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冬コミ(C103) 旅行記

新年あけましておめでとうございます。本年もよろしくお願いいたします。
自分は2023年12/30-31日の2日間にわたって開催された冬コミ(C103)に例のごとく参戦してきたので、それについての投稿を書き初めにします。今回の旅行の日程は12/27-30で、いつもの三重友人も同行してます。


12/29 往路移動日

世間はもう年の瀬ムード真っ盛りで帰省ラッシュが本番になってきた12月29日、多くの人間が東京から地方へと走る「下り」列車に集結するなか、私たちは逆行して有明への上りの旅路を進み始めていた。

往路は貧乏学生のおともである定番の18きっぷで行く。普通に朝10時くらいに出たら今夜泊まる快活に定刻チェックインできるのだが、友人がバイトをブチこまれたらしく、入れられたシフトをどかす労力には心中察するものがあるのでおとなしく途中で一部新幹線を使って先回りする代替案をとった。

前日から別の友人が独居ハウスに泊まっていたので起きてしゃべりながら軽く家の掃除をして、11時くらいに出発して名古屋で三重友人を待った。ちょうど昼時だったので名古屋駅定番のホーム上きしめん「住よし」を食った。時間通りに合流して、在来線で東を目指す旅が始まった。

これでいいんだよ

友人はもともと電車が激苦手で激酔いする人間だったが、夏コミの時から自分に電車移動で振り回されて慣れてきたらしく、今回は結局最後まで酔うことなく移動できた。鉄道を単なる移動の手段として使っている一般人間には在来線で名古屋-東京を移動するのはきついことくらい自分にもわかっているので、最初は行きを夜行バスとか新幹線とかにしようと思っていたが、友人はダウンロードしてある動画があってそれを聞きながら寝とくのでおkということらしく、道中9割以上寝ていた気がする。お疲れやで。

陽もすぐ落ちて静岡-熱海を新幹線でワープしてしばらく経つと、今回の拠点である蒲田に到着した。

ギリギリ東京都 隣の川崎は神奈川

前回は1日目に泊まった武蔵境を大層気に入って住みたい街アワードに内定したわけだが、今回の蒲田もとても良かった!!!!!

駅を出てすぐは眩しい繁華街といった雰囲気で飲食店が遅くまで多く開いているのだが、駅前の商店街を5分ほど歩くと閑静な住宅街になり、大きめの公園やとてもきれいな温泉まであった。そしててんやがあるのはてんやファンの自分としては決定的な住みたいポイントである。

1日目はとりあえず移動して快活で寝て終わりだと思っていたのだが、ふと前回とてもおいしかった串カツ屋にまた行きたい気分になってきて、JRが乗り放題の今日は移動して夜飯を食うのにちょうどいいということになって、蒲田から一番近い新橋の店舗に行った。

SL広場 日本初の鉄道は新橋-横浜間で開業した

「サラリーマンの街」として知られる新橋は、年末であっても仕事終わりの客で飲み屋街が賑わっていた。NHKの街頭インタビューとかでよく出てくる新橋駅西口前のSL広場を抜けて、とりあえず在来線での移動おつということで初日から串カツ屋に入店した。

乾杯してとりあえず名物の50円豚バラ串を頼みまくった。あとはなんだかんだ毎回頼んでいる「もちチーズ」串やフライドポテトを食べて、友人は焼き鳥やおでんも食っていた。あと忘れてはいけないのが酒で、友人はサワーなど、自分はビールとかを飲み、年末の夜に東京で飲んでいる高揚感も相まって全身が最高になった。

写真これしかなかった 串カツをとれよ
またきます

串以外にもうますぎるどて煮丼などを食べたりして23時、店を出て蒲田に戻った。実は自分は割と年末この日まで課題とかで多忙であり、コミケで何を買うか、コミケ終わった午後はどこに行くかをまだ何も考えていなかったので、この後快活で結局徹夜になったらしいね。

12/30 コミケ1日目+観光

徹夜後にいつもの「5分寝る」をしたら寝過ごしそうになって友人のノックで起床。徒歩5秒のドトールで朝飯を食ってそんなに混んでない京浜東北線に乗り込んだ。今回快活を決めるにあたってコミケへの行きやすさを最優先したため16分ほどでコミケアクセス駅である国際展示場に行くことができる。欲を言えばもう1つ手前の大森の快活をおさえたかったが1か月前から予約が埋まっていたため蒲田にした。コミケ参戦勢は快活WEB予約をするとき1か月前くらいからおさえておこう!(最速で2か月前から可能)

神のアクセス

11時に入場が始まる午前入場枠では列に並ぶのは7時~10時が目安となっていて、今回は9:30頃に到着したので大体のものは手に入ると思っていたが、ここで朝のドトールで飲んだコーヒーにより腹痛が発生してしまい、まずはトイレの列に並ぶことになった。

――並ぶこと1時間、扉は開かれた。アホみたいに進みが遅いトイレ列に絶望し、もう出していいか?と思う時もあったが何とか耐え抜いて無事トイレを済ませた。個人的癪ポイントは自分の番の1つ後ろから係員が別のトイレ誘導を開始して、結果的に自分の後ろからは列が無くなったことだ。ガッデム。運が無さすぎる。Life is pain.

友人は1日目がド本命で超人気絵師のセットを獲りに行っていたので自分がトイレ列に並ぶ前に東棟への列へ並んでいた。対する自分はブルアカエロを求めて駅からすぐの分岐点で友人とは違う西棟への列に並んだ。この時点で10:30になっており結局前回と同じような遅い時間となってしまい正直テンションは下がっていたが、11時過ぎ、列が動いて東京ビッグサイトの逆三角が見えだしたらこれから探検するエロのフィールドに心躍らせて自然と高揚してきた。

TOKYO BIG SIGHT

まあ前回と同様、中に入ると人混みがやばいので写真はないが、並ぶのが遅かった割にはマークしていたものの中で売り切れは1つだけであり、それ以外は入手することができた。今回は自分以外にも何人かフォロワーの委託分があったのでそれも大方入手してあとはひたすらブルアカ大陸となった西棟を探検した。

恐ろしいのが東棟に行った友人であり、9:30から並んでいて最速でそこを目指して行ったにもかかわらず、欲しかったセットは手に入れられなかったらしい。自分は同人誌なので一部の壁サークルを除いて開場した瞬間に争奪戦脱落みたいなことは無いのだが、改めて絵師サイド・東棟の過酷さを思い知ったエピソードである。

電波不良の中何とか合流して13時ごろ、2人とも空腹で餓死しそうになっているため国際展示場を脱出し、今夜徹夜で考えた観光プランに移る。まずは人が満載の新宿方面の電車に逆行して、新木場経由で東京メトロに乗り浅草を目指した。

餓死しそうだったのに満腹 てんやの天丼大は約束された満足を与えてくれる

高級な天ぷら屋さんなどが軒を連ねている雷門前を通り過ぎ、我ら貧乏学生はてんやに入店。私はてんやファンなので全ての人間にてんやをおすすめしているのだが今回は腹も減りすぎていたし特にちょうどいいと思って爆速入店した。いつも通り天丼+温泉卵で、今回は大を注文。うまいのはもちろんだが天丼がこの価格で食えるのは本当におかしいので全人類てんやに行け。

前回の夏コミ旅で雷門・浅草寺は行っていたので今回は別の場所として「浅草文化観光センター」に行った。友人は建築を専攻していて、自分も割と建築には興味があるので、お互い知っていた世界トップクラスの建築家である丹下健三がデザインしたこの建物に今回行けて良かった。

屋上からは雷門から浅草寺へと続く仲見世通りを望む
とにかく全てがきれい!フォント厨の私は独特のカクカクした細字フォントで発狂してしまう
浅草文化観光センター 見れば見るほど不可解な構造である

浅草観光が終わると次は徒歩20分くらいでスカイツリーへ行った。ここも前回の夏コミ旅で行ったが、前回のすみだ水族館とは違い、今回はカービィカフェに行った。といってもカフェの方は予約制なので隣にあるストアだけになってしまったが、カービィ大好きマンの友人はグッズを買って満悦していた。

でかい

その後は表参道を歩いたり新宿御苑に行く予定だったが、案外もう暗くなってきていたので飛ばして東京メトロと東急でみなとみらいを目指した。途中東急渋谷駅で外国人道案内イベントが発生したが個人的に60点の回答だったのでまたリベンジしたいね。

東急でみなとみらい線に直通して一気に日本大通り駅まで行き、大桟橋に来て横浜の夜景を見た。以前自分は赤レンガ倉庫に行ったことがあるので遠くから観覧車と赤レンガ倉庫を見て懐かしくなった。横浜みなとみらいと言ったらこの頭文字をとったSuchmosの楽曲 "YMM" が個人的に永遠に脳内再生されていた。

赤レンガ倉庫と逆側(西側)を見るとライブみたいな光線が横浜の夜空を文字通りバチボコに照らしていて面白かった。羽田も近いし適当な飛行機に光がブチ当たっているのではないかと心配するほど無造作に光線をブンブン回していたのでクソ笑ってしまった。

横浜の夜は激しい

写真ではわかりにくいがこの日は本当に月が大きく、めっちゃ赤かったのでとても幻想的だった。テンション上がりつつも快活のチェックイン時刻が迫ってきたため涙の撤退。横浜からも近いホームタウン蒲田には30分ほどで戻った。

木星みたいな色の月

ここで快活にチェックインして終わりでも十分濃い1日だが、この日はそれで終わらない。実は蒲田快活の近くに良さそうな銭湯を見つけていたのでそこに行こうということになっていた。蒲田駅から徒歩10分ほど歩くと、閑静な住宅街エリアの中に、初めてでも入りやすすぎる雰囲気の銭湯「はすぬま温泉」が見えてきた。

とにかく外装と内装がきれいすぎる!しかも520円で入れてしまうのでとても良い。朝から立つ場面が多かった過酷な1日の疲れをすべて洗い流し、炭酸泉でシュワシュワして最高になった。

この後はスーパーで酒とつまみを買い込み、前日に散歩して見つけていた静かな公園で飲みつつ、高校の同級生の集まりにLINE電話で少し参加して、あとはひたすらに飲んでふわふわになった。自分はあまり酔わない方だが、温泉の後でアルコールが回りやすかったからか、2杯で人生最大級に酔ってしまい夜の蒲田で最高の気分になった。あの酔い方は未だにあれ以来できていない。

自分より酒に弱くふらふらしている友人を快活になんとか送り、自分も疲れていたので爆速睡眠した。明日はお互い目当てのものは特になく、自分がフォロワーの委託分を買い終わったら適当に見て回る気楽プランだったため、部屋に着いた瞬間睡眠開始して幸福だった。

12/31 コミケ2日目+復路

コミケへの良アクセスと公園・温泉がある神の町、蒲田を名残惜しくも後にして雨が降る中2日目の有明を目指した。今日は腹痛が来なかったので普通に9時ごろ並び始めることができてニッコリ。自分にとっては初の東棟待機列だったが環境が良すぎて発狂した。東棟の方がデカいので場所が広いのはもちろん、止まっている間整理された列には番号が付けられて、動くまでは座ったりトイレに行くために抜けたりが自由でとても良かった。西棟待機列はいつも立ちっぱなしなので座れることに感動を覚えつつ、ダウンロードしておいたSpotifyを聞いて11時まで待った。

無事フォロワーの委託分を全入手できたので東棟内を周回。ブルアカは主に1日目が中心だが、2日目も少しはあるのでそれを追い求めていたら良質本があったので購入。何気にその日見つけて勢いで買ったグッズが一番幸福度高い。

そして2日目恒例となっている南棟の企業ブース巡りをした。今回もブルアカを出しているYostarは出展していたが俺の大学1年生時代の生活習慣を破壊した忌まわしきアプリ・雀魂がメインだったため企業ブースは20分くらい見て撤退した。

そういえばスマホゲーやらないマンの私がスマホに入れている数少ないゲームは雀魂とブルアカの2つだけなので完全にYostarの犬である。

また夏に

国際展示場駅は夏コミに続いてブルアカ要素強めだったので、改札の床からこっちを見ている総力戦ボスをいつも通りみんなで踏んで改札を通過。これ逆の入場側は宇沢がいたので写真撮りたかったね…

というわけで都心方面に戻ってバーガーキングを食い、友人が行きたがっていた東京のクソデカUNIQLOに行き、空も暗くなってきたころ神田の温泉で締めようということになった。

大晦日でどこの銭湯も閉まっている中、ここだけは開いていたので混雑がやばかった。そしてだいたいの場所が年末料金とかをやっている中、ここは神田とか言う都心の一等地であるのにもかかわらず520円で入れてとても良かった。風呂上がりのコーヒー牛乳もして、少し迫ってきた帰りの時間を気にしつつ1駅隣の東京駅へと向かった。

神田で520円!?!?!?

お土産を買ったりいつもの牛タン弁当屋が大晦日でもう売ってなかったりしてあわあわしていたら出発3分前になっていてホームでシンカンセンスゴクカタイアイスだけ買って30秒前に乗車。友人は心臓に悪かっただろうが日本の鉄道は絶対早発しないので駆け込むことなく歩いて乗れました。

またきます
うまかった これを食って梅干し嫌いを克服していることに気付く

twitterのタイムラインが大晦日の特別番組や #いいねした人に一言 の返信でにぎわう中、自分は隣で爆睡中の友人にリアルタイムで年賀状を書き、気付けば名古屋、友人と別れた。次合うのは年越し後の成人式なのでどうかFuniではなく本名で呼んでくれることを願う。

あっという間に終点の新大阪に着き、地下鉄やらを乗り継いで兵庫の独居ハウスに到着。今回も良かったです。友人とも話したが、次回の夏コミはそろそろ1人で行くかもしれないです。また楽しみやね。

御堂筋線の接近メロディーで「帰ってきたな」を感じる



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