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性格を見極めることは、大事です💖💖💖

以前、このような記事を書きました。ごく最近だと思っていたら、1年前でしたね。

さて。このところ、noteでつながっている方たちとお話していて、ひょいと気が付いたことがあるので、今回はこの記事を踏まえつつ、もう少し広げていってみようかなと思います。

鳥さん、ことにインコたちに多い症状に、「毛引き症」あるいは「自咬症」(じこうしょう)というものがあります。

私もこれまでの記事で、我が家のインコを紹介するとき、触れたこともあります。鳥さんが、自分の毛をむしってしまったり、自分の皮膚を噛んで血を出してしまう状態のことです。

寄生虫などの病気が原因で発生する場合もありますが(ウイルス感染で、生えてきた羽毛がパラパラ抜け落ちる場合もありますので)、多くの場合は、心の病です。

かわいがってくれていた飼い主さんが、自分に飽きた。仕事が忙しくなって(結婚・出産・育児などももちろん含みます)、以前のように遊んでくれなくなった。自分以外の鳥や動物が来た。

理由は様々ですが、要するに、これまで自分に注がれていた愛情が、感じられなくなって、悲しくて、寂しくて、どんなに訴えても状況が好転しないので、自分を傷つけて憂さ晴らしをする行為ですね。もちろん、傷ついた姿を飼い主に見せることで、心配してもらって、自分に愛情をかけさせようという知恵も働いているでしょうけれどね。

今、我が家には24羽のインコがいます。このうち、いわゆる手乗りインコは、6~7割。我が家の最大種族のオカメインコは、高齢化も進んでいたりして、以前ほど人と遊ばなくなった子も少なくありません(note始めたときに比べたら、ほぼ20羽いなくなりましたがね(^^;)。

ただ。或るご自身の愛鳥さんの毛引きに悩んでいらっしゃる方の記事を拝見して、コメント入れていた時、ふと気が付いたんです。

「うちの子、みんながみんな、毛引きしているわけじゃないなぁ」

それで、毛引きをしている子と、していない子の違いを考えた時、腑に落ちたんですね。それは、その子が鳥さんを好きかどうかが決め手だと。

手乗りインコですので、人にかまわれることが好きではあるんです。けれども、育ての親よりも、鳥さんが好きという子がいます。大人になったら、人が嫌いになる子がいます。それは同族のインコが好きになる子ですね。

人と鳥さんと上手にバランスを取る子もいます。こうした子たちは、毛引きをしません。彼らの愛情のベクトルが、人に向かってないからです。もし、飼い主の愛情がほかに向いても、自分が好きな対象が別にいるので、気にならないようなのです。

一方、毛引きをする子は、鳥さんに関心がありません。飼い主さん一筋。自分を人と勘違いしているようなところすらあります。だから、飼い主さんの愛情を感じられなくなると、絶望するようです。一生懸命に気を引いてみたりもするし、鳴き声で訴えてみたり、強く咬んでみたりして、気持ちを伝えようとします。それでもダメな時、彼らは自傷行為に走ることになるのですね。

私の相棒のコミドリコンゴウインコのピポナは、現在、胴体にほぼ羽毛がありません。首から上はふさふさしていますが、それはくちばしが届かなくてむしれないからです。痛いのでしょう。きぃきぃ泣きながら毛を抜くんですよね。ついには、長くて美しかった尻尾まで引き抜いてしまって、私は頭を抱えたものでした。

彼女はボスを気取るタイプではないんですね。どちらかと言えば、末っ子気質で、人からも鳥たちからもかわいがられたい子なんです。それが、オカメインコでも彼女を気にかけていた先輩たちは、相次いで天国に帰り、気が付けば中型インコのグループでは一番年上になってしまいました。

やって来る後輩たちは、自分に対して遠慮もしないし、時にはお説教すらします。しかもこういう家にやって来る子たちですから、肝も据わってますし、頭もいいんですよね。それでも先住のピポナはどうしても優遇されますし、一番においしい思いをすることもあります。それが後輩たちには許せなくて、ピポナに文句を言うこともあります。甘えん坊気質のピポナは、それらをうまく処理できなくて、イライラが募り、自傷行為に走ることになるようです(それでも、やっと尻尾は復活してきました。どうやら、長い尾があるほうが都合がいいと、気づいたらしいです)。

ピポナの関心は人、しかも主に私に集中しているので、私を独り占めできないことにもイライラすることも多いです。ただ、鳥さんが天国に帰った時、私を案じて一生懸命アピールしてくれるのも彼女です。

「かあさん、落ち込まないで!! 私がいるよ、ピーちゃんがいるでしょ!!」

まだ記事にしてませんが、先日アオハシインコが天国に帰った時、オカメさんの世話をしていて、ひょいと目を上げると、ピポナとばっちり目が合いました。静かだなぁ、と思って、彼女のほうを向いたのですが、ピポナは私を見守っていたようです。そして眼が合ったとたん、大きくうなずいて、上記のように伝えるべく、叫び始めたのでした。私が「うんうん、大丈夫。ありがとうね」とうなずき返しながら言ったのは、申し上げるまでもありません。

ただ、鳥さんに限らず、人よりも同族が好きな子が、独りになった時は、注意が必要です。つかず離れずくらいならまだ良いのですが、人がその子の本当の支えになっていないので、落ち込みが大きいのです。もちろん、独りになったのを機に、人と親密になれるなら良いのですが、分離不安に陥ることもあって、対応が難しくなることもあるんですね。

私が小規模であっても、多頭飼い(複数の動物と暮らすこと)をお勧めするのは、仲が良かった仲間を喪った時の気力・体力の低下の防止の意味も考えてのことです。

そして、それぞれに事情もあるとは思うのですが、人以外の命との暮らしを長く続けるおつもりならば、多頭飼いをお辞めにならないことも併せてお勧めします。ご縁があれば、お迎えを考えていただきたいですね。あ、もちろん無理のない範囲で、ですよ。無理は誰のためにもなりませんから。

予定をちょっと変えて、昨年の記事の追加みたいなものを書かせていただきました。来月の一日までコンサートもないので、もう数本鳥さん関係の記事を書こうと思っています。

いやぁ、今日も酷寒でしたね。朝は雪も降ってましたし。予定通り、インコたちは早じまいです。今、文句言ってますけれどね(^^;

明日は、少しマシらしいです。さすがは2月末。皆様、どうぞくれぐれもご自愛くださいませm(__)m💕💛

ここまでお読みくださった方々に、心から感謝いたします💖💖💖


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