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【進捗報告】著者校正終了

先週末(10月上旬)に復刊版『ブラックロッド』の著者校が終わりました。
正確には、初校の著者校が手を離れ、今、編集さんに細部の確認をしていただいているところです。

このあと、編集さんからの確認点を詰めてから再校に移ることになります。
たいへん丁寧な段取りでやらせていただいています。

ラノベとかエンタメとかは、基本的に「速度」の世界なわけで、
「校正紙を1ヶ月間手元に置いていじれる」というのは、なかなかない条件でした。


……といっても、丸々1ヵ月校正作業をしていたわけではなく、
「うわー、なんだコレは! 恥ずかしい! 目が滑って読み進められない!」とか、
「今日はまだ無理だ……ほかの仕事をしよう……」
とか言ってた時間がかなり長く、実作業は最後の1週間くらいに集中していましたが。

それでも、この1ヵ月のおかげで、
「ま、コレはこういうものであり、コレなりに体裁を整えてやらねばな」
くらいに思えるようになったので、言うなればこれは「過去と向き合うために必要な時間」だったと言えます。
1ヵ月もらってなかったら「目が滑る!」の状態で校正をしなければいけなかった。危ないところだった。


最後の1週間は寝たり起きたりしながらひたすら著者校。
上に上がっている動画は、ラスト2日の状況です。

校閲さんの校正紙とつき合わせてチェックしたり、加筆部分用の別紙資料を作ったり、最後の通し読みをしたりして、作業終了したのが提出予定のミーティング当日の朝。

実はこれはGoRAさんの別件のミーティングのついでに設定された日で、なんならもう何日か引っ張ることもできたのですが、フルハシのほうが「もう、この勢いで終わらせたい」という心境だったので、徹夜で作業して事務所に行って、結局別件のほうは欠席して事務所の物置部屋で寝ているという……。

その後、ミーティングが終わってほかの人たちが宴会モードになっている横で、編集さんと校正紙のチェック。
いい歳をして、大学のサークルとか高校の文化祭みたいな仕事の仕方をしていますが「楽しくやってるんだな」というところを見ていただけたらと思います。

ちなみに最後に出てくる編集さんは、フルハシやGoRA関係者の何人かが長年お世話になっているベテランの方で、GoRAやWiZHにとっては「部活の顧問の先生」みたいな人です。
基本、子供みたいなおっさんだらけの団体なので、ちゃんとした大人の人にいてもらうと安心感がある……!


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■ 『ブラックロッド』2023年復刊 ■
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