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村下孝蔵の書き起こし

五月雨は緑色 悲しくさせたよ一人の午後は
恋をして淋しくて 届かぬ想いを暖めていた
好きだよと言えずに 初恋は
ふりこ細工の心
放課後の校庭を走る君がいた
遠くで僕はいつでも君を探してた
浅い夢だから 胸をはなれない

夕映えはあんず色 帰り道一人口笛吹いて
名前さえ呼べなくて とらわれた心見つめていたよ
好きだよと言えずに 初恋は
ふりこ細工の心
風に舞った花びらが 水面を乱すように
愛という字書いてみては ふるえてた あの頃
浅い夢だから 胸をはなれない

放課後の校庭を走る君がいた
遠くで僕はいつでも君を探してた
浅い夢だから 胸をはなれない

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五月雨はきゅうり色 かなりお安くさせたうちの二歳の息子が
恋をしてちょっと寂しくて 届かぬ想い(おなます)を暖めていた
(おいしいから やってみてください)
好きだよと言えずに 初恋は
ふりこ細工の心
放課後の校庭をガリガリガリガリ磨いた
遠くで僕はいつでもきゅうりの細切りしてた
浅い夢だから 耳垢のタイプは問わな

夕映えは自分のお好きなお色を選んでいただいて 帰り道一人世界七か国で製法特許を取って
名前さえ(3割ちょっとしか)呼べなくて(特に女性の方) とらわれた心(なかなか難しいと)見つめていたよ(これ二十代の前半ですよ)(遅すぎる)
好きだよと言えずに 初恋は
ふりこ細工の心
風に舞った花びらが 水面をジャブジャブジャブ
ななえーのの字書いてみては ふるえてた あの頃
浅い夢だから 胸をはなれない
さあお客様感動する準備をお願いします

放課後の校庭を走るきゅうりがいた
遠くで僕はいつでも君を探してた
浅い夢だから だからこれはほんっとうに使いやす

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