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読んだ観た聴いたもの感想ざっくり書く 2021年4月26日~5月2日

▼マンガ
・『ひらばのひと 1』(久世番子/講談社/モーニング)
「講談」が題材の久世番子さんの作品…ということで、読み切りのマイクロコンテンツ版も購入してはいたものの、なんとなく読めていなかった1作。単行本1巻にまとまったということでやっと読めた。読めた…のだけど、個人的にはもうひとつ…という感じだった。馴染みの薄い講談という演芸の魅力をもっと知りたかったかな、この段階で。

・『酒と恋には酔って然るべき 1』(はるこ/秋田書店/A.L.C.DX)
これも、最初に話題になっていた時点で認識はしていたけれど今までなんとなくスルーしてきてしまっていた作品。かなり独特な魅力の作品だなあと思ったし、これをプチヒットにつなげたのは編集・版元サイドの努力もだいぶあったのではという気もして、いろいろ考えさせられた。秋田はこういう女性向け作品のラインが確立しているな。

▼小説
・『地球星人』(村田沙耶香)
活字本は通勤時間や昼休みにちょこちょこ読むことが多く、なので読了に時間がかかるのだけど、この作品はサクサクあっという間に読み終えてしまった(このあとに読みたい本が控えていたためもあるが)。技術として、とても読みやすい文章なのだろうなあと思う。
村田さんは、当時の職場で回ってきた芥川賞受賞時の「文藝春秋」で『コンビニ人間』を読んでから関心を持っていて、その後『消滅世界』も読んでいる。しかし評判や帯の惹句に違わずというか、今作は『コンビニ人間』以上のインパクトだった。
私は(奈月のような酷な体験を経ていないにもかかわらず)地球星人を上手にできていない側の人間で、ある程度の「共感」みたいなものを持って読んでいる立場だけれど、それを上手にできている人は、村田さんの小説を読んでどんなふうに感じるのだろうな、みたいなことを考えてしまったりする。
読了後、無性に読みたくなって手塚先生の短編集「サスピション」(『サスピション』『インセクター』『山の彼方の空紅く』『おそすぎるアイツ』『料理する女』収録)を再読。『空気の底』『ザ・クレーター』あたりの雰囲気に通じるものもあるなと。
フィクションに、物語に触れることは、思考実験であるなあ、と思った。こういう作品が世に出て評価されることに私はうれしさを感じる。

▼テレビ
・「賞金奪い合いネタバトル ソウドリ〜SOUDORI〜」4月26日放送回
滝音、錦鯉、ZAZYというわたしがうれしいAブロック。個人的に一番笑ったのはZAZYだったけど錦鯉の優勝はもちろんうれしい。「サファリパーク」だった。終わり方はネタ祭りの時の感じのほうが好きだったな。滝音も、まさのりさんが大好きな人たちというのを抜きにしてもとっても面白かった。音信不通騒ぎで心配ですね、何事もなければいいけれど。

・「まんが未知」4月28日放送回
芸能人の原作をマンガ家がマンガにする、というクリエイティブなバラエティ。コロコロ漫才の錦鯉(まさのりさん)×コロコロ代表作家ののむらしんぼ先生という最高オブ最高な組み合わせで、テレビのバラエティ番組でこんなに楽しそうにイキイキしているまさのりさんを初めて見た、と思った。完成楽しみだな。完成作品はGANMA!で配信とのこと。

▼その他
・「M-1グランプリ2016 準決勝」
プライムビデオ、最近追加されたのかな? 取り急ぎ錦鯉だけ先に見た。ネタはニュースキャスター。隆さんが(むっちりしていて)若々しい。テンポも速い。めちゃくちゃ面白かったけど、虫歯腫らしてるまさのりさんが気になってしまった面も笑。このおふたりは年を重ねるほど面白くなる、というのを実感した。体に気を付けて長く活躍していただきたいな……。「主治医が見つかる診療所」見たので心配しています。

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GWは暦通りに休みだが、休み中に考えなければならないことが多い。
それから、ヘッダーにしているあの本を読み始めたい。

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