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私が洋服に魅了され続ける意味とは

なぜ私はここまで洋服に魅せられ、のめり込んでしまったのか、ふと考えてみる。今まで趣味として手を出したものは結構あって、小学生からずっとサッカーをしていて中学校でヘラ鮒釣りに目覚め、フォークギターやブルースハープなんかもしたり、そういえば小学校の時にはトランペットもやったな。高校で洋服やブレイクダンスなんかもちょっとやったり、バイクにも乗り出して、ギターもエレキギターに変わりバンドもやった。

ありとあらゆる趣味に手を出してきたわけだけれど洋服を生業とし生きていこうとしたのは20歳ちょっと前位。いろんなお店に行くとやはり欲しい洋服があって良いな。と思う服は高くて手が出せないというのがほとんどだった。それもまたのめり込む要素の一つなのかもしれない。

欲しいけど買えない。それの連続。それともう一つは見たこともない洋服に出会う。それの連続。服を好きになって約15年。いつどこへ行っても出会った事のない、いまだ見た事がない服に出くわす。それがまた楽しいし、もっと見つけたいと思ってしまう。特に今は自分のお店を持ったのでそういった商品をお店に並べてお客様に提案したいと思う。

私よりも大先輩でこの業界に40年おられる方でも初めて見た。というものはいまだにあるらしい。底無し沼だ。楽しいという事と、それを手に入れる優越感。着るという幸福。買えないというジレンマ。それらが合わさってずっと洋服を追いかけているのかもしれない。

時代が変われば洋服も変わる。それに伴って自分自身も歳を重ねスタイルが変わり、自分の好きも少しずつ変わる。その度に着る洋服のジャンルも変わればそこにはまた知らない世界が広がっている。そうやって何度も新しい何かに出会って興味が湧いて知りたくなる。どうでも良い事なのかもしれないけどまだその好奇心は私の中から消えていかない。

毎日袖を通すのだからそれが自分の心躍るものの方が良いじゃないか。

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