ヲタク、WBSを受験する

ヲタク、大学院を選ぶ。の続き。

さて、理由は何であれ志望校が早稲田大学 大学院経営管理研究科(WBS)に決まりました。
次はここにどうやって入るかです。
まず大学院のサイトを検索すると、ご丁寧に「受験をお考えの方へ」というページが用意されていました。ざっくりサイトに目を通して分かったことは以下のことです。

 ・夜間のプログラムは2つ:夜間主総合と夜間プロフェッショナル(マネジメント/ファイナンス)
 ・夜間は春入学のみ
 ・試験は前期と後期の2回ある
 ・試験は、出願の書類審査(エッセイ×3)、一次試験(筆記)、二次試験(面接)の3つ。
 ・前期で不合格の場合は、後期も受験できる
 ・一次試験の過去問はサイトで見ることができる
 ・夏に入学説明会が開かれる

その時点で3月中頃、すでに2018年度春入学の試験は終わっていたので2019年度春入学の前期試験(9月~)に向け、準備期間は半年ほどありました。この「半年」の受け止め方は人それぞれだと思いますが、私は2018年春に卒業したばかりの会社の同期から、「まだ半年もあるじゃないか」と言われたのを鵜呑みにし、「そうか、まだ半年も先なんだ」と楽観的に受け止めてしまったのです。
そのまま会社の同期との話になりますが、彼は予備校などには通わず、エッセイは卒業生の上司に添削してもらい、一次試験の対策は以下の本とサイトの過去問を数年分解いたと教えてくれました。

ふむふむ―そこで私も早速2017年度冬(後期)の試験問題を見てみました。

問題1.一般論として、副業と週休三日制それぞれのメリットとデメリットを整理して、論じてください(600字程度)。

この問題に対し、
「なるほど、こういう問題が出るのか。つまり時事ネタをチェックしていればいいんだね☆」
と重ねて楽観視した私。とりあえず会社で定期購読している週刊ダイヤモンドを読んでいれば何とかなるだろうと思い、以降7月の終わりまで全く勉強らしい勉強をしませんでした。何なら、来年からは遊べなくなるだろうと、平成最後の夏を謳歌し全国を遊び歩いていたのです。
結果的に、この遊び歩いたことが後々プラスには働きますが、8月~10月の準備・試験期間中は、本当に夏の自分を恨みました(笑)

さて、2018年7月の終わり。
入学説明会でプログラムの内容と模擬授業を受講すると、楽観的で出不精な私もさすがに「お受験モード」に入ります。上記の小論文対策用の本と、レコメンドで出てきた1冊を購入し、まずは小論文対策の本を通勤時間に読み進めました。本来この本、問題を読む→まず自力で解く→解説を読むという順で進めるものですが、自力で解こうにも全く答えが浮かばず、だんだんそこから焦り始めます。とりあえず、一通り読み終わったのがお盆を過ぎた頃で、意外と受験日まで時間がないことに気づきました(遅い)。
「これはやばい!」と受験日や出願方法を確認すると、それまでノーチェックだったエッセイのテーマと分量をここで初めて知ります。

▶エッセイ1
これまでの実務経験(または実務に相当する経験)のなかで成し遂げたこと、および現在(離職中の方は直近)の担当業務に関する詳細(職務、職責、業績など)について説明してください。なお、常勤者としての実務経験が3年未満で全日制グローバルに出願する場合、実務経験3年に相当すると考えるご自身の経験があれば記載してください。また、実務経験3年未満の現時点で本研究科にて学ぶ必要性についても記載して下さい。(日本語1,000 字以内)
▶エッセイ2
あなたのキャリアゴールを具体的に設定してください。それをどのように達成しますか? 当研究科における学習・研究がその中でどのような意味を持ちますか?(日本語500 字以内)
▶エッセイ3
当研究科におけるあなたの志望プログラム(夜間主プロフェッショナルへの志願者は、志望する専修・モジュール)への期待と入学後に予定している研究テーマについて、以下の項目に言及 した上で具体的に述べてください。(日本語1,000 字以内)
◆テーマ
◆当該テーマに取り組もうと考えた理由(課題・仮説)

「あはは」と空笑いが漏れるのとは裏腹に、夏の思い出が頭の中で甦ります。

ああ、名古屋に大阪、高知で「平成最後の夏、最高!」とか言ってる場合ではなかった

ーと。これぞ後悔先に立たずです!
しかし

「提出までに1ヵ月以上ある。死ぬ気で頑張れば、『なんとかなるよ、絶対だいじょうぶだよ』(「カードキャプターさくら」木之本桜より)」

と、子どもの頃に覚えた魔法の呪文のおかげでどこまでもポジティブ。とにかく、後悔するより1問でも回答を考えようと再び問題を見直しますが…

エッセイ1は確かになんとかなりそうです。これまでのことをまとめるだけですから。ただ、このマガジンの1番最初の投稿を読んでいただいた方は、もう察しがつくかもしれませんが、私、そもそもキャリアプランは「ちゃんと描かなければという危機感を持った」ままで止まっているのです。しかも、その危機感を温めること2,3年。あと40数日でまとめ上げるなんて、できるわけがない!でも、もうそんなことも言っている場合ではない!

「止まるんじゃねぇぞ」(機動戦士ガンダム 鉄血のオルフェンズより)

(ああ、団長の声がどこからか聞こえてくる、考えねば、考えなければ…でも、そもそもキャリアプラン・ゴールって5年後10年後に会社のこの地位に就きたいとか、そういう野望的なものでしたっけ、金持ちになりたいとかそんなんでいいんでしたっけ…ぐるぐる)

夜中に変な汗が流れる中、Google先生に「キャリアプラン キャリアゴール 書き方」を検索してもらうも思う正解に辿り着けず、あぁもう今年は諦めようかな、と思いかけたその時!小論文対策と一緒に買った本が視界に飛び込んできました。
今思い返しても、私はAmazonとレコメンド機能、そして過去にこの本を買った先輩方には本当に感謝しかありません。
その話は、次回に。

最後まで読んでいただきありがとうございました。

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