2020.11.27 ひとりしばい「ラルスコット・ギグの動物園」を観てきたよ

🚨作品の内容に触れています。(ネタバレ注意)

🚨話し言葉を多用し、大変 頭の悪い文章になっております。

🚨悪口を含みます。

2020.11.27 ひとりしばい「ラルスコット・ギグの動物園」を観劇してきた。

佐藤さんのご出演は、前々から知っていたものの 会場に行くことも、配信すら観る予定ではなかった。

それなのに 公演4日前、佐藤さんのツイートを見たところ 公演日がちょうど公休の日であり、劇場も行きやすい場所、更に まだ席があるというお膳立てが重なり 劇場に出向くことにした  公演前日。観劇なんて じつに小学校振り。

なんとなく ふら~っと行ってみたが、公演終了して翌日、現在に至るまで ずーっと「ラルスコット・ギグの動物園」「牙を抜かれた虎のガラ」に思考を支配され続けている。

少しでも胸につっかえているものを消化すべく、日々のルーティーンをサボり これを書き出した。

当日 池袋駅到着が、開演の30分前。劇場までは徒歩5分の距離のはずが…劇場に着いたのは開演時間ギリギリか、もしかしたら少し過ぎていたかもしれない。盛大に迷子してた。

ロビーには、スタッフの方しかおらず「こんな時間に すみません💦すみません💦」と心の中で謝った。幸い 最後列の通路側の席であったのですっと座れたが、これで 座席の間を抜けて行くとかだったら、さすがに申し訳なさすぎる😂

座席は、クッションが高くてふかふか。座り心地が良かったが、深く腰掛けると…??浅く座っても??足が床に届かない!!遊園地の空中ブランコ状態。足がブラブラしている不思議な席だった。

そんなお楽しみ席でも、暗転前に席に着けて良かった。

開演直前ということもあり、ステージはスモークで満たされ 甘くていい匂いがした。大好きな 狭くてステージの低いライブハウスと同じ匂い💕

最後列とはいえ、舞台全体は 十分に見渡せるし、セットの2階部分に至っては 2階席の方が見やすいのでは??と思った程だった。  

ほどなくして 会場全体が暗転し いよいよ開演👏👏👏👏

照明が点くと、階段上のステージにガラがいた🐯

夜なのか🌃ブルーのライトに照らされ、力なく座り込んで 憂いたセリフを吐いている。

ガラに何があったのだろうと思っている間に 再び暗転し、賑やかな音楽が鳴り出した。🎶🎶🎶

(記憶が曖昧なので、もしかしたら最初の暗転→音楽だったかな??)

レトロでアンティークな 様々な音で構成された音楽は、海外ドラマや古い外国のアニメで観たサーカスやおとぎ話を連想させた。今回の舞台セットや衣装、メイクの限られた視覚的情報の他にどの様な世界で起こっている物語なのかをこのメインテーマ曲とも言える音楽で想像を広げる事ができた。

次の場面からは ガラの幼少期。まだ森に住んでいた頃の話になるのだが、もちろん佐藤さんが 子供のガラを演じる。🐯🍼佐藤さんは声優であるし、少年の役だって数々演じてきていらっしゃるだろう。ついこの前だって、少年時代のアルバート兄さんの役の演技が本当に少年の声みたいで、ものすごく驚いたばかりだった。

しかし今回、それとは全く違う話だろう。ガラの特徴である、病的とも言えるチキン具合い。🐔コケ。(「怖がり、弱虫」なんてレベルじゃない)少年の声でチキンっぷりを表現して、更に虎の動きで飛んだり跳ねたり。これは大変そうだなと観ていたら…。人間登場!!しかも 演じてるのは佐藤さんだし!!!!別の役もやるのか!!!!!!と。

単純に 2倍大変になるわけではないよな。3倍も4倍も大変になるんだろうと想像して、私の方が怖くなった。しかし、大変でいっぱいいっぱいって感じが微塵も見えてこない。✨✨素晴らしい演じ分けだった。チョズの声は、私の知っている佐藤さんのお声では、聞いた事のない声色であったので 声のレパートリー、幅の広さに改めて感心したし、ガラとの会話のシーンなんて すごく不思議でしょうがなかった。ガラ(虎、少年、チキン🐔コケ)🔁チョズ(酔っ払い、お調子者、おじさん??)を交互に繰り返す。しかも、チョズとはいえ、見た目は虎のまま。

不思議なのは、全然違和感なく成立していたし、脳がちゃんと騙されてしまっていた。しっかり、酔っ払って千鳥足のおじさんに見えた👀✨

落語もそうだけど、演技がしっかりしていれば衣装は案外関係ないのかな??一応お断りしておくと、ガラのメイクも衣装もすごくカッコよくて かなり好きというのは間違いありませんが。

そんな ガラとチョズの良い関係性が生まれ、3年間しっかり稽古に励み、遂に客演!!!!

怖がりですぐに逃げ出しがちだったガラが 練習の成果を発揮し、初舞台を成功させましたぁ~🎉🎉🎉パチパチパチ。👏👏👏弱さを克服しましたぁ~🎉🎉🎉パチパチパチパチ。👏👏👏👏…と思いきや…。

ガラくんはあまり理解できていなかったようだが、戦争で動物園が爆撃されて、追い打ちをかけるように 敵軍が攻めて来るわけですよ!!なぜか爆撃直後に。事件発生ですよ。えぇ。えぇ。えぇ。えぇ。(´-ω-)ウムウム

でも、事件はそれだけでは終わらなかった。ガラを庇って チョズが銃で撃たれて倒れてしまう。マヂか!!!?

そして ガラは…そんな恩人のチョズを…仲良く 心を許していたチョズを…置いて…逃げたー!!!!!!

薄々気が付いていましたが、見えない振りをしていましたよ。ガラはクズです。ほんと嫌い。別の世界線であったなら 間違いなく『 希望の船 レスポワール』に乗っている類いの奴。利根川さんに説教されろ。

都合が悪くなるとすぐに逃げ出す。自分の置かれた環境に甘え、1人じゃ何もできないくせに 他人には厳しく、評価しがち。自分の為には すぐに他人を裏切る。全部自分の都合。全て自分優先。動物園で「かわいい💖」「カッコいい✨」とちやほやされていたのも いけなかったな。変われた、克服したと思ったのは 上っ面だけで、薄皮1枚剥がしたら何も変わっていなかったという。

しかも、逃げた先でも他力本願。かっこよかったお父さんを訪ねてみようだって。

ちょっとは自分でどーにかせぇよ!!

そのくせ、小さいリス🐿には強気。ほんと、こういうやついるのよ。まじで救いようのないクズ。牙を抜かれたうんぬん以前に牙を剥こうともしない。素振りさえ見せない。イラつきしかないわ。そして たたみかけるクズエピソード。

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もうこの辺になると、居場所の距離感を見失ってて、混乱してくる。頭の中に「????」が浮かんでたけど、パンフレットには載ってるのかな??舞台は、パンフレットが無いと完成しないとか??観劇初心者なので分からない。

・動物園から昔住んでいた森は近い(すぐに着いたから)

・森の中でも昔 家族で暮らしていた家は遠い(舞台をぐるぐる走り回っていたから)

・チョズと初めて出会った場所はどこ??(大怪我をしたチョズが来られるくらいだから近い??)

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死んだと思っていたチョズは生きていた。→でも、手にナイフ持ってる。🔪→自分を殺しに来た。→弱ってるチョズなら勝てそうだから襲いかかろう。

な・ん・で・や・ね・ん!!!!!!

思考回路はショートして大爆発💣大フィーバーかよ!!!!!!

友人であり、命を救ってくれた恩人である。少しでも恩を返そうとか思わないのかね。😑💨クズ虎が!!!!🐯🙅‍♀️🙅‍♂️それに引きかえ チョズは聖人だよ。🥲誘拐犯で、下っ端の酔っ払いおじさんなのに。超良い人じゃん。😭✨再び、ガラに命を差し出すの。あっぱれ👏👏👏👏👏👏こんなに良い人なのに 残念ながら、その愛情は一方通行だったんだな。😑💨相手が悪かったとしか言いようがないわ。不憫。でも、愛は与えている方も幸せだと感じられる気がするし。この物語で伝えたいことってそういうこと??愛の要素そこしか見いだせなかった。自分の理解力のなさよ。呪。

最後の終わり方だって、全く理解出来なかった。セリフは間違いなく聞こえていた。佐藤さんのあのよく通る声だもの。森で また敵軍に会ってしまったところは分かった。けど、その後から前口上を述べるシーンまでが全然繋がらない。

・ふたりとも、銃で撃たれて終わった??(銃声が聞こえなかっただけ??)

・実は戦争そのものを含め、動物園のショーの1部だった

・いつからか、ガラの夢や幻が入り交じっていたとか

・初めからチョズはいなくて、統合失調症の見せた幻の存在だったとか

・敵軍にガラの芸を見せる終わり方だったのか

・最後はチョズがガラを敵軍に差し出したのか

色々考えてみたけど、観劇していた方々のツイート見たりしたけど、皆さん感動していたし、上記の終わり方では、出てこない様な感想ばかりだったしたし、多分違うんだよなー。😑💭やっぱり、パンフレットが鍵なのかな。🔑

ストーリーは、私の理解力の無さで、もやーっとしているが、佐藤さんの演技は 本当に素晴らしかった。ガラの年齢での演じ分け。チョズのシラフと酔っ払っい。ガラからチョズへ。また その逆。更に、ふたりそれぞれの感情を演じきり、観ているこちらを『ラルスコット・ギグの動物園』の世界に引き込んだ。1時間半も1人で喋り続け、1人には広すぎる舞台を駆け、飛び、跳ねた。虎になり、人間になった。これって、誰にでもできることでは無いと思う。佐藤さんだって、始めから出来たわけではなくて、出来るようになったのだ。練習して、努力して。それを本番で成功させる力を手にして。ゲームや私のやっている仕事や趣味での レベルアップやスキルアップと、今回 佐藤さんが身につけたレベルやスキルって比べものにならないくらいにおっきくって、重いものなのではないかと思う。努力して苦労した分に比例すると思うから。

今回の佐藤さんのお芝居を観て、本当に佐藤さんを尊敬したし、もっとファンになった。すごくかっこよかった✨✨もし私がこの観劇で涙を流すとするならば、ストーリーではなく(ごめんなさいだけど)佐藤さん自身から生まれた数々のものにだと思う。表情や、気迫、響く声に、1つ1つの動き、感じた全て。

公演開始後、セリフが上手く言えずに、ヒヤッとする箇所があった。が、物語が進むと その後はずーっと上手にセリフを回していた。逆じゃないのか??驚いた。時間が進むに連れて、悪くなっていきそうなものなのに。最初は 緊張とかでセリフがつっかかったりしたけれどその後波に乗った感じかな。それは それだけ役が身についていて、役に入りきった…というか、そのものになっていた証拠なのだろうと思った。

それだけ、ガラとチョズと一体化していたのに「劇は終了です。佐藤拓也に戻ってアフタートークしてください。」って、かなり酷な事だったのだろうと、あのトーク出だしの 今にも壊れそうな危うい佐藤さんを思い出して思った。

あんな姿、本当は見てはいけないものだろ!!役者にとって大事な時間だっただろうに、私達の為にアフタートークに出てきて、気持ちをお話ししてくれたこと、感謝しかない。

徐々に 佐藤さんらしい笑い声や、軽快なトークが出てくるようになる変化も楽しかったけど。

佐藤さん✨✨

本編からアフタートークまで、本当にいいものを観せていただきました。ありがとうございます🥰3週間で完成させてとは思えないクオリティで素晴らしかった。とってもとってもお疲れ様でした。

こんなに素晴らしい舞台が1回きりの公演ではもったいないので、再演して 熟成させた演技の良さも味わいって見たいものです。メンタルがもてばぜひご検討の程よろしくお願いします。

2020.12.5 追記💡

やっと、ラストシーンが繋がりましたヾ(●´∇`●)ノ✨✨

やっぱり、私の理解力も記憶力もザルでクソ💩だった( ºωº )チーン…

ガラは、最後には ちゃんとチョズを守ろうと、自分の命をなげうって 敵軍の前に立って出たのでした!!!!かっこよかった✨✨😭

撃たれたチョズやお父さん。大切なものを失った時に生まれる感情を知り、「守りたいもの」「大切なもの」が出来た時、自分から湧き上がる強さを手に入れた。力の強さとは違う。本当の勇気✨✨

「よくやった( *ˊᵕˋ)ノ🐯💕」私も頭の中でいっぱい褒めた。

「ガラは佐藤さん自身だ」確かにそうだった。

初めての1人きりの舞台を踏むところも、大切な場所を守るために 魂を削って、そこに飛び込む勇気も。ストーリーやセリフ以外のところからも、ものすごく伝わってきた(┛'-')┛=⚡️⚡️⚡️

そんな場面に立ち合えたこと、生まれた感情は私にとっても エネルギーになって貯えられた宝物になった💎✨







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