台風ウネリを堪能からの地引網、祝勝会で締め

夏のエリア規制解除後、初の週末サーフとなった9/7(土)

この日は週の中頃より期待と不安を抱いていた日
何故かというと、台風13号のウネリが丁度いい感じで届きそうだったのが一つ。そして前回でも最後に少し触れましたが、初参加となる“サーファーズ地引網”があるという事

5:00起床。外はまだ暗いです
一気に陽が短くなりましたよね
何か寂しいです...

まずはサイトで波チェック。予想に反してサイズが無い

これは二度寝だなと判断し、もう2時間グダグダw

前日、突然知人からサーフィンを教えて欲しいと連絡があり、8:00にショップで待ち合わせしていたのでそれに合わせて出ます

彼は知る人ぞ知る(なのか？)ボイスパーカッションのアーティストで、普段は某所でBarを経営しており、Liveや他の仕事が無い時はバーテンです

その彼が所属するバンドのLiveを一度観に行った事があるのですが、ドラムの細かい音まで全て口で奏でます。ハイハットとスネアとバスドラを起用に一つの口で表現する。口の中どうなってんだろ...

それはさて置き、Liveの彼は非常に雰囲気があって恰好いい印象でしたが、ショップに現れた彼は二日酔いの疲れ切った酔っ払いでしたwww

波はアウトはそれなりにサイズが上がってきましたが、インサイドの浅いところで練習するには丁度良い感じでした

念入りに準備運動をし、まずは陸上でテイクオフの動作確認
ショップのスクールとかであればパドルの動作から教えるのかもしれませんが、自分はまずは楽しさを知ってもらいたいので立つ事を第一優先でレクチャーしました

なので、一先ず海へ入り腹ばいになってもらい波に合わせてボードを推します。「立って」という自分の声に合わせてテイクオフという段取りだったのですが、それ以前に腹這いの時点で何度もひっくり返ってました...

何とか根気強く繰り返しやっていたのですが、7,8回目が終わった時に「トイレ行く」と。どうやら二日酔いにプラスして波に酔ったみたいで限界だったらしいですwww

トイレから戻ってきてからは、一先ず太陽を避けられる場所で寝てろと指示

それから11:00までサーフィンを楽しみ、一旦解散。すぐ集合です
そう、緊張の『地引網』です

ボイパの彼も地引網の飲みまでは行くと言っていたので、起こして先に皆と一緒に会場へ行ってもらいました

自分は帰宅してシャワーを浴びて着替えてすぐ出る！はずだったのですが...

まさかの寝落ちwww

結局終了30分前に現地到着し、缶ビール1本飲んで終了

いそいそと次の『祝勝会』へ向かいます
夕方から店を開けないといけないとの事で、ボイパの彼とはここでバイバイ

何一つ楽しくなかったであろうと思っていたのですが、「腹這いでも波に押された感覚が気持ちよかった！次こそリベンジ来るからまた教えて～」と意外な反応

まあ、楽しんでもらえたなら良かったと自分に言い聞かせ見送りました

ショップ前に着くと既に自分達以外の人は来ており、着いてすぐに『祝勝会』がスタートしました

何の祝勝会かというと、毎年8月に開催されている『全日本サーフィン選手権』というアマチュアナンバー１を決める大会があるのですが、何と同じショップに所属しているユウジ君がロング・マスターズクラスで見事優勝しました！

これ、めちゃめちゃ凄い事です

全国各地にエリア毎の支部があり、合計で確か約70くらいの支部があるのですが、春先の各支部予選を勝ち抜いてきた強者達が集い、日本一を決める大会がこの大会です

そんな強者達が集う大会でセミファイナルを除いて全て1位通過！(ファイナル以外は基本2位まで次のラウンドへ進めます)

ちなみにユウジ君、自分と同世代...(確か同い年か一つ上位だったかと)
素直に誇りに思います

最初の挨拶やら何やらが終わり、乾杯
ここからはいつも通りの飲みとあまり変わらないwww
ちなみにこの日は会費等一切掛からず全てタダでした

最後はタダ飯・タダ酒に感謝しつつ皆で後片付けをしてお開き
自分は途中寝落ちを挟んでいたので余裕がありましたが、他の先輩方は既にグダグダですw恐らくこの後も行くのでしょうと思いつつ、しれっと帰りました

何故なら、次の日が台風スウェル本番と誰もが思っていたから。グダグダな先輩方を除いて

8日(日)は思っていたよりも波が良く、午前中で大満足。「もう今日はいいや～」ってなる位乗りました

と、こんな感じの週末を過ごした訳ですが。少しトーン変えます

サーフィンをしていると自然の偉大さや素晴らしさを感じたり
時には脅威に感じる事も少なくありません
自然の猛威はとても人の力で敵うものではなく、今回の台風の被害状況を知り「自然とはこういうものなのか」と改めて感じ、何だか心の隅が少し痛くなりました

決して自然が意地悪をした訳ではないので

今もなお、ご不便な生活を強いられている方々には心よりお見舞いを申し上げます

どうかご無理なさらずにご自愛ください
そして1日でも早くライフラインが回復し、元の生活に戻れる事を心より願っております

あともう一つ書きたい事があります。これは結構前から思っている事です

サーフィンをやっている身として、波のサイズが上がりテンションが上がるのは同じサーファーとして共感できます

ですが、想定外の事が起きた時に“自分の力でどうにかなる・ならない”かは、半分は自分判断。ですが、残り半分は自然が判断します

「思ってもいなかった」や「こんなはずじゃなかった」では遅いです
海上保安庁の方が助けに来てくれるかもしれません
でも、よく考えて下さい
その方々も命がけです
その方々にもご家族がいらっしゃいます

この夏も立て続けに湘南でサーファーの方が亡くなられたニュースを見て、何ともやるせない気持ちになりました

そして、救助に向かった方やサーファーのご家族の方はもっともっとやるせない気持ちだったんだろうと想像すると、また心が痛くなります

自分は最近そんな事を考えながら海を見て判断しています...