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良い戦略を練り上げて、人生を歩め「良い戦略 悪い戦略」

「良い戦略 悪い戦略」https://amzn.to/3nYYTkV

本書は、
良い戦略はどんなもので、
逆に悪い戦略はどんなものかについて書いてある本です。

具体例が豊富で、読みやすかったです。

具体例の中身は、本書に任せるとして、
ここでは、エッセンスを抜き取った僕のメモを書いていきます。
正直、
エッセンスだけなら第5章までの第1部だけ読めば、
それで良いかなと感じました。

では、中身に入っていきます。

'''第1部  良い戦略、悪い戦略'''

第1章 良い戦略は驚きである

アップルは、
「選択と集中」によって復活した

的を絞った戦略をとった
「何をしないか」が重要である


第2章 強みを発見する
ウォルマート
スーパーを建設するところの必要条件として、
人口10万人以上の街であることがあったがこれを破壊した

詳細は書かないが、店舗の定義を変えた

良い戦略を立てるためには、
視点の転換が重要である

第3章 悪い戦略の4つの特徴

1、空疎
2、重大な問題に取り組まない
3、目標を戦略と取り違えている
4、まちがった戦略目標を掲げている

戦略と称されているものの大半が、実際には戦略ではない
目標が多すぎる一方で、行動に結びつく方針が少なすぎる
良い戦略は、とるべき行動が明確である

戦略とは、力を何倍にもするてこのようなものである

良い戦略は、
重要な課題をみきわめ、その課題にどう取り組むか、行動の道筋をつける


第4章 悪い戦略がはびこるのはなぜか

地に足のついていない状態で戦略をこしらえ上げようとするからである

「困難な選択を避ける」
戦略策定の難しさは、結局のところ解決する課題の選択そのものにある
本質的な問題から目を背けないことが重要


第5章 良い戦略の基本構造

基本構造=「カーネル」

要素は3つしかない

診断、基本方針、行動
である

診断とは、
取り組むべき課題の選定

基本方針とは、
方向性を示すこと

行動とは、
基本方針を実行するために設計された一貫性のある一連の行動

行動まで策定して初めて、「良い戦略」になる
多くの戦略は、基本方針までしか策定しない


'''第2部 良い戦略に活かされる強みの源泉'''

良い戦略とは
最も効果の上がるところに持てる力を集中投下すること

第6章 テコ入れ効果

適切な視点を選んでテコをあてがう

第7章 近い目標

よりちかい戦略目標を定める
「実現可能性」が明確であることが重要
戦略は往々にして、長期目標にとどまりがち

第8章 鎖構造

正直ここはパスしていい

鎖構造になった問題について(絡まった糸みたいなイメージ)
ボトルネックを特定して、そこに集中的にリソースを投下した方がいいよね
という話
その際、そもそもボトルネックを特定するのが難しい

第10章 フォーカス

選択と集中の話

第11章 成長路線の罠と健全な成長

目的から逆算して打ち手を考えようねという話。

第12章 優位性

自分の優位なところはどこかを理解すること
そして、それを活用することが重要

第13章 ダイナミクス

時代の変化に合わせて、柔軟に変化していこうぜという話
そもそも時代がどう変わっていくかを予測する能力が必要


第14章 慣性とエントロピー

熱力学第二法則
エントロピーは増大していく
→だからコントロールが必要

第15章 すべての強みをまとめる

NVIDIAの優れた戦略について具体例が書かれている

第3部 ストラテジストの思考

より良い戦略を練り上げるために、役立つ思考法について

第16章 戦略と科学的仮説

この章、おもしろかった
新しい戦略は、「仮説」と同義
その仮説を実行して、軌道修正していく
良い戦略とは、こうすればうまくいくはずだ、という仮説に他ならない
戦略は、世界がどう動くかを知識と経験に基づいて予測するという点で、科学的仮説と共通するものがある

ハワードシュルツのスターバックスの話が出てくる。

第17章 戦略思考のテクニック

戦略的になるということは、近視眼的な見方をなくすということである
ライバルより広い視野を持つこと

直感を疑え
自分の考えを自分で疑い、検証できることが大切

「直感を疑う」ってほとんどの人はできないよなと感じる
下の記事とも繋がるものがある気がします



戦略思考のためのテクニック
1、カーネルに立ち返る
診断、基本方針、行動

2、問題点を正確にみきわめる
そもそも解くべき課題ってなんだっけというところをもう一度見直す
これは、安宅先生の「イシューからはじめよ」と繋がる


3、最初の案を破壊する
これが、直感を疑えという話



このブログでは、
抽象的なところだけ抜き取って書いていきましたが、
本書の良さは、「具体例が豊富にある」というところだと
僕は感じました。

人間の傲慢さや愚かさが、よくわかります。
人間は意識しないと、
悪い戦略を立てて、その戦略に基づいて行動してしまうのだなと強く感じました。


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