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福大愛を感じさせるグッズの商品提案プロジェクト

概要  

「福大グッズ」の商品のデザイン・提案

条件

①「福大愛」を感じさせるもの
②革、木、アパレルの3部門に分かれそれぞれのチームで提案を行う

期間
2019年10月〜12月



重要なこと

"デザインに意味を持たせる"

なぜそのようなデザインにした?
そのデザインに至るまで
今の深さ
→商品提案までの過程を重要視する




商品提案とそれまでの過程

私は「革」部門を選択したため、今回は革を扱った商品の提案とそれに至るまでの過程について紹介していきたいと思います!

過程①目標づくり

「ビジョン提案型デザイン手法」を用いてプロジェクト目標を決定しました!


まず「福大愛とは何か?」ということについて話し合い、誰に・どうしてもらうかを決めました。
その中で
愛着
とは同様なものなのか、異なるのかということを知る必要があるという結果となり愛と愛着の定義について調べることにしました!

愛:相互に与え合えるもの

愛着:一方通行

愛は対象とするものとされるものの双方がプラスな感情をお互いに与えているイメージ
愛着は対象とするものがプラスな感情を一方的に向けているイメージ
ではないかなと調べていくうちに考えました。

そこで私たちが持たせるべきものは「愛着」であり長期間の利用によって持たせていくことでそれに繋げていくという意見にまとまりました!
目標としては

ターゲット
:在学生
どのようなモノ:日常的に利用してもらい、卒業後でも利用できるモノ
どうやって福大愛を感じるか:卒業後も利用することによって在学中の思い出が蘇り、福大愛に繋がっていく

というようなモノを作っていこうということになりました!


過程②調査

次にどんなモノを提案するか決めるために「愛着を持つモノ」についてインタビューを行いました!

誰がどんな理由でどれぐらい使っているのだろう?ということから商品提案に繋げていこうという考えです。

インタビューの内容としては
・学生のときからor昔から大切にしているモノ
・使用期間
・大切にしている理由

を基本とし、それぞれ深掘りしていきました。

そしてその調査結果を共有し、事象→欲求→目標として分類する「上位下位分析」を行いました。
まずはそれぞれの調査から得た「長く使う理由」という事象が「機能面」「思い出」の2つに分類できたため、その作業を行いました。

さらにもっと細分化しそれぞれテーマを付けました。

過程②から分かったこと
・長く使ってはいるが愛着があるということには繋がらない人がいた
・インタビューで「長く使っているモノ」について聞いたため愛着のないモノまで混在してしまった
・「愛着=長く使う」という概念を持っており、「長く使う」という方にフォーカスを当ててしまったため行き詰まってしまっていた
・「愛着=○○+期間」という概念をもち○○を探す
・愛着あるモノを記念として飾るよりも肩身離さず持っておきたい人に焦点を当てた方がアイデアが出やすかった



過程③商品提案


過程②の分析をもとに商品案を絞っていきました。

まず「愛着=○○+期間」の○○は何かを考え出すことができました!

それは出来事です!
そのモノと体験を共有することによって記憶として残り、それに期間が加わることによって愛着の形成へと繋がっていくのです。

まとめると
・モノを購入する
・モノと出来事を共有する
・肩身離さず持っておくことで様々な体験をする
・期間が加わり、時間的な変化によって欲求も変化する
・愛着が形成される

という流れです!
このことから私たちが商品を通して提供すべきは「体験」であるということになりました!

以上のことから考えた商品は
オーダーメイドのキーケース
です!

バリューシナリオとしては
1.ネットではなく現場でオーダーメイドを行う
 →商品完成までの一連の流れの1つを体験できる

2.キーケースという日常的に肩身離さず利用するものとすることでその後の体験も共有することが可能となる

3.ミズノさんの「革」を用いることで長期間利用の実現が可能となる

というものです!

<商品提案の様子>


まとめ

このプロジェクトを通して「ユーザーの体験価値をベースにした商品企画」のコンセプトアイデアを立てるところまでを経験することができました。(下画像参照)

この経験からチームとして動くためには「共有力」が大切になってくるのだと感じました。

自分が調査したことはもちろん感じたことを些細なことでも発信し、グループ内で共有させることで集団として今後どう動いていくべきかというベクトルを合わせることができる。
さらに共有した「つもり」になるのではなく記録といった可視化させた形で残すことで再確認することも可能となる。

この2つを学ぶことができました!
そして今回のプロジェクトで行ったことは商品企画だけではなく、私が現在行っている就職活動にも活かすことができると感じました。

企業が求めているものはなにか、自分の中にそれを満たすものはあるか、その企業に活かせる自分の経験はあるのか......etc

私はこのプロジェクトをきっかけに商品企画について興味を持つことができ、就職活動の軸の1つとして現在も持ち続けています。
そのぐらい自分にとっては大きな経験でした。

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