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数珠のおはなし 煩悩篇


「感動葬儀。フューネ」です。

鉄刀木(タガヤサン)について書き込みをしたので、

今回はお数珠の説明をしようと思います。しかし・・・

お数珠は奥が深く、全部を解説していたらとても長い文章になって

しまうことに気付きましたので、三回に分けて書き込みをしたいと

思います。


第一回目は煩悩篇

お数珠の珠の数は正式には108個

通常、「本連」または「二連」の数珠と呼ばれ、

「主珠(おもだま)」が108珠ある数珠の事。

二重にして使用する事が多いものです。

それに対し 「略式」と呼ばれる数珠は、

本来は108珠である主珠の数を簡略化した数珠の事です。

主珠の数は108珠の半数の54珠、三分一の36珠、四分の一の27珠、

六分の一の18珠などさまざまです。

「片手数珠」とも呼ばれています。

通常、お葬式にお参りに来られる方はほとんど略式のお数珠で、

「2連」(正式)の数珠を持っている方が年々少なくなってきています。

お数珠の珠が「108」あるのは

人間は生まれながらにして108の煩悩があるといわれているから。

煩悩とは仏教の教義の一つで、身心を乱し悩ませ、

智慧をさまたげる心のはたらきのこと。

分かりやすく解釈すると、「ストレス」ですね。

数珠の珠はそれぞれの煩悩を司る108の仏を表し、

人間のあらゆる煩悩を数珠が受けるとされているそうです。

お数珠は「お守り」の意味も持っているのです。

お数珠をしていて心が落ち着くなら仏さまが守ってくれている証拠です。

108の煩悩を消し去ることで有名なのは

除夜の鐘

1年間の 煩悩(ストレス)を消す為に年越しから年をまたいでたたきます。

「なんで煩悩の数は108なの?」という質問をよく受けますが諸説あります。

「人間は四苦八苦して生きるものだから108の煩悩がある」

という説が一番わかりやすく、自分自身のライフワークに

一番あっていると考えています。

なんで108かって・・・・    掛け算です

4×9+8×9=108

四九36と八九72を足して108

昔のひとが考えた洒落はおもしろいですね。

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