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人生初コミケ行った

今回は人生初のコミックマーケット(通称コミケ)に行ってきたのでその日記的なものです。私が参加したのは夏コミと言われるやつで、今年の夏コミ(C102)は8月12日と13日に開催されました。8月14日は普通に東京に滞在したので3日間の記録です。なお、今回のコミケ旅は友人1名が同行しました。


往路

自分は移動に関しては基本的にクソ節約手段で行くので、いつも通りなら18きっぷを使って在来線で神戸から東京をめざしていたと思われるが、今回は旅慣れしていない+電車でバチクソに酔う同行人の友人がいたので久しぶりに上級手段の新幹線を利用。速すぎて感動したね。

久々に拝む "上" の景色 階段上った瞬間がたまらない

新神戸はアクセスが不便なうえに、新大阪だと始発の新幹線が多く発着しているので新大阪まで行って始発の自由席に乗車。この日はお盆シーズンだったので混雑がやばいのは下りの方だと思うが、上りもコミケやその他イベントがあったのか指定席は満席。こういう日は自由席の方が空いているので先端の1号車に並んでほぼ貸し切りの空間を享受しよう。

友人は名古屋から合流なので隣の席が埋まらないか心配だったが、1~3号車まである自由席でわざわざ端の1号車までくる人はあまりいないので、名古屋時点でも混雑率は余裕の30%程度といったところだった。

車内では定番のシンカンセンスゴクカタイアイスを購入。新幹線の車内販売は10月末で終了することになってしまったので、乗る度に当たり前のように買っていたこれもどこか名残惜しく感じた。

車内で食べるのは最後かもしれない

10時ごろに品川駅に到着。午前入場の来場開始目安は10時なので超人気サークルの同人誌を狙うには舐め腐った時間だが、初参加なのでとにかく雰囲気を味わいたくて、高揚したまま我々は戦場の国際展示場へと向かった。

8/12 コミケ1日目

品川駅でコインロッカーのトラブルが少しあって時刻は10:30ごろ、すでに午前入場の来場開始目安(10:00)から30分経過しているという焦りが少しありつつも、大崎に移動してコミケ会場最寄り駅の1つである「国際展示場」をめざしてりんかい線に乗り換え。10:45頃にもなると、車内はもう混雑しておらず、全員座れるような状態だった。これには俺も「もう同人誌は何も売れ残っていないのか?」と焦る。コミケ初参加の洗礼を最も感じた瞬間だった。

15分ほどで国際展示場駅に到着し、手慣れた誘導に従って駅からビッグサイトへ移動。うちわやマンガの試し読み冊子を配っている人に交じって、ブルアカの瞬間保冷パック(振ったら冷たくなるやつ)を配ってる人がいてブチアガった。写真は撮るの忘れたけど暑くて溶けてるホシノが良かったですね。

目の前の会場をお預けにされながら付近を一周するような迂回路に誘導されること約15分、"列" が現れた。時刻は11:00頃だったがまだ列はあり、雲量0の快晴ド猛暑の中で人の塊は緩やかに流れていた。一応暇つぶしグッズとしてこの前買ったKindle Paperwhiteを持ってきていたので、キノの旅とかを見ながら30分くらい直射日光とバトルした。

あと何気に一番助かったのは先日ブルアカ2.5周年イベント(それも会場ビッグサイト周辺だった)に参加したときにもらったうちわ、あれ普通に竹製で見た目も耐久性も良い。瞬間保冷パックは、なんかもったいない気がして使わなかったけど今思えば使うべきだった。間違いなくこの3日間で一番暑かった。

TOKYO BIG SIGHT

ゆっくりと進むこと約30分、眼前にドデカい逆三角が現れて塊は2つに分岐した。東京ビッグサイトは大きく分けて西棟・南棟と東棟に分かれているため、西南組と東組はここで別れる。人が多すぎるので分岐をミスると戻るのはまあ無理だろう。1日目に自分が行きたいのは西棟だったので誘導されるがままに西棟へ。

引用元: https://www.bigsight.jp/visitor/floormap/

正直人が多すぎて歩くのがやっとみたいな感じだったので会場内の写真は無いです。でもとにかく見失ったら終わるのは確定の混雑率で、ブルアカやってない友人引き連れてブルアカエロをひたすら追い求める開拓者になった。それにしてもブルアカゾーンが広すぎてブルアカ島が大陸とか呼ばれてたけどガチで大陸だったな。見渡す限りブルアカで、場所によっては見渡す限り同じキャラだったりした。(ミカとか普通に島を形成してた)

そんなこんなで全然回る順とか準備してなかったけど雰囲気でめっちゃ楽しんで1日目は終了。自分の本命は1日目、友人の本命は2日目だったのでとりあえず俺のやることは終わった!と肩の荷が下りた。ちなみに百均とかで売ってるA4のクリアケース(ファイルじゃなくて立体のケース)が超超便利でした。次回もレギュラー入り確定。

だいたい戦利品はほとんど同人誌で、思ったよりも買いまくってしまったけどまあええやろって感じで後悔は全くなかったです。それに加えて少しアクキーとかも初めて買ってみて、結構充実してた1日目でした。1つ悔いがあるとしたら事前に目をつけていた同人誌の1つが目の前で売り切れたこと。次回はカタログとかかって準備したいね。

ちなみにコスプレしてる売り子さんが大量にいてクソ面白かった。ウマ娘とか5回すれ違ったし、バニーアスナとか横に並んで3人くらいいた。

行くのが大混雑なら帰るのも大混雑、だいたい「そろそろ帰るか」となるタイミングはみんな同じなので当然帰りも人の塊を形成しながら駅へと向かいます。りんかい線は大崎までしか通ってないが、50%くらいの確率でその先の埼京線に直通しているせいで渋谷・新宿まで一本で行けてしまい、その便利さが混雑の偏りを生んでホームはとてもカオスな状態だった。

で、夏真っ盛りでとにかく暑い!狂う!状態だったので大崎でさっさと電車を降りてドトールに逃亡。新幹線ぶりの休息を手に入れてしばらく涼んだ後、遅めの昼飯へと繰り出した。

自分は独り旅だと大抵マックや松屋といったファストフードで昼飯を済ませてしまいがちな人間なのだが、今回同行していた友人は食通マンだったので今回の飯は全部「店」で食うことになっていた。飯は全面的に友人に任せていたので場所だけ聞いて渋谷へ移動。時刻は15時、遅めの昼餉は肉のひつまぶしだった。

半熟玉子に感謝 半熟は人類最大の発明である

ひつまぶしと聞くと名古屋のあれしか知らなかったので肉のひつまぶしと言われて意味が分からなかったが、まあうまいので何でも良い。半熟玉子を入れたり、ラストは茶漬けにしたりしてうまかったです。好きなコンテンツのグッズを買い、うまい飯を食う、普通に人生の到達点でワロタ。

久しぶりに食べるちゃんとした料理に感動し、とりあえず夜までまだ時間もあるのでカラオケで戦利品開封+休憩タイムになった。結局普通に歌い出したので全然休憩はできなかった。

夜は渋谷の串カツ。19歳なので飲めないけど、串カツだけでも十分うまいので文句無し! そういえば今兵庫に住んでるのに大阪の串カツ行ったことないので今度行きたいです。

普通に豚バラ50円だったけどうますぎて発狂
夜を知らない町、渋谷

渋谷で昼夜堪能したのでそろそろ宿に向かいます。宿はいつもの快活個室ですが、この日はコミケの影響か、秋葉原はもちろん神田も新宿も個室の空きがなかったので中央線で武蔵境とかいう謎の駅まで行きました。これがめっちゃ良かった! 写真は撮ってないけど普通に駅のデザインも良かったし周辺静かだったし、何より駅や公園に緑が多くて普通に住みたくなった。てんやもあったので老後は武蔵境に住みます。

快活の個室は安定の快適性。これで一泊2,000円なので一回知るとホテルにはもう戻れなくなる。特に漫画を読んだりもせず無料シャワーを浴びて少し友人と武蔵境散策して就寝。明日は友人が人気絵師のブースに挑むのでそれに備えて早めに寝ます。

8/13 コミケ2日目

おはようございます。朝飯は駅前のカフェでクロワッサンを食いました。実はファストフード欲が抑えきれなくなって友人が起きる前にこっそり朝マックしたので2度目の朝食です。

良かった

一夜にして個人的住みたい街ランキング上位になった武蔵境を早々に発ち、友人の本命を獲りに行くべく新宿でりんかい線直通列車を待ちます。なんかタイミングと並ぶ位置が嚙み合って先頭に並べたので一安心。1分後には背後に長蛇の列ができてたので、2日目にしてコミケの本当の朝ラッシュを初体験した。

先頭だったので何とか座ることができ、立ち客で満員の中30分ほどの平穏を確保。そして国際展示場に到着して昨日とは違う、開場前の動かない列に並んだ。そこからは40分ほど待って、さらに開場してからゆっくり進みながら30分ほどして今度は友人の求めるブースの列に並んだ。

最後尾の札を持ち、それを新しく来た後ろの人に渡して待つこと約20分、雨も若干降る中、友人の目当てのものは何とか手に入れられたようでとりあえず歓喜の舞をした。

その後は西棟・南棟のエリアの半分のいわゆる「企業ブース」と言われるところを見たり、突然の雨で自分含む全員が爆速で一斉に建物内に入るのを見て笑ったりしてコミケ終了。2日目もなんだかんだブルアカのエロを少し買ってしまった。俺が並んでたら、ブルアカ知らない友人も、なんか初のR-18同人買っててワロタ。

ブルアカ企業ブース セリカいるの最高や

とりあえず初日より混雑しているりんかい線で都心方面に戻り、駅中のカフェでお疲れ様と言い合って夜飯を食う池袋へ移動。なんか池袋で冷房きつすぎてしばらく体調崩しました。

友人はマック、俺は体調を崩しながら雨の池袋を徘徊して、気付けば夜。この日は全行程で最も豪勢な飯でした。飯を決めるときに「なんか食いたいのある?」と聞かれて適当に「すき焼き」と答えたら本当にすき焼きの店きた。めっちゃうまかったけど良い肉は大量に食えないので、食べ放題なのに時間いっぱいは食えませんでした。貧乏性元取りマインドに敗北。でも繰り返すけどめっちゃうまかったです。

コミケおつ

最後の晩餐みたいな飯を食って、食べ放題で自制に失敗して苦しくなりながら、今日の快活がある北千住へ移動。どうせなら快活の場所変えようということで2日目変えてみたけど、行ったところはなんか料金が安くて個室ナイト8時間パックが学割込みで1,866円でした。2,000円割るの何?

この日も入室してシャワー浴びてすぐ寝ました。

8/14 東京観光

朝、友人より早く起きてまたこっそり朝マック行ってしまった。ファストフード中毒なのかもしれない。ソーセージマフィンとハッシュドポテトを食って「これだよこれ!」となって椅子で一人ガッツポーズをしました。

それで友人が起きてきたら「6km先の温泉施設まで徒歩で行かないか?」との目を疑うメッセージを受信。事前に3日目どっか温泉か銭湯に行きたいという話はしていたのですが、徒歩は正直想像以上。まあ彼は電車酔いLv.99だし、暇だったので快諾しました。

ところが徒歩1時間30分はコミケ2日を経た我々にはいつも以上に険しく、途中突然大雨も降ってきたりして最終的には限界状態で温泉に着きました。その分温泉は本当に最高で多分40分くらい入ってたと思います。風呂上がりのコーヒー牛乳もうまかった。徒歩はきつかったけど間違いなく良い思い出です。

常軌を逸している

その後、最寄りの北綾瀬駅まで徒歩20分の移動をする予定だったが、風呂の後に歩きたくないし、雨が本格的に強くなってきてたのでサプライズでTaxi GOを使用。初めて使ったのでなんかクーポンでクソ安くなりました。奢るのは気分が良いものなので、奢りを提案されたら遠慮せず奢られよう。

タクシーに乗り、5分ほどで北綾瀬に到着。実はこの日まだ朝食をとってないので、朝食を食いに東京駅へ移動。まあ自分は朝マック行ったけどそのことは結局言いませんでした。大手町で乗り換えて、大手町のホームの立体構造を電車酔いしてる友人にオタク特有の早口で語り、東京に到着。ここでホットケーキ?パンケーキ?を食いに行ったが、ここの列が長すぎて1時間くらい待った。ブルアカで自分が一番好きなキャラが限定スイーツを求めてよく列に並んでるのだが、その気持ちが少し分かった気がした。

並んで並んで待望の朝食(ブランチ)。美味しかったけど値段がお高く、貧乏人には少し抵抗があったのも本音です。でもうまかった! それに付属のドデカいバターは専用保冷バッグに入れて持って帰れるので、今考えると法外に高かったわけでもないのかと思う。ちなみにこのバターは量がやばく、今(9/30)現在でも半分以上残っています。食パンに塗って日々頂いています。

画像以上に実物はデカい 大ボリュームのブランチ

その後はとりあえず秋葉原に行って適当に歩いたりショップに入ってグッズ見たりして夕方。なんとなく東京観光で思いついた浅草とスカイツリーに行くことにした。

参加した2.5周年イベントで告知された広告を秋葉原で見て詠嘆

実は浅草観光時から結構帰りの時間がやばいことになっており、もともとは余裕を持った行程だったのが、ほぼ無理そうになっていた。スカイツリーを切るのも検討したが、せっかくなので帰りの時間を遅らせてスカイツリーへ。友人の要望を聞いてガイドする形で、スカイツリーの施設の中にある、すみだ水族館へ行った。正直自分は水族館にそんなに興味はなかったのだが、今回行ってみて予想よりかなり面白かったので、行ってみるもんやなと思った。

でけえよ


デザインというか光の演出みたいなのが良かったです

水族館をやや足早に堪能していざ帰路へ。交通担当である自分の力を本領発揮すべく、乗換案内を指で弾いて最短経路で東京へ直行。写真は撮ってないけどスカイツリーを出た時にちょうど快晴の夕焼けでとても良かった。

東京に着いたらやることは1つ、駅弁探しである。やはり帰りの新幹線で駅弁を食いながらコミケや旅の思い出を語るのはマストだと思うので駅弁を購入。東京から帰る時にいつも買ってる牛たん弁当の店を奇跡的に探し当てたので、さっさとホームに上がります。

復路

帰りも自由席。始発なので座れましたが、次の日台風で東海道新幹線は計画運休するとか言ってて、結構新幹線改札周辺は大混雑だった。結果的に本当にギリギリ帰れたみたいな感じになった。

また来ます

列車は定刻通りに出発し、車窓から東京タワーや国会議事堂が一瞬見えるポイントをオタク特有の早口で友人に語りつつ、駅弁タイム。う~んやはりうまい。駅弁は一部例外を除いて弁当なので冷めているのだが、そのハードルを乗り越えるうまさ。冷めてもうまい!を実感するうまさです。

旅を締める牛たん弁当

この後は普通に友人は寝て、自分は車窓を見つつ、名古屋で友人と解散。自分は終点の新大阪で降りて兵庫の独居宅に帰りました。

人生初のコミケや自分の人生で最も良いと言っても過言ではない飯を食って、とても思い出に残る3日間でした。金に関しては、使うために稼いでいるので良し。

冬コミも同じ友人と行く予定です。
次回も波乱の行程になりそうで楽しみや。

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