リーダーの仮面 〜「いちプレーヤー」から「マネジャー」に頭を切り替える思考法
本書は、
組織の中で上に立つ人間、リーダーがどのように振る舞うと
より部下の生産性、ひいては組織の生産性が高くなるのか
ということが書かれた本です。
「リーダーの仮面」https://amzn.to/3lDY15G
著者は、安藤広大さんという方で、
株式会社識学の代表です。https://corp.shikigaku.jp/
ホームページを覗くと「識学」は、
やはり「生産性が高い組織運営を実現するため」の理論のようですね。
前置きはこのぐらいにして、中身に入っていきます。
結論から言いますと、
リーダーは以下の5つの点にフォーカスして、マネジメントしていけばいいだけだと著者は言っています。
それらは
・ルール
・位置
・利益
・結果
・成長
の5点です。
これら5点についての細かい内容は省き、
ここでは、結局どうするのがいいかを書きます。
それは、
「仕事の過程や評価に感情を入れず、機械的にマネジメントをすること」
であると僕は解釈しました。
プログラミングを走らせるような感じですね。
これを聞くと、
「そんなんできないよ」という人も出てきそうです。
ですが、そんなことはないと著者は言っています。
だからこそ
本書のタイトルは
「リーダーの仮面」となっているのです。
自分の人格まで変える必要はないが、(ここ大事)
組織の中でリーダーの位置にいる人は
組織にいる間は「仮面」を被って、
ルール、位置、利益、結果、成長
だけにフォーカスしている人間になればいいのだと言っています。
余談ではありますが、
今流行りのティール組織(https://www.sbbit.jp/article/cont1/35603)よりも、ピラミッド組織の方が生産性が高いと書かれています。
こんな機械的にできるもんなの?
人間らしさみたいなものは捨ててしまうのか?
という類の疑問や違和感を感じた人も多いかと思います。
本書を読み解くに、
この本の著者もそのようなことを5億回ぐらい言われているようでした。
それに対して、本書を引用して回答し、
本記事を終わりにしたいと思います。
たしかに、人を人とは思っていません。ただそれは、「人を人と思って組織運営すると、人のためにならない」とわかっているからです。
いったん人としてあつかうのをやめたほうが、人はむしろ成長するという逆説的な真実があるのです。
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