DINKS10年目、映画ロストケアを見た
ああうちには子供がいなくて良かった。
映画を見てまず思ったのがこれである。といっても今回だけじゃない、わりと日々、思ってる。
それは別に「子供がいたら自由がない」「子育てが大変そう」というネガティブな理由じゃなく、「大変な思いをする子供がいなくて良かった」という(私的には)ポジティブなものだ。ただこの考えを人に言うと、カウンセリングを勧められそうなので誰にも話したことはない。
子供がいたら、喜びを与えることも出来ると思う。けどそれよりも迷惑や苦労をかけることのほうが怖い。どうしてこのような考えを持つようになったのだろう。別に親から虐待を受けたわけではない。面倒はかけられているし、それをまあまあ苦痛に思っているからかもしれない。
私たち夫婦は選択的子無しなのだが、それを人に言ったことはない。
周りからは、子供が出来なかった夫婦と思われている可能性が高いし、やや同情めいた言葉もかけられたことがある。そのたび、気を使わせるくらいなら、はっきり言ったほうが良いのかと悩む。
しかし、世間の、選択的子無し夫婦に対する目は厳しい。
『楽をしている。大人になりきれてない。自分勝手。社会に貢献していない。子供が欲しいと思わないなんて可哀想。』
これらの言葉は正しいのだろうか。社会貢献については、まあそうなのかな‥(貢献とは?)と思うこともあるが、あとは価値観の問題である。
特に「楽をしている」については意義あり。私は生きるにおいて【自分の気持ちの状態を如何に楽にするか】に力を注いでいるので。仕事でも私生活でも辛い出来事を経験したのでこの考えに至った。でないと生きていけない。自分を楽にすることは悪いことではないのである。(働かないとかそういうことではない)
しかしながら、この考えも「は?」と人から怪訝な顔をされると思っているので言ったことがない。なんだこいつ、と思われるのは楽なことではないので出来るだけ回避したい。
ロストケアの感想になってなかった。
また今度書こう。
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