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ファンキー式エクス解説 ギャラカ予選、関西ラッシュcs、ACSを終えて

割引あり

どうも、ファンキーです。ギャラクシーカップ本戦に行くこともできず、ACS大阪もパッとしない結果でしたが関西ラッシュデュエルcsで優勝できたこととギャラクシーカップ予選で爬虫類に負けることがほぼ無い唯一のエクスキューティー使いということである程度の需要があるみたいなので、今回は前回の解説記事よりもより詳しく書こうと思います。
カード解説からさらに深掘り、なぜ自分のエクスキューティーは勝てているのか、また現環境において大切にしている考え方についてもこちらに記せたらなと思います。言語化が難しい部分になるのでなるべくわかりやすく書けるように心がけますが読みにくかったらすいません🙏
前回の解説と被る部分については省略しているところもあるのでそちらも併せて読んで頂ければ幸いです。
https://note.com/funky0716/n/nf5af82146a95


①使用構築

・関西ラッシュデュエルCS優勝時

まずは関西ラッシュデュエルCS優勝時のレシピについてざっくりと。開催が7/14でしたが、7月に入ってから当日までカードを一切触ることができませんでした。前日に仕事終わってからデッキを作って寝ようと思っていたのにまさかの12時間睡眠かまして当日朝15分で作ったデッキです。旧制限での構築にリリウスを加えたぐらいでサイドはそれっぽいカードを入れただけと正直環境読みなんてものは全くない構築でした。サイドのピン刺しの罠が良い証拠です笑 CSでの経験からACSに向けてチューニングした結果が以下の構築になります。

・ACS最終ラウンド進出

15分で作ったデッキと比べるとそれなりに綺麗な構築になったと思います。この中からいくつかピックアップして個別にカード解説をしたいと思います。

②カード解説

・エクスキューティーフラーメ

前環境ではピン刺しだったのですが枚数を1枚増やしました。理由としては爬虫類が環境から消えたことによって、真の意味でのコスモス姫のお戯れを撃ち合うゲーム性に移行し、ライフの取り合いが早くなったためです。エクスキューティーのモットーとして高速でライフを削り取ることがコンセプトですが、このコスモス姫のお戯れ環境では、攻めた結果相手の残りライフが2000以下になるシーンが多いです。ここまでライフを削ることが早い環境においては、ラストの決め手としてのフラーメの評価は必然的に上がるので、フローア、スクランブル含めてアクセスできるように採用枚数を1枚から2枚に増やしました。ですが依然環境の高速化、インフレがある以上3枚採用するメリットはなく、むしろ自分の首を絞めることになるので環境を見ながら1枚or2枚の採用が望ましいです。

・純真のファドロニール


待望のエクスキューティーで使える、カードが増えるモンスターです。多少の制約がありますがこのデッキにおいては特に気にする必要はなく、ルーシー、フラーメなどをより強く使えるだけでなく、デッキの罠を探しに行けることもあり文句なしの3枚採用です。僕の中で罠を探しに行けるというところが本当に評価が高く、罠のないエクスキューティーはエクスキューティーじゃないと言っても良いぐらいにはこのカードのパワーの高さを活かせると思っています。

・鋼鉄兵ゲール・ヴァイナリー


僕のおかげで知名度が上がったと言っても良いカードではないでしょうか笑 こちらも旧制限から枚数が増えついにメインから3枚採用になりました。CS本番中に気づいたのですが、今季はなおこのカードがエクスキューティーにおいては強いです。リリウスが3枚なことに加えコスモス姫のお戯れの影響もあり、ライフカットの速さが急激に向上しています。フラーメや魔法の筒によるフィニッシュの手助けとなる点がゲームメイクにおいてはthe縁の下の力持ちと言えます。コイントスの表裏どちらの効果もエクスキューティーの足りないところを補うカードなので、このデッキの苦手な高ステータスカードへの解答として優秀なこのカードは、表裏の出目に関係なく勝利に貢献してくれるカードです。

・見切りのハーヴェイ

エクスキューティーキャッチとの相性だけでなく、リュミエルを意識してセットしてきた最上級を破壊しにいけるこのカードは、下級モンスターとしては文句なしに強いです。また、カードを確認するだけでプランを変更したり、ケアしながら動くことができるところも、長い目で見てゲームの勝敗に絡むことも多いです。シードラゴンナイトと比較されることが多いと思いますが、コスモスによる高速アグロ環境においてはモンスターを破壊できる可能性のあるこのカードの方が個人的にエクスキューティーにおいては優先度が高いです。

・コスモス姫のお戯れ


今のラッシュデュエルを象徴するカードと言っても過言ではないでしょう。気持ち的には3枚採用したいのですが、僕の構築は魔法罠の枚数が一般的なラッシュデュエルのデッキと比べると多い傾向にあるのでメインは2枚、サイドチェンジ後にメタカードへの解答として3枚目の採用となっています。メインからカードが増えるカードがファドロニール以外にあれば3枚採用したいのですがコナミさんはなかなか枚数が増えるエクスキューティーモンスターを刷ってくれません笑
言わずもがな相手のモンスターを割って大量展開して勝ちと言ったことが容易に狙えるため、このカードは強いです。個人的に好きなカードではないので正直なところ規制して欲しいのが本音です。

・エクスキューティースクランブル


前回と変わらず評価は高くないです。今期においてはコスモスのコスト換算の際モンスターにならない点が目立ちます。環境が高速化し、コスモス姫のお戯れが決まれば負けと言ったゲームが多発する中で初動事故の要因となるこのカードを3枚採用する理由が僕の中では見つかりません。フローアの方が都合がいいことが多いので、1、2枚の2択だと思っています。サイドチェンジで減らすことも多いので。


・ジョインテックジョイント

ピン刺しの採用になるので都合がいいと思われがちですが、3枚目ないし2.5枚目ののルーシーと思ってもらえればわかりやすいと思います。ルーシーの強さは僕が口酸っぱく言っているのである程度はわかってもらえると思いますがそのルーシーの弱点を言うと特殊召喚効果がないことです。被りが基本的に望ましくない状況において伏せれる勝つ裏守備にもできる点からルーシーの3枚目と考えると採用に前向きになれると思います。ハーヴェイとのギミックや良財を寝かせてからのコスモスなどこのカードにしかできない動きもあるので使用感はこの構築においては◎です。

・エクスキューティーキャッチ・亜竜地獄


前環境からの大きな変更点です。亜竜地獄とエクスキューティーの枚数比を3:1から1:3に変更しました。理由についてですが、
1、爬虫類に対して強かったカードの代表が亜竜地獄であり、新環境になりその強みが減ってしまった。
2、台頭してくると予想したテーマに磁石、ハーピィ、アビスカイト、ヒーローと言った亜竜地獄を強く使う機会が少ないデッキが想定でき、エクスキューティーキャッチであればこれらのデッキに対してメインから腐ることなくある程度の妨害が期待できる。
3、コスモス姫のお戯の採用枚数が増える結果、七宝神良財をメインから採用するデッキが増えると想定し、亜竜地獄の2枚目以降はサイドにした方が腐る場面が少ない。

1と3についてですが、爬虫類環境は亜竜地獄を複数枚引いても強く使えていたので評価がとても高かったのですが、環境が変わると、2枚引くだけで強みがかなり減ってしまうと感じました。1ターンに2枚発動することがよくあった前期と比べ、発動機会のないまま魔法罠ゾーンを圧迫し、思うように動けなくなるなとCS中に確信しました。
2に関してはACSの仕様上幅広いデッキに当たることを想定し、メイン構築は尖らない無難な構築が正しいと思い、キャッチを3枚の採用にしました。それに合わせてハーヴェイも3枚にし、盤面からカードをどけられない弱さをカバーしています。


③今期のエクスキューティーというデッキについて

7月からリリウスが3枚になりましたが、盛り上がりと比べ使用者は増えずに環境にも顔を出している様子はありません。改訂を見て、「一瞬増えるけどすぐにみんな辞める」といろんなところで僕自身発信していましたが、理由としてはエクスキューティーでの勝ち方を理解していない、また昔のエクスキューティーのイメージのままプレイ、構築しているからではないか?と考えています。僕自身まわりにエクスキューティーを使っている人がいないので全て独りで構築しています。常に自信満々であるかのような発言をしているのは、実際に勝てている点と自分の経験の中で勝ち方を理解できているからと思ってもらって大丈夫です。
さてここからが本題、7月からの改訂でエクスキューティーがどのようなデッキになったかです。僕の答えは

「高速コントロール」

と言ったところでしょうか?矛盾した言葉にはなりますが言語化するとするとこう言う言葉になります。


・エクスキューティーの強み

1.モンスター効果の選択肢の広さ

基盤になるのはここになると思います。リュミエル、フラーメ、ルーシー、リリウス、レイア、各エクスキューティーの効果の役割が被らなく、フローアやスクランブルが絡むと複数の選択肢からその状況に1番合うカードを選択できる。これこそがエクスキューティーの1番わかりやすい強みでしょう。七宝神良財の採用を求められる環境でその破壊耐性を突破できるリュミエルはエクスキューティーの代名詞と言ってもいいと思います。僕が最強というルーシーもシンプルな効果ですがあまりにもこなせる仕事量が多いなど、このテーマの強みは登場時から変わらないと思います。

2.罠カードを強く使える

ここも他のデッキにはない強みだと思います。テーマカードのエクスキューティーキャッチだけでなく、亜竜地獄をコストをためらうことなく採用できる点です。バーストレックスからは夢中の誘いも汎用罠のラインナップに追加され、コントロール奪取したモンスターをリリースしやすいのでこのデッキでは何の躊躇もなく3枚投入できます。
環境読みを正しくすればセットした罠が全て機能させ、相手に何もさせないまま勝つことも容易に狙えます。現在のラッシュデュエルにおいて罠カードを多く採用できるデッキの中では最強だと思っています。

3.早い

ここ、めちゃくちゃ大事なところです。現環境はコスモス姫のお戯れの影響もあり、七宝神良財、サンセットリバース、救惺防御を採用するデッキが多く、特にプレイに時間を使わなくてもET、EDに突入する確率が全対選卓の約50%ほどです。(ファンキー調べ)その中でこのテーマはET、EDに入ることはほぼありません。ET、EDに突入することが個人的に好きではないのもありますが、気持ちよく対戦できる、ET、EDでのスッキリしない勝敗の決着に遭遇しないのも勝ち負けを楽しむ上では大切かなと思います。罠の枚数が多いのにそんなわけないと思う人もいるかもしれませんが、この罠が基本的に相手にクリティカルヒットしてすぐにライフなくなると思ってもらえれば大丈夫です。

4.罠のケアが容易

夢中の誘い、シャイニーシェイディーなどの現環境多く使われている汎用罠を、次の手を手札に残しながら展開することで、ケアが割と簡単だと思います。ハーヴェイで確認してからケアして動くのはよくあるので覚えてもらえたらなと。

・使用理由

ここ、気になる人もいると思いますが、

勝てるから」

これに尽きます。長いこと使っていますがもし勝てなくなったら他のデッキに切り替えます。あくまで勝ちにこだわってカードゲームをしているので。復帰してから1年以上このテーマを使っているのは勝ち続けることができているからです。
(ギャラカ突破できてないくせにと言うのは勘弁してください)
よく言われる、「サイドからのアクエラキツくないですか?」に対してですが、「アクエラで割られることぐらい想定してるし焼かれても勝てる!」と言ったところです。とんでもない回数アクエラにやられてるんで笑
では僕のエクスキューティーはなぜ勝てているのか?ここから僕の思う範囲で書いていきたいと思います。

④実践編

このデッキというより現在のコスモス環境において必要な共通認識はなにか?と言われると

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