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久しぶりに園芸作業をしながら・・・・・。

《今から、気の向くままに書き散らそうと思いますが、途中で、虫のことが出てきます。虫が嫌いな方(特に芋虫系)、ここでUターンされることを強くお勧めいたしますm(__)m💕💛》


今日は朝から気持ちの良い晴天のうえ、予報通り、本当に暖かい。自然に身体が動いて、朝からバタバタ動いて、そして、気になっていた園芸作業に取り掛かるため、庭に出た。

我が家の庭は、ちょっと一般的にイメージされるものと違って、いわゆる”地植え”あるいは”露地植え”というものができない。地面と呼べる場所には井戸があって、タンクとかモーターとかがあり、植物は植え込めないのだ。

ただ、玄関までに短い通路があり、その両脇に台が作られている。そこに、鉢植えの植物が並んでいる。それらは、相方の亡き父親と相方が据え付けたもので、私はかかわってはいない。彼らはDIYが得意な人種なのだ。ここの地面はコンクリートで固められている。

写真を撮ろうと思いつつ、出来てないのだが、今、梅が盛りだ。相方の父親は紅白の梅を育てていた。そのひとが亡くなって、世話を私が引き受けた。紅梅は、もう終わりだ。そのあとに白梅が咲き誇っている。

もう長いこと植え替えてないので、今年こそは、と、思っているが、今日の植え替えのターゲットは、梅たちではない(花が終わってからですね)。

先月の下旬だったかに、防寒も兼ねて、固めてある鉢植えの調子を確かめるため、一本一本揺らしてみた。ここで、鉢と一緒に樹が動けば、ひとまず安心。樹だけがぐらつくものは、危険信号なのだ。

昨年の秋にコガネムシの幼虫に根っこのほとんどを食べられて、瀕死状態になったバラがいたのだが(「アプリコット・ネクター、危機一髪!!」という記事にしました)、同じ危険にさらされている可能性があるのだ。

で・・・・。この時、一鉢、ぐらぐらするものを見つけた。かなりまずい。秋ごろのバラと、ほぼ同じ状態である。春が来る前に、鉢の中を確認して、植え替えをしないと、御臨終である。

そうは思いつつ、今日まで来たのは、勿論私がぐずぐずしていたからだが、あえて言い訳をするなら、今年の冬の寒暖差の大きさとお天気の不安定さにもよるのだ。ただでさえ弱っている樹の植え替えだから、あまりにも冷え込むときに作業するのは、怖かった。しかも、今一つ晴天が少なくて、気合が入らなかったのだ。

今日やる気になったのは、これがベストタイミングだということだろう。そういうことにして、始めた。

鉢から樹を持ち上げると、するりと抜けた。根っこがほぼない。ただ、白い新しい根っこがたくさん出てきているのが救いだ。それは、この樹がまだ生命力を持っているということ。生きようとしている力があるということだから。

次に鉢の中の土を出してゆく。
あれ? 虫がいないぞ??? コガネムシの幼虫の仕業じゃなかった・・・・・はずはなかった!!!

雪が積もったり、年明けから寒波が来たせいもあって、連中は鉢の底の方に移動していたのだ。土をかき分けてゆくうちに、出てきたよ、ごろごろと!!!!!

秋に観たバラの鉢から出てきた連中より小さい感じがしたし、色も違っていた。おそらく時期的に、そろそろさなぎに変わろうとする頃合いだったのだろう。今回も7~8匹出てきた。本当に、コガネムシの幼虫の食欲のすさまじさには恐れ入る。敵ながらあっぱれ! と言ってやりたいところだが、こういう時の私には、そうした寛容さはない。

園芸という行為自体が、言ってみれば、人のエゴ。植物を健康に育てたい、という願いに立っている以上、コガネムシの幼虫はやはり、厄介な存在なのだ。植物にとっての生命線の根っこが彼らの食料である以上、育てている側は、やはりコガネムシの幼虫には退場してもらわなければ、困るのである。

ひとまず、被害に遭った樹を新しい鉢に新しい土で植え替えた。かなりの量の根っこを取ったので、枝も剪定しなくてはならない。これは、2年前、買ったばかりのバラを枯らした時に、偶然見つけたYouTubeの動画で知ったことだった。根っこの量と枝の量のバランスが悪いと枯れてしまうのだと。

だから、根っこを大量に亡くした場合、上部の枝も減らしてやらないと、根っこを伸ばすために使うべきエネルギーが、葉っぱを出すほうに使われてしまって(光合成をしようとするためらしい)、結果的に樹木が枯れてしまうのだそうだ。根っこから植物は栄養や水を吸収するのに、その肝心の根っこがないのに、葉や芽を出しても、栄養分が摂れないままで、枯れてしまうのだと。

剪定してみたら、枝の切り口の色がかなり悪い。生きていれば、緑っぽい色をしているのだが、どうも枯れ枝のような色をしている。処置が遅かったかもしれない。どうなるかはわからないが、かなり小ぶりの素焼き鉢に植えこんで、雨風にさらされない場所に置いてみた。

ただ、そこには先住の植物がいた。かなり大鉢のアジサイである。昨年あたりから、”植え替えして~!”のアピールがあったのだが、いろいろ都合もあって、スルーしてた鉢だった。ついに、その願いをかなえたのだった。

こちらも随分放置していたので、もう根っこがパンパンだ。鉢(あとで聴いたら、それは植木鉢ではなく、本来は味噌を入れる容器だった!!)から抜くのに、えらく力と時間が必要だった。プラスチックの容器は、すっかり劣化していたので、バリバリ割りながら(つまりは、壊しちゃったんですな)の作業だ。割るというより、はがす、という感じだった。

やはり、植物本体が健康なら、病害虫を寄せ付けないものらしい。土こそ古くなっていたが、立派な根っこが回っていた。もっとも、雑草がかなり生えていたから、このまま放置を続けていたら、もしかしたらこの夏あたりは危なかったかもしれない。ただ、かなり古い根っこもあったので、少し切らせてもらった。

そうして、新しい鉢(これは新品というわけではなく、使いまわしのものです。大きな鉢は高いし、なかなか数がありません)に、植え込んだ。鉢が大きいと必要な土の量も増える。どんどん入れてゆくのは、なかなか快感である。ただ、予定よりも土を使ったので、今日の作業はここで終了である。

一番気になっていた樹の植え替えが終わったので、ひとまずほっとした。明後日、雨になって、気温も下がるというのだが、それ以外は気温が高い日がしばらく続くらしい。今週の土曜日はコンサートなので、作業ができないが、それ以外はしばらく予定がないので、出来る限り作業をやっておこうと思っている。

具体的な作業に集中すると、割に気持ちがほぐれてくるものだなぁ、と、思ったりもする。土に触れるというのは、やはり精神衛生に良いらしい。お天気も良かったし、ぽかぽか陽気だったのも助かった。汗もそれほど出ず、快適な時間だった。

これを書きながら、当初は頭にあった雑念も消えていた。書くことで、ちょっと気持ちの整理もできたのかもしれない。

今夜、noteにやってきたら、「あなたの記事が、6000回スキ! されました!」との編集部からのお知らせが届いていました。私の書くものに、お気持ちと時間を使ってくださっている皆様に、心から感謝いたしますm(__)m💕💛

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