の募集でしたが、申し込み開始から1日持ちませんでした。大変申し訳なく思っているのですが、ぺらっとの一覧表を管理する上で実はこの制限は欠かせないものなのです。一覧表に開催日前日1日でまとめきれる作数。わたしが1人で管理できそうな作数。それが100作でした。
 ではなぜ一覧表を作るのか。それはPDFをお預かりしたいからです。もしもネットプリント番号だけをお預かりするのであれば作らなくてもいいかなとも思うのですが、家で印刷できる可能性を作れるものなら作りたい。一覧表はPDFへアクセスしやすくするために作っています。
 コンビニコピー機は身近で便利でよいものですが、身近なはずのコンビニへ出かけられない状況もあります。例えば育児、例えば仕事の繁盛記、例えば自宅療養等々。そうなった場合、自宅に勝るご近所というものはなかなかないと思うのです。
 できる限り多くの方が作品にアクセスできる可能性があるといいなと思っています。ですので、そのためのPDF、そのための一覧表というわけです。
 もしも作品数を制限せずに一覧表を作るとすると、ネットプリント番号の掲載をなしにするか、いまよりさらに早くネットプリント情報をお知らせいただくという方法があったりはするのですが、それではネットプリントを使う皆さんに大変不便な思いをさせてしまいます。ネットプリントもまた大切にしたいと思っていますので現実的な方法とは言えません。
 とまあそんな感じで次回も100冊程度の制限になってしまうかもしれませんが、できるだけ多くの方に参加いただける環境をご用意したいとは思っています。

ひつじさん郵便

 とにもかくにも作品にアクセスできる方法を増やしたいということで生まれたのがこのひつじさん郵便です。
 作品を選べない、時間がかかる、郵便代がかかる。そんなデメリットをまるでいいことのように言い張ったのがひつじさん郵便です。
 デメリット、メリットになっていたでしょうか?
 自分の好み以外のものってなかなか目に入らないものです。全部見て選んだと思っても、あとで見直してこんなのあったっけ?なんていうのはよくあることだと思います。見つけられなければその作品には触れられません。こんな風にちょっと強引に差し出されることで出会う作品の中にも、実はとっても気の合うものってあると思うのです。
 それに自分宛のお届け物ってなんだかわくわくしますよね。明るい気持ちで受け取ったものって受け入れやすいと思うのです。はじめて出会うはずのものなのになんだかちょっと印象がよくなる。それってちょっとお得だなあと思ったりもします。
 皆さんがどのような気持ちでひつじさん郵便に参加してくださったのかはっきりとはわかりませんが、返信封筒を送ってくださった皆さんの添え文やタグ付きツイートからは楽しい気持ちや嬉しい気持ちが伝わってくるような気がしました。ひつじさん郵便、いかがでしたか? お手紙を作るこちらも大変楽しかったので、次回も行う予定です。ご参加、お待ちしています。

タグ

 ぺらふぇすは基本タグ一個です。実はものすごく迷いました。作品紹介と感想を分けるべきだろうか、と。ですがタイムラインってどうあっても流れていくものなんですよね。だからもういいかなと思いました。そして代わりに作品情報のまとめを作り、連絡事項もまとめ、それぞれを固定ツイートに収めました。感想はできればリプライで、ということを推奨することでご本人に届くといいなと願っていました。
 管理するタグは少なければ少ないほど運営側の負担は少ないのです。今回は1回目と言うこともあるので運営しやすい方法をとらせていただいたのですが、皆さん的にはどうだったのだろうかと少々不安ではあります。
 今年はこんな風でしたが、タグについてはまだわたしの中でハッキリと結論が出ていない状況なので、来年どうなるのかはまだ未定です。今回のことを思い返しながらいい感じに整えられたらいいなと思っています。

野生のぺらっと

 今回一番のイレギュラーがこちら、野生のぺらっとでした。なかなか良いネーミングですよね。自画自賛しておきます。
 思いのほか多くの方がぺらふぇすに興味を持ってくださったのはとても嬉しいことでした。と同時に参加を希望してくださっているのに受け入れられない状況というのはもどかしかったです。
 野生のぺらっとはそんな中で生まれたタグです。偶然の産物ですが、これは作ってよかった、やってよかったと思っています。このタグがあれば中途半端とはいえ、より多くの作品をご紹介することが可能です。
 それからこれはわたしの話なんですが、作品がいつ出来上がるかなんてわからないよ、というようなことがあります。先のことなんてわからないのに申し込みなどという約束をしなければならないのはなかなかに辛いものです。約束なしで参加できる道筋が残されている。それっていいなと思うのです。道は多い方がいいので。
 そんなわけで、次回からも野生のぺらっとタグは使用していくと思います。多くのものに縛られず気楽にいきたい方はあえてこちらを選択する、という道もありだと思います。ぺらふぇすの参加方法のひとつとしてお考えください。

ふらっぺちゃん

 おもいのほか、いやそれは嘘です思ってました。たくさんの方に愛でていただけるのはわかってました。だってそういうデザインにしていただいたのです。ふらっぺちゃんを可愛がってくださってありがとうございます。
 ふらっぺちゃんはわたしだけのアイディアで生まれたわけではなく、スタッフやデザイナーさんとの協力で生まれたマスコット羊です。イベントを運営していく上でこういった旗印はとても大切だと思っています。
 今回折本でふらっぺちゃんの成長を描きましたが、これからもなにかしらのぺらっとでふらっぺちゃんの物語を綴っていきたいと思っています。そしてふらっぺちゃんの成長と共に、イベントも成長していけるといいなと願っています。
 ということで、これからもふらっぺちゃんをどうぞよろしくお願いします。12月になにかしらグッズ販売するのが目標です。

ぺらっと

 さて、今回唐突に現れたぺらっとです。ぺらっと、A4サイズの紙一枚で作られたオリジナル作品。ぺらふぇす前にはぺらっとという文字列にそんな意味などなかったはずです。ぺらふぇすを経て、皆さんの心の広辞苑のぺらっとの項目にはきっと新しい意味が書き加えられたのではないかと思います。
 今回のぺらふぇすは実験でした。ぺらふぇす前、ぺらっとがこういうものだという外枠は作られてはいましたが、中身はなにもなかったのです。今回、折本やペーパークラフト、フリーペーパーに豆本に新聞に取説等々。実に様々なぺらっとが現れました。想像していたもの、そうじゃないもの。けれどそれら全てがぺらっとなのです。
 ぺらっとの意味を作ってくださったのは紛れもなく参加してくださった皆様です。ぺらっとを作り、ぺらふぇすに参加してくださって本当にありがとうございました。

最後に

 さて、ずいぶん色々と振り返ってしまいました。ぺらふぇす、来年もやりたいなと思っているので今回あまりスムーズじゃなかった部分や不必要に感じた事柄に関しましては、来年の開催までにはもっといい感じに整えていきたいと思います。
 とにもかくにも開催したわたしにとっても楽しいイベントでした。イベントってほんと参加してくださる方あってのものなので、皆さんにはとても感謝しています。素敵な参加者さんに恵まれてしあわせな一週間でした。
 
 さて、ふらっとぺらっと次回のイベントは12月4日のふらっとぺらっとpage1になります。こちらまだ詳細を出していないのですが、オリジナルのZINEや本に似合うオリジナル雑貨、それからポストカードをお預かりして委託販売するカフェイベントです。こちらにはぺらっとも展示しますので、コーヒーを飲みながらゆっくりぺらっとをお楽しみいただくこともできます。また委託販売作品のネット通販も予定しています。今月中に詳細をおしらせしたいと思っていますのでぜひともよろしくお願いいたします。

 ということで長くなりましたが、ぺらふぇす、本当にありがとうございました。
 


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