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エクスキューティー解説

どうもファンキーです。
noteでは初めてのラッシュデュエルの解説記事になります。普段はデュエルリンクスを楽しんでいてスピード、ラッシュ合わせて銀アイコンを6つ持っている一応世界大会目指してるぐらいには遊んでいるプレイヤーです。
この度関西ラッシュcsで準優勝することができました。使用デッキはエクスキューティーです。今回のcsは最近忙しいため調整0、新弾から出てきたデッキに対しては対面0のぶっつけ本番、回し方も全くわからない状況でしたがなんとか決勝進出まで来れました。5月に初開催するFCSの宣伝をしに会場に遊びに行ったぐらいの感覚だったので自分でも驚きというか信じられませんでした。逆に言うと、それだけこのデッキのポテンシャルが高いことの証明になったなと後から感じました。

①エクスキューティーについて

まず、エクスキューティーというテーマについてですが、オーバーラッシュパックから登場したテーマで、出た当初あまりにもパワーが高く、リリウスとスクランブルが制限になるほどの規制をくらうぐらいの強デッキでした。環境エクス1色の時期もあったみたいです。(当時はラッシュデュエルから離れていたので詳しいことはわかりませんすいません)ラッシュデュエルには珍しく、特段派手な効果はなく基本1:1交換をするカードのみでアドバンテージを取る術が比較的少ないです。(リュミエルによる1:1交換が相手が使ったカード枚数に対しては+が取れるぐらい)個人的な感覚としては、昔のocgのような1枚のアドバンテージを大切にしたりテンポを取ることに重きを置いたデッキのため、昔ocgを嗜んでいた自分からすると本当に楽しいデッキだなと使い続けています。ですが、ラッシュデュエルのインフレが凄まじく、カードパワーだけで言えばついていけてないのが本音です。カードパワーに任せて暴れたい人からすればつまらないテーマだとは思いますが、遊戯王おじいちゃんからすると楽しいデッキだと思います笑

②使用構築

こちらが今回関西ラッシュcsに持ち込んだ構築になります。自分で言うのもアレですが割と珍しい構築をしていると思います。なので全てとはいかないですがざっくりと解説していきたいと思います。

・エクスキューティーリリウス

元制限カード、ついこの間に準制限に緩和されたエースです。制限の頃から充分戦えると思っていたのに急に帰ってきて、「え?ほんまに2枚使ってええの?」が発表された時の感想でした。結果はアウト、前回から比べライフを取り切る場面が圧倒的に増えました。やっぱこのカード2枚はダメだよ笑特に細かい解説はなく、単純に暴力でありシンプルに強いパワーカードで大活躍でした。

・エクスキューティーレイア

今回調整不足が露骨に目立ったカードの1枚です。デッキには1枚しか入っていますが、cs中にこれは2枚やったなぁと後悔しかありません。理由としてはサンセットリバースからのダークルーカーやスピアーに対する回答としてあまりにも優秀な点です。あらゆるデッキでサンセットリバースが採用され、いやと言うほど裏守備モンスターをリュミエルで処理できない場面に遭遇して、こりゃやっちまったなぁと対戦中に反省していました。特殊召喚条件も緩いため、事故にも直結しにくいためこの点は反省点になります。現環境はエクスキューティーの弱点をカバーできるため評価が上がったカードです。

・エクスキューティーラム

今回のMVPと言ってもいいカードです。現状最強のエクスと個人的にベタ褒めのカードです。表示形式変更といったシンプルな効果ですが、
①コストによるフローア回収によるリソース管理
②サンセットリバースからセットされた上級モンスターを表にしてからのリュミエルでの処理
③下級モンスターを攻撃表示にしてライフをしっかり取りにいける
あまりにも仕事が多く、エクスキューティーの弱点をカバーしてくれる縁の下の力持ちなカードです。3枚採用も考えたのですが、3枚目を持ち合わせていなかったため2枚の採用になったのですがここに関しては手札でだぶついた時に弱くなってしまうので難しいところです。ですが、このカードのおかげで勝つ試合は本当に多いので1枚採用はありえないと言い切っていいぐらいのパワーカードです。

・エクスキューティーラム

こちらは逆に評価を下げたカードになります。ミラーが多発していた過去環境ではこのカードで後ろを触る、このカードを出してターンを返し除去することを強要させられる強カードでしたが、今期ではそうでもありませんでした。インフレについていけていない筆頭だと感じました。このカード、テキストはシンプルなんですが、リリース要因、こいつ自身、そしてコストカードと魔法罠を破壊するために基本3枚のカードが要求されます。(スクランブルでの蘇生は除く)インフレしたラッシュデュエルおいてはこの3枚使う行為を許されるほど流暢にしていられないです。サンセットリバースにより最上級がバンバン湧いてくる中、破壊耐性をつけられて、モンスターも魔法罠も処理ができないこのカードは評価を下げざるを得ません。選択肢の1枚としては優秀ですが、サンセットリバースが活躍する限り日の目を見ることはないと思います。サイドチェンジで抜くことも多かったです。

・見切りのハーヴェイ

現環境最強の下級汎用モンスターではないでしょうか。エクスキューティーにおいてはセットされた上級モンスターをコストなしに破壊しにいける弱点をカバーする役割を果たしてくれる強カードです。打点もそこそこありライフを削りにいけるのもあり今回の構築では文句なしの3枚採用でした。モンスター以外にもセットカードを確認すると言ったそれだけで、取るプランを変更できたりと腐ることが基本ない優秀なカードです。

・鋼鉄兵ゲールヴァイナリー

他のエクスキューティーで採用されてるのは見たことが無いのでここは我ながら自信ありの採用カードです。コイントスの表裏で効果が変わるため、ギャンブル要素が嫌いな自分からするとよく使うなと我ながら思うのですが、個人的には下振れの裏効果でも充分、打点パンプ効果に関しては上振れでそれでも強いと思い採用しているのでコイントスに関してはどっちが出てもいいと思って採用しています。エクスキューティーに足りない点、それは打点であるのは言わずもがなです。リリウスの2500打点が最大、フラーメで大幅上昇はできるが1体しか攻撃できないデメリットがあります。それ以上はルーシーやリュミエルを使っての盤面処理しかないなか、下級ノーコストでで最大1500の盤面合計攻撃力のアップ下振れでも相手のステータスを共に800下げるのはエクスに足りないものを補う相性バッチリの下級モンスターとなります。エクスキューティーの弱点として、ライフレースで派手な動きが少なく、8000のライフを取り切るのに時間がかかる点がありますが、このカードは盤面突破も含めライフを削り取るスピードが爆増するので、スピード感があまりにも増します。横展開が得意なためどのデッキよりもこのカードの恩恵を受けやすいのもあります。リリウスが3000打点、エクスキューティーの3対並んだモンスターが2体攻撃力2000越えのアタッカーになる、実際に今回のcsでフィニッシャーになることがあまりにも多くこれは構築勝ちと思う場面がとても多かったです。2回コイントスして2回とも表が出て2600のラムで殴ったのは我ながら笑いそうになりました。

・エクスキューティースクランブル

こちらも元制限カードで3枚になったと言うことでなんで2枚やねんと思う方も多いと思います。実際便利なカードではあるのですが3枚採用は弱いと思ってしまったので2枚の採用になりました。理由としては、
①あくまで1:1交換のカード、エクスキューティー1枚で盤面をひっくり返せるケースがインフレにより減ってきている
②このカードが強いのは終盤、墓地にエクスキューティーの選択肢が多い状況でこそ真価を発揮する
③傲慢な壺との兼ね合い
になります。
特に②が3枚採用にならなかった理由です。序盤にだぶつくスクランブルはカードパワーとしてはあまりにも低いです。1、2ターン目で事故をせずにエクスキューティーらしい動きをしたい際に邪魔にしかなりません。こちらもサイドチェンジで枚数を減らすこともありました。似た効果のフローアとの差別化に関しては、フローアはモンスターのためルーシーとシードラゴンナイトやオーバーラッシュストームでデッキに戻すことで何度も使い回すことができます。違いはありますがフローアの方が動きの邪魔をせずに好きなエクスキューティーに変換できるため、スクランブルは2枚のみの採用になります。

・天使の施し

こちらもエクスキューティーでの採用を見たことが無いので珍しいと思いますが、こちらも今回大活躍のカードでした。皆さんが思うエクスキューティーは基本レジェンド魔法はブラックホールか大嵐だと思います。アドバンテージが取りにくいエクスキューティー唯一と言っていい爆アドが取れるカードのためです。ですが今回ブラックホールはサイドです。なぜメイン天使の施しかと言うと、インフレした環境において必要なカードがブラックホールではなく天使の施しだと思ったからです。エクスキューティーを使用した方ならわかると思いますがスクランブルやフローアで回収するためにプラウティの効果でリュミエルやルーシー、リリウスが墓地に落ちていて欲しいことはありませんか?リュミエルを一度も引けずに本来有利対面と言われる対面で押し切られてしまうことも多いです。サンセットリバースが多くのデッキで使われるなかブラックホールの信用性は下がってきていると感じ、手札の質を上げ、発動したターン以降もフローアやスクランブルのパワーを上げる、またシードラゴンナイトやジョインテックジョイントのコスト確保もできる天使の施しがピッタリと思いました。強欲な壺も候補にあったのですが、あくまで手札の質を上げるためには1枚でも多くデッキからカードをめくるべきと思い天使の施しにしましたがこのカードも大活躍でした。サイドチェンジ後もブラックホールに変えないことが多かったです。

・亜流地獄

宗教上の理由で3笑
エクスキューティーを中速ビートダウンとして健在し続けられる最強の罠。エクスキューティーにおいてコストがあまりにも軽いのに相手に与える打撃があまりにも多い。迷うことなく3枚採用です。3枚以外あり得ません笑

・デッキ認識について

エクスキューティーというデッキは現環境トップの爬虫類や悪魔みたいなアドバンテージの暴力や派手さは一切ありません。地道に地道にテンポを取る中速デッキです。よく言っているのですが、エクスキューティーはほぼ全てのデッキに50%の勝率しか出せず、そこを自分自身の構築のこだわりやプレイで55%にあげるデッキという認識です。使用期間が長いというのもありますが、だれも彼もが使って簡単に勝てるデッキでは無いと思います。勝ちたいだけなら素直に環境デッキを握る方が間違いなく賢いと思います。テーマカードがうまい具合に環境に合わせて器用に立ち回れるカードばかりなのでその環境に合わせてチューニングすることが好きな人にはいいデッキでは無いでしょうか?

③今後のエクスキューティーについて

5/11発売の新弾にて夢中の誘いというコントロール奪取カードが実装されます。このカードが環境に大きく影響しそうだと騒がれている中でこのカードの被害を受けにくく、かつ強気に3枚採用できそうだと感じまだまだ使えるのかなーと個人的に感じています。青眼の新規罠を見て泡吹いていますが、また大きく型を変えることで環境で活躍、ギャラクシーカップで権利を獲得するようなデッキになれると僕は思っています。リリウスのオーバーラッシュレア出すならいい加減新規出してくれとコナミさんに言いたいです。そろそろカード増えるエクスキューティー1枚ぐらいくれても良くないですか?お願いします🙇

サイドカードの解説、チェンジするカード、採用を見直すカードについては有料部分で解説させていただきます。こちら購入していただいた分に関しては全て5/12に開催のFCSのほうに使いたいと思うのでCSを応援したいという方がいらっしゃれば購入してもらえると励みになりますのでよろしくお願いします🙇

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