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今日の記録4月7日(水)

今日の出来事

ボクラ団義『鏡ニ映ラナイ女 記憶ニ残ラナイ男』初日幕開け

東池袋にある、あうるすぽっとにて初日の幕を無事に開けることができた。お客さんの入りも、今の状況を考えたら、とてもありがたい。届ける事ができてようやく作品は完成すると改めて感じた。

楽屋にて

男性楽屋でキャストボク含めて5人で過ごしている。芝居の話、くだらない話、どうでもいい話、すぐに忘れてしまう話、つまり本当にしょうもない話が9割を占めている。今までの稽古はもちろん、稽古のために集まっているわけであり、雑談をする集まりじゃない。もちろん、隙間時間は話すことはあるけど、マスクもしてるし、稽古の邪魔になってはいけないから極力、無駄話は避ける。しかし、楽屋という限られた空間と限られた人数になるとそれなりに会話は生まれるものだ。今は稽古後にご飯や飲みなどに行けない状況だから、意外と同じ作品に出演してるのにほとんど話したことな共演者というのが結構いる。ぼくは知り合いが多かったためにその状況ではないけど、初参加のメンバーは未開の共演者がいたりする。舞台というのは規模にもよるけど、大体、稽古期間は1ヶ月、本番は1〜2週間というのが多い。その限定された中で、初めまして同士だろうが、1つの作品をクリエイトしていく。終われば即解散という、少し特殊な作業だ。ぼくは少しでもコミュニケーションを取って作っていきたい人間だから出来るだけ話す機会を作ろうとしている。それでも話しかける機会を失う時もある。役者は表も立つ仕事だけど、意外と普通の時は人見知りする人が多いと思う。これは今まで出会ってきた人を総合してそう思う。普段は人見知りだけど、芝居の中では別の世界だからあんなに堂々と立っていられるし、話していられる。人間とは本当に不思議なものだ。だいぶ、話が逸れたなと気づいたから、ここで戻そうと思う。今まで稽古では関わることがなかった共演者が限られた楽屋では話すようになる。つまり環境というのは人間関係においても非常に強い影響力があるというのがわかる。

祭りの後

このご時世、打ち上げもないけども、ほとんどの団体は舞台の初日と千秋楽に乾杯をする。今日は初日だったから普通の状態なら初日乾杯というのをする。お店で軽くやるときもあれば、劇場内でみんなで一緒に缶ビールやジュースを片手にする時もある。しかし、今は出来ない。もちろん、飲むのが目的ではないから、舞台という仕事に支障をきたすことはないけど、やはり寂しい。春に桜が、夏に花火が、秋に紅葉が、冬にイルミネーションがないような。そんな気持ちになる。なくても時は経つけれどなんだか素っ気ない。人と過ごすのが好きなんだ。

終わりに

このご時世でも劇場で観てくれる人、劇場には来れないけど配信で観てくれる人がいて、本当に嬉しい限り。もちろん、今回が観れないからと言って何かというわけでは全くない。ただ、こうやって本番が出来て、観てくれる人がいるという事実が嬉しい。明日は2公演。夜公演は生配信もある。多くの人に楽しんでもらえるように準備をしよう。まず、すぐに出来ることは寝ること。おやすみなさい。

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