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読んだ観た聴いたもの感想ざっくり書く 2021年7月19日~8月1日

また1週空いてしまったのは、五輪関係のいろいろやら、最近の感染拡大状況やらをどうにも気にしてしまってちょっと滅入り気味なのと、それもあって先週は特にインプットの気力が落ちてしまっていたから。
がんばっていきましょう。

▼マンガ
・『モノローグ書店街』(小坂俊史/竹書房/バンブーコミックス WIN SELECTION)
『中央モノローグ線』から続く、いわゆる「モノローグシリーズ」。
4コマ誌作家で数少ない私のお気に入り、小坂先生です。いろんな規模、いろんな業態の書店員たちのモノローグで紡がれる今作もすばらしかった。ちょっとノスタルジックで、狭くて、でも独特の愛情に満ちた世界という点で、これまで扱われてきたテーマたちにも通じるのだろうな。

・『まれなひと』(白湯白かばん/KADOKAWA/ビームコミックス)
Twitter発の作品らしいのだが、寡聞にして知らない方だった。マンガ界隈の話題はわりとバランスよく取り入れられるTLを作っているつもりだが、「バズ」にもやはりたどり着く先の限界があるな。ビームコミックスらしい独特さとゆるいノリ、好きだなーと思いました。

・『しょうもないのうりょく 2』(高野雀/竹書房/バンブーコミックス)
で、『まれなひと』を間に挟みながら積んでいたこちらの2巻を読んだら、絶妙に近い世界観があって面白かったという。ラブコメ的に進展があったりして、このほのぼの感はそれこそ、この媒体でなければ高野先生の作品としてなかなかあり得なかったのではという気がして、良いなあと思う。その一方で、全体のテーマとしてはほんのり示唆的なあたりは、やはりこの人の世界だなあと思うし。

・『友達として大好き 3』(ゆうち 巳くみ/講談社/アフタヌーンKC)
この巻数での完結が予定されていたものなのかそうでないのかはわからない。けれど、個人的な感想としては、もっとゆっくり、時間をかけて、この子たちの変化や成長を見守っていきたかったな。それを成立させるのはめちゃくちゃ難しいだろうなとも思うけれど。良い作品でした。

・『JKハルは異世界で娼婦になった 1』(山田 J太,平鳥 コウ/新潮社/BUNCH COMICS)
タイトル通りの内容、小説のコミカライズ。やっぱり紙の版元の異世界ものはひとひねりある作品になるな。いわゆる異世界を男尊女卑の文化という観点で、そこで傷つきながらたくましく生きる転生ヒロイン・ハルの視点から描く。なるほどなあ…。

▼イベント
・祝50歳 錦鯉 長谷川まさのり生誕祭「バカの日」
現地チケットが取れたので行ってきた。感染拡大がアレなので少し迷いはあったのだが、行ってみたらサイン入りの「生芸人」写真集ブックレットやら「うまみ搾り」やらのおみやげつきで嬉しかったです。イベント自体はゲストも特になく、ただただ錦鯉のふたりが過去のまさのりさんの写真を見ながらおしゃべり、ケーキとプレゼント贈呈、漫才、という素朴な内容。ゆるめのファンイベントとして良い塩梅だったのかなと思うけど終盤はちょっと疲れちゃったな笑。「ニュースキャスター」の「お手を拝借」に参加できたのと、便所掃除ネタをリアルで見られてよかった。
行く前はまさのりさんまた泣いちゃうんじゃないの?と思ってたけど、蓋を開けてみたらそんな要素はひとつもない愉快なイベントでした。

▼映画
・『イン・ザ・ハイツ』
何か…ワーッと盛り上がる気持ちになるものが観たい…!という気持ちで鑑賞。『グレイテスト・ショーマン』を観たあとに近い感覚。ミュージカル映画としてはハイクオリティで楽しかったけれど、ストーリー運びがなんか不思議なテンポ感で序盤ちょっと退屈に感じてしまったのと、なんというか、優等生ドラマであるなあ…という感じもしてあまりノリきれなかった。ヒップホップがあまり好きじゃないせいもあるだろうと思う。

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