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「三波春夫 ルパン三世を唄う」〜映画「ルパン三世(ルパン vs 複製人間)」エンディング

金曜ロードショーで劇場版ルパン三世、記念すべき第1作が放送されました。

映画のタイトルは「ルパン三世」ですが、その後の様々なルパンの映画と区別する為に「ルパン VS 複製人間(クローン)」というサブタイトルを後付けしてます。

エンディングは三波春夫さんの「ルパン音頭」です。

この三波春夫さんがルパン三世を唄うに当たってある小ネタをTwitter界隈で見かけました。
それに関して私も以前、ネットで見かけたのを覚えててその記事を探してみました。結構時間が掛かりましたが💦やっと見つけました。


今回はこの記事から三波春夫さんとルパン音頭にまつわる箇所をご紹介したいと思います。

ベイシティローラーズから三波春夫へ

...この辺りから話題は大野が出会ったもう一人の天才の逸話へと移っていく。その天才とは、ルパンの劇場版第1作「ルパン三世 ルパンVS複製人間(クローン)」のエンディングで「ルパン音頭」を歌った三波春夫である。
「そもそも映画のエンディング曲は最初、『ベイシティローラーズに歌わせるから大野さんイギリスに飛んでもらいます』って話をディレクターからされてたんだけど、しばらくして『あの話はダメになったから三波春夫さんでいきます』って言われて、どんだけの振れ幅なのよ!と思ったよ(笑)」

「映画.com」より

やはり、噂は本当の様です。細かい経緯は解りませんが、凄い振れ幅ですね(笑)。

当時の三波春夫といえば、現在の芸能界では比較できる人も思い当たらないほどの超大御所だが、三波との仕事は大野にかなり強烈なインパクトを残したようだ。
「スタジオに着いたとたんにお付きの方がリポビタンDを山ほど抱えて、スタッフから掃除のおばちゃんにまで『三波春夫でございます』って言って全員に配ったんだよ(笑)。それからスタジオの中にゴザを敷いて座布団敷いて鏡台セットして、MY楽屋を準備していてびっくりしたね。じゃあ始めましょうかとなって歌ってもらったら、一発で『うわ~っ、こりゃ完璧だ!』ってひっくりかえっちゃった。文句がつけようないくらい歌が上手いんだもん。なのにすぐ僕のところに来て『先生、これでよろしいでしょうか』って言われて(笑)。もう音程から人柄から全部すごい、いままであんな人は二度とみたことないね」

「映画.com」より

当時の大御所感やお人柄が伺える興味深いエピソードですね☺️

しかも「ルパン音頭」には最高の副産物があった。実はその時シングル発売でB面曲が必要となったために作られたのが、今やおなじみの名曲「銭形マーチ」だったのだ。これがルパン以外のキャラクターテーマのさきがけになったことで、峰不二子の「ラブ・スコール」や次元大介の「トルネイド」など人気曲が次々と誕生してくことになる。その点でも大野にとって三波は忘れられない恩人のようである。

「映画.com」より

銭形マーチ

本編でこの歌は流れませんが曲とは当時から最近のルパンまで様々なアレンジで使用されてます。

ラブスコール(峰不二子のテーマ)

トルネイド(次元大介のテーマ)

今回、エンディングは流れたのか⁉︎

今回の金曜ロードショーは通常の約2時間の枠なので、この映画の102分から15分ほどカットせざるを得ない為、エンディングが流れるかも話題になってました。本来、歌詞が4番まであるルパン音頭ですが映画では3番と4番が使用されてます。そして今回は…Twitterを見る限りでは3番のみを本来のエンディング映像では無く本編の映像を使った編集版だった様です。
この「ルパンvs複製人間」は何度も放送されてて、私が10代の頃は未だビデオを持っておらず、カセットテープに録音してました。その時にはエンディングはしっかりあったと記憶してます。CMの時間等、当時とは事情が違ったりするのでしょうね。

当時は、TVシリーズ(2ndシーズン)と絵柄が少し違うし、エンディングも音頭(笑)なのでこの映画が異色作に思えたのですが、様々なTVシリーズ、TVスペシャル、映画で様々なルパン三世を観てるとこの「ルパンVS複製人間」は王道を行く作品だと思うし、「ルパン音頭」もこのエンディングに相応しいと今は思います。


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