ヲタク、大学院に行こうと思う

それは2018年の夏頃。

Twitterのフォロワーさんから

大学行くんですか?
引っ越すんですか?

と聞いていただく機会が増えたので、前々からまとめようと思ったことを自分の今後の備忘録のためにも、noteにまとめて見ようと思います。

そもそもあなた誰?

という方も多いと思うので、自己紹介も兼ねて、私の昔話を少し。

名前は、funnyと言います。英名の後半部分をひっぱったあだ名です。
幼少期は、日本と海外を行き来していました。20歳を超えたときに、ちょうど日本と海外での生活が半々です。どこの国にいたかまで書いてしまうと、恐らく特定されてしまいそうなので、まだ伏せさせてくださいね。
海外の高校を卒業後、大学進学のために日本に戻ってきました。

以降、日本でずっと過ごしています。

子どもの頃から文を書いたり絵を描いたりが好きで、同時に見るのも読むのも好きでした。しかも、一人の作者や作品にはまると、その人の全部が知りたくなるという、ヲタクにありがちな「極める」という素質を持った子どもだったと思います。それが良くも悪くも、「わたし」の原点と言えるでしょう。

ただ、両親が体育会系だったもので、とにかく家にこもることを禁じていたため、大人になった今も、丸一日を家で過ごせずにいます。フットワークは非常に軽く、リア友からもサブカル繋がりの友人からも、「アクティブですね」と言われることが多く、自分でもその自覚はあります。

そんなアクティブなヲタクは、子どもの頃からアニメや漫画、ゲームが大好きで、「あぁ、私ってそっち(文化)系なんだな」と感じた入り口は、約10歳離れた弟と一緒に見ていたデジモンだったと思います。中学生にもなると、何となく「アニメ離れ」をする方が多いと思いますが、私は弟を言い訳に離れずにいました。そして、その弟も飽きてみなくなった後も一人離れず現在に至ります。この作品をきっかけに、今も第一線で活躍される声優さん(の声)に出会うわけですが、大学卒業までその趣味は大っぴらにしておらず(ちょっと絵がうまい、ちょっと漫画に詳しい程度)、どちらかと言えば近代文学や古典文学を専行する、日本人なのに外国人っぽいライトなヲタクを演じていました。


ところがどっこい。

会社に入ってからいろいろを経て、今やどっぷりアニメ作品のイベントや舞台を観るために駆け回る日々。特に、とある声優さん(以降:推し)の声と芝居に魅了されてからは、私の行動範囲もどんどん広がっていき年間50以上のイベントや舞台、朗読劇、ライブに通っています。もう好きに生きよう!と思ったきっかけがあったわけですが、それ以降、「好きなものは好き」「嫌いなものは、一度試してから嫌いって言おう」を心がけて、5,6年が経ちました。

さてはて、そんな私は数年前に30歳を迎え、

「人生100歳時代?あと70年も生かされるのか…」

と辟易としたわけです。
推しが生きている限り、絶対に人生は楽しいーそんな根拠のない自信をもっていますが(しかも、推しって増えるんです)、私という人間はそれでいいのか?という疑問にもぶち当たったのです。ちょうどここ数年くらいから、会社にいながらBy nameで仕事をいただくことが増え、「わたし」という人間のセルフブランディング・マーケティングを真剣に考えるようになりました。「キャリアプラン」をちゃんと描かなければという危機感を持ち始めたのです。

何がやりたい?どんな人になりたい?どこに辿りつきたい?

そんなことを考える中で、会社から「海外の大学へMBAを取りに留学しないか?」というお話をいただきました。ただ、お話をいただいた頃は推しが特に精力的に活動されていたこともあって、「この人がキラキラ輝くところを一瞬たりとも見逃したくない!!!」という理由で、迷うことなく断りました。しかし、「そもそもMBAってなんだっけ?」と断った後に調べ、理解し、私の代わりに優秀な同期がいくことになり、ちょっとだけ後悔したわけです。もう少しちゃんと考えればよかったな―と。そこから、1年近く心に『MBA』が引っかかったまま、会社で新規事業の立ち上げに関わることになりました。

さてさて、私、大学の専攻は国文学、高校では美術。ITの知識は趣味が転じてそこそこ(PCを1から組み立てる程度では)ありますが、経営・経済の知識はこれまで全く興味がなく、皆無と言っても言い過ぎではございません。IRにいたので、財務諸表も俯瞰で読める程度。
そんな私が、事業計画の作成、市場の調査、業績の予測…etc.をできるわけがなく、着任3か月はけっこう苦しみました。何度やっても何がいいのかちっとも理解できないSWOT分析やMECEを、周りは上手く使いこなしていくのをぼーっと眺める日々。便利な道具なんでしょうけど、使い方も価値も分からない原始レベルの自分に、それはそれは腹が立ち、案の定、仕事もメールの翻訳や資料の修正などの雑用が増えていきました。

悔しい。
そして、私はこのままではいけない気がする。

とりあえず、周りと同じ土俵に上がらねばと周りが勧める本を読みました。すると、意外や意外、経営学って面白いかもって感じたんです。ちょうどセルフブランディングも考えなければと思っていたので、これを機にちゃんと勉強してみようかな…そう決心したのが2018年の1月頃、ちょうど1年前ぐらいです。

そして、次回から大学院選びの話をしましょう。

とりあえず、自己紹介と受験のきっかけはここまで。


だらだら長くなってしまってすみませんが、最後まで読んでいただきありがとうございます。





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