妊娠継続しています　自分の子宮は信じられなくても

昨年の移植で着床後、妊娠継続しています。つわりを乗り越え、胎盤が完成して、いま５か月です。不育症の対策でヘパリン自己注射を始めて３か月が経ちました。

２回死産した後の妊娠。新しい命を授かったら娘を亡くした悲しさが紛れると思っていたら、逆でした。週数をなぞって愛しさを思い出しては悲しくなって、後悔も強くなる。着床直後は特にメンタルが大崩れして何も手につかず、ひたすら泣いていました。

過去２回の妊娠は２回ともお腹の中で赤ちゃんが亡くなってしまいました。妊娠できても悲しい結末しか経験してないから、着床後はフラッシュバックが始まった。不妊５年でやっと授かった命、悪阻や不安はあっても元気な胎動を感じて幸せだった妊娠中。
そこから急な心拍停止の宣告、入院４泊５日、ラミナリアや陣痛促進剤の激痛、その痛みの先に未来がない絶望、お別れするための出産、死んでいてもかわいい娘の姿、夫の涙、火葬、ふたつ並んだ骨壷…妊娠に紐付いた記憶は壮絶なほうが鮮明で、次々と蘇って涙が止まらなかったです。

妊娠したって生きてる赤ちゃんを産めたことがない。
妊娠中の友だちと仲良くしても、自分だけいつも途中で脱落するし、母子手帳の健診補助券を最後まで使い切ったことがない。

最初は恐怖と不安に押し潰されて、その状態に少しずつ慣れてきたとはいえ、今も本音を話したら弱音しか出ないです。

内診台も経腹エコーもトラウマ。心拍が確認できたら心臓が止まる恐怖が始まって大泣きしたし、胎動を感じ始めたら今度は胎動がなくなる不安で頭がおかしくなると思う。

私の場合、22週を越えても予兆なく心臓が止まるから、何週になってもずっと不安。そんな先の話をしても後期まで赤ちゃんが生きてたこともないけど、このまま苦しみ続けたいです。

心臓が止まりませんように、子宮が悪さをしませんように、と毎日夫婦で祈りながらヘパリンの注射を刺しています。２人の心臓を止めてしまった子宮は信じられないけど、ヘパリンと、子の生命力は信じたいです。

自分も苦しいけどもっと苦しい立場に置かれている人もいて、泣き言を表すには配慮が必要だと考えてきました。黙ってたら誰も傷つけないし、不快にさせるのが心苦しくて悩みました。

自分を消していたかったけど、ヘパリンが大スランプで‥。最初の２か月はつわりで針を刺している最中に胃液が上がってきても、吐きながらでも頑張れたけど、今が一番しんどい。なのに私の不育症だとヘパリンが効くかも分からない恐怖が強く…事後報告という理想もありましたが、未熟で出来ませんでした。

普通の妊娠中の方とは別世界にいるとはいえ、この話で不快にさせたら申し訳ないです。もし今が離れる時期だとしても、状況が変わってからまたつながれたらうれしいです。

まだあまり交流できていない方には、妊娠中という負い目から♡だけ押そうと心がけていましたが、共感・応援しています。お辛くない方は仲良くしてください。

昨夏以降、天使ママ垢で出会えた皆さんには本当にお世話になりました。いつもありがとうございます。
同じような境遇の方々が同じ悩みを吐き出していて、共感してくれて、いろいろ教えてもらって、何度も救われました。与えてもらってばかりだった。
ボロボロだった夏、お会いした天使ママとは泣きながらカラオケしたり、何時間も語り合ったり。鬱で味がしないね、生きることを頑張ろうって支え合えたから希死念慮を抑え込めたと思う。

つながっていてくれる方は、これからもよろしくお願いします。

noteにヘパリンの治療記録を書きます。随時更新するのでヘパリンを予定している方は覗いてもらえたらうれしい。一緒に頑張りたいです。