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DeFiの大本命 Curve.fiの始め方


今年の6月ごろから「DeFi(Decentralized Finance/分散型金融)」という単語が仮想通貨界隈で話題になっています。
8月には、某有名炎上系ブログにて「DeFiに使われているトークンの価値が何倍にも膨れ上がった。投資しよう!」といった発信がされ、日本国内でも話題になってきています。

今回は、DeFiを語る上で不可欠な「Curve.fi」について、そもそも何なのか?について書かれた英文記事を翻訳したので、ご紹介したいと思います。

なお、この記事に「金儲けの仕方」や「投資アドバイス」を行う意思も意図はありませんので、ご承知おきください。

翻訳元:

Curve.fiは、たった数ヶ月で最大のDeFiプレイヤーの一つになりました。
史上最多取引高の4700万ドルのボリュームで、預かり金総額2500万ドルに及びます。

Curveを始めることは簡単ではありません。
理解しなければいけないことがたくさんありますし、独特なUIが取っつきづらくしています。
この簡単なFAQは、Defiとは何か、仮想通貨とは何かを知っているが、Curveについて知らないという初心者向けに作りました。
Curveをどうやって始めれば良いのか、どう動いているのか、どうやってお金を稼ぐのかについて、頑張って書いていきます!

Curveは一言で言ってしまえば、今すぐDeFiを始める一番良い方法です。
そして、だからこそこのプラットフォームは注目されています。

私は、Curve.fiチームの関係者ではありませんが、この文章(原文)はCurveチームにファクトチェックを受けています。

Curve.fiとは何ですか?

Curveは、取引所だと理解するのが一番簡単かと思います。
取引所の利用者や、分散型のプロトコルが、DAIやUSDCといったステーブルコイン(ドルでペックされたコイン)を低い手数料とスリッページで交換することが主要な目的です。
売り手と買い手を結びつける通常の取引所とは異なり、Curveは、Uniswapのように「流動性プール(後述)」を利用します。これを実現するためにCurveは、流動性プールを提供する存在に報いるために流動性(トークン)を必要とします。

流動性プールとは何ですか?


あなたがもしイーサリアムやDeFiに詳しくない方であれば、流動性プールというのは何か複雑なものだと思われるかもしれません。できる限りわかりやすく説明しようと思います。

流動性プールは、スマートコントラクトの中にあるトークンの貯蔵庫(プール)です。
もしあなたが1USDCが1DAIになるDAIとUSDCの貯蔵庫(プール)を作ろうとする場合、同量のトークンが必要になります。例えば、1000トークン(1000DAIと1000USDC)が貯蔵庫(プール)の中に必要になります。

トレーダー1さんが、100DAIを100USDCと交換する時、あなたは1100DAIと900USDCをプールの中に入れることで、USDCの価格がほんの少しだけ下がるように設定します。こうすることで、他のトレーダーがUSDCをDAIと交換するよう促し、プールの均衡を取るのです。
あなたはそれぞれの貯蔵庫(プール)の詳細を見ることができるので、このことはあなたが預け入れをするときの利点になります。

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(*Image from Original source)


上の画像は、Y貯蔵庫(プール)のスクリーンショットです。
DAIの割合が低くなっていますが、このことは、あなたが少し多くのトークンを売れるということです。
トレーダーに対して、価格をあるべき姿に戻す動機付けを与えるということが、最も基礎のアイディアです。(このケースを1とします。)

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(*Image from Original source)


何故これだけ早く広まったのか?


ステーブルコインは長いこと仮想通貨に切っても切り離せないような存在であり続けています。
だけども、ステーブルコインにはたくさんの種類があります。(DAI、TUSD、sUSD、bUSD、USDCなど、たくさんあります。)
この現象は、仮想通貨のユーザーが様々なステーブルコインを他のコインに交換したいという大きな需要があることを意味するのです。
手数料とスリッページが低いことから、Curve.fiはこれらの需要を満たす最も良い場所になったのです。

Curve.fiは高額のAPRを提供できたのか?


毎回誰かがCurve.fiで取引をすると、流動性の提供者たち(Curveに資金を提供した人)は、均等に割り振られた少額の手数料を手にします。
これが、高額のAPRsを大きな取引量とボラティリティで見ることができる理由です。

ただ、ここにはもっと大きな理由があります。
流動性プールは、裏で(cPoolのための)Compoundのような貸し出しプロトコルを供給しています。
このために利用者は、交換手数料の上に、更に多くの利子を得ることが出来るのです。
y貯蔵庫(プール)というものがあり、すべての貯蔵庫(プール)は、PAXやY、BUSDに代表されるyトークンというものを利用しています。
また、これらはiEarn(後述)というプロトコルを利用しています。

手数料は取引量に依存するため、毎日のAPRsは極めて低いものになったり、極めて大きいものになったりします。

sUSDやren、sbtcなど、いくつかの貯蔵庫(プール)は貸し出しプロトコルを備えていないものもあります。

もしあなたがリターンの源泉はどこにあるのだろうという疑問をお持ちでしたら、
簡単な答えは、貸し出しプロトコルを利用している人からの手数料と利子だということができます。

Yプロトコルの中のy貯蔵庫(プール)とは何ですか?iEarnとは何ですか?


iEarnは利回りを提供するアグリゲーターです。
もしかすると、Compoundは最も良い貸し出し利率を提供していないと感じているかもしれません。そして、あなたのそのお考えは正しいです。
何故なら、yトークンの残高は自動的にプロトコル上で最良のレート(Compound、AaveやdYdX上)のステーブルコインになります。
これらは無償で、Curveと同様に管理者が居ない、非中央集権型のサービスです。
複数のプロトコルを使うこと自体が、大きな脆弱性を秘めています。
このことが、yプールがよりハイリスクであると考えられている理由です。

“Deposit wrapped”オプションとは何ですか?


(Cトークンもしくはyトークンのみに該当します)
もしあなたがステーブルコインを貸し出し機能のあるプール(貯蔵庫)に預け入れをした場合、Curveは自動的にあなたのトークンをCompound上のcトークン、もしくは、iEarn上のyトークンで包み込みます。

このオプションは、以前からiEarn上にトークンを包んでいるる場合や、Compound上に預けている場合にのみ考慮する必要があるものです。
もしあなたのステーブルコインが元の形のままであれば、あなたは”DepositWrapped”オプションを無視して大丈夫です。

あなたがCurve上に流動性を提供すると何が起きるのですか?


預け入れページに移動して、ステーブルコインを預け入れると、貯蔵庫(プール)内のトークンを分割します。
もし1000DAIをyプールに預け入れしたいという時に必ず考慮しておかなければいけません。何故なら、下のスクリーンショット画像を見てもらうとわかるように、あなたは、46.1DAIと314.5USDCと、490.2USDTと149.2TUSDを受け取ることになるからです。
これらの価値は人々がトレードを行い、ステーブルコインの裁定取引をするたびにしばしば変わります。

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(*Image from Original source)

自分が預け入れしたコインに意味はありますか?


追って説明する預け入れボーナスとは別に、問題にはなりません。
あなたのトークンは貯蔵庫(プール)内で分割されますが、あなたのリターンに影響するものではありません。なので、リターンに影響するということを気にせず、好きなだけ預け入れしてみるのが良いと思います。

預け入れボーナスを理解しよう


上記のスクリーンショットのように、DAIはプール内でとても低い割合となっています。なのでもしあなたがyプールに入ろうと思った場合、あなたはDAIを預け入れすることが良いでしょう。スクリーンショットから分かるように、DAIを預け入れることですぐさま0.775パーセントのボーナスが手に入ることがわかります。

この理由は、DAIは現在ほんの少し高額なので、もし中央集権型の取引所に行った場合、1ドルではなく、1.007ドル程度で売れてしまうからです。
預け入れボーナスはこの状況を考慮しています。

もう1つの理由は、貯蔵庫(プール)は常に自分自身で同じ割合(この場合は、DAI25%という比率)にリバランスしようとするのです。
なので、最低の割合でコインを預け入れすることで、あなたは預け入れボーナスとBTCプールに申し込むことが出来るのです。

それは、私が自由にステーブルコインを引き出せるということですか?


引き出しをするときにも同じ原則(逆のバージョン)が当てはまります。
もし多額のステーブルコインを引き出したいと考えているのであれば、ボーナスを受け取ることができます。また、あなたはどのステーブルコインを引き出すことができます。

どのくらい早く利子やcompoundがたまりますか?


貸し出しプロトコルを利用した貯蔵庫(プール)の利子は、手数料が支払われたのち、ブロックごと、もしくは15秒、もしくは即時に支払われます。
この処理は自動で為されます。

アービトラージとはなんですか?


アービトラージは、売買双方で同時に発生します。
私たちの場合、トークンで利益を得るために使われます。
仮想通貨マーケットは流動性に欠けることが多く、Curveのようなプロトコルによって、利益を得られるような価格の不一致が生じます。これはトレーダーが利益をあげる機会になります。

例えば、このURLを確認してみてください。
https://etherscan.io/tx/0x259b7ac1f50554fe5ddcfeea7b4fa90ad70356ddfbbd341289db0dfbf99447f9

このトランザクションでは、誰かがCurveとOasisDexで$200程度を稼ぎました。これは、この文章の前半で流動性プールについてお話しした内容に戻ります。この考え方は、トレーダーに価格の不一致の利点を与えることで、皆が報われるような仕組みです。

“Incentivizedプール”とはなんですか?


とりわけ機会コストがない流動性プールは、ステーブルコインをペッグさせる良い方法です。価格がペグ価格から滑り落ちると、トレーダーがアービトラージ(前述)がしやすくなります。これは、ステーブルコインを開発しているあらゆる企業や団体にとってとても大切なことです。0.98ドルのステーブルコインを持つことは、幸運とは言えません。

結果として、Curveの中のプールのいくつかは、”incentivized"しているものもあります。このことは、交換手数料と貸し出し手数料を上乗せして、企業(現状SynthetixとRen)はプールに自らのコインで流動性を提供した人々に報酬を与えているということです。
現在、2つの”incentivized pool”があります。


“Incentivized pool”の利点を享受するためにはどうすれば良いですか?

Curve上のsUSD若しくはsBTCプールに預け入れを行えば、MintrでステーキングができるLPトークンを受け取ることができます。
(Mintrは、https://mintr.synthetix.io をご覧ください。)

LPトークンを受け取り次第、プールに参加したことに対するリワードが徐々にたまっていきます。このリワードは何度でも好きなだけ求めることができます。

新たなsBTCプール上のインセンティブはなんですか?


ビットコインが異なったイーサリアム上で急速に成長する中、Curve.fiは、2つの新たな流動性プールを追加することでトークン化されたビットコインがペッグを保つようにしています。

新たなsBTCプールはRENとSNXによって”incentivized"されています。
このプールはrenBridge経由でnativeビットコインを使って公開市場で入手することができるイーサリアム上の異なった趣のビットコイン(wBTC,sBTCとrenBTC)の流動性を得ようと求めています。
renBridge:https://bridge.renproject.io/

上記で説明した考え方は、あなたがステーブルコインの代わりにトークン化されたBitcoinを提供する場合を除き、この新しいプールに当てはまります。

交換手数料のトップに、流動性を提供する報酬として受け取ることができるという点で、このプールは参加する意義のあるものです。

・SNX
・REN
・CRV(Curveトークンとしてリリースされる予定)
・BAL((https://balancer.finance/ のネイティブトークンです)

この報酬は10週間続き、sUSDのプールによって、延長されることがあります。

これについての詳細は、下記をご確認ください。
https://blog.synthetix.io/btc-yield-farming-pool/

何がAPRのインセンティブを動かしているのですか?


sUSDプールは、年率38.31%のSNXを稼いでいて、これを変更する3つの変数があります。
・SNXがLPトークンをMintrでステーキングする人の人数に基づいて分配される場合、多くの人が参加すればするほど、報酬の取り分は少なくなる。
・SNXの価格(SNXの価格が上がれば、年間報酬額が上昇する。)
・週間報酬の大きさ(現状は48000SNX)をCurveとの連携によってSynthetixが再評価し、減少させる場合

CRVトークンとはなんですか?


CRVトークンは、2020年夏にリリースされる予定のCurve向けのガバナンストークンです。Curveのプールに参加した全員は、遡及的にCRVトークンを入手します。
詳細は、追って公表される予定です。

Curve.fiのスマートコントラクトはどうやって監査されましたか?


Trail of Bitsによって監査されました。https://www.curve.fi/audits

Curveのスマートコントラクトはどこで見れますか?


https://www.curve.fi/contracts

内在するリスクはなんですか?


セキュリティ監査はリスクを完全になくすものではないので、今後Curveのスマートコントラクトの中に脆弱性が見つかることがあります。
大きなリターンはリスクなしには得られないのです。

あなたがプールに入る場合は必ずCurveのスマートコントラクト自体、プールの中のコインの全体的なリスクを受け入れなければなりません。
例えば、あなたがUSDTに触れたくなければ、USDTの入ったプールには参加することはできません。

Curveは貸し出しプロトコルにスマートコントラクトを利用しています。
このことは、(yプールとcプールのみについて)、リスクは山積みにあるということです。あなたのリスク許容度に応じてプールを選ぶことが重要です。

監査の上に、Curveプールは現在およそ6ヶ月近くで数百万を抱えており、
これはいうまでもないことですが、ハッカーは資金を盗み出そうと途方も無いような回数試行し、失敗に終わっているはずです。

DeFiは、CurveやそのFAQのそれぞれと同様とても新しいものです。

どうかあなたの生活資産や無くしてはならない資金をCurveに、特に流動性プロバイダに提供しないでください。

英語版著者のツイッターはこちら: https://twitter.com/charlie_eth

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