だらだらポルノ小説 vol1 -ボクっ娘幼馴染-

 以下のポルノ小説についての所感をまとめる。
最近女性らしい身体付きになってきたボクっ娘幼馴染みを脅迫して性奴隷にして性欲処理に使ったが、なんやかんや両思いで丸く収まる話

 ランキングについては以下の通りだった。
 (ランキングで作品を評価するのは誤っていると感じる人はいるだろう。私もそう思う。とはいえ、一番簡単に手に入る数字がランキングなのでランキングで楽して評価していきたい。)

日間ランキング:3位
週間ランキング:ランキング外

 過去作に比べて多少低い程度だが、7日連続投稿したということを考えると過去作に比べて人気がなかったと感じている。


今作の目標

目標#1 : 愛についての現状の自分の思考をまとめ、提示する
 性行為と愛って深く結びついているので、今後ポルノ小説を書いていく上で自分が愛についてどういう感覚なのかをまとめる必要があると思った。
 何か尖った新しい価値観を提示するものではなく、「次回以降に発展させるために現状を整理する」というものを目標にしている。

 また、以前、自作の面白さを読者に質問したところ、以下の回答をいただいた。

自分にない価値観を摂取できるところが魅力だと思います。それに伴う思考回路のオリジナリティや予測不可能な所が、他の作品と峻別される大きなポイントに感じてます(一部抜粋)

 この面白さを実現するため、愛についての価値観、思考回路を丁寧に提示したい。

目標#2 : 興味深いキャラクタ間の相互作用を描く
 こちらも別の方に自作の面白さを質問したところ、以下の回答を得た。

キャラクタに与えられた性質とそれに基づいて生じる振る舞い、そしてその振る舞いをもつキャラクタ同士が相互作用することで発生する挙動、これらの計算が精緻。

 この面白さを作品内で表すためにキャラクタ間の興味深い相互作用を描きたい。

目標#3 : 和姦の退屈さを解消する
 いずれ斬首理論について詳しく描きたいが、私は恋愛が成就した末の和姦というのはデザイン空間が狭く、何も変化が起こらず、退屈だと思っている。
 その退屈さを解消する手段を模索している。

 以下は私の考えについての軽い参考画像。(いずれちゃんとまとめたい)

画像1



目標を達成できたか

 以下のように自分では評価している。
 (読者が「興味深い相互作用でした!」「エキサイティングなセックスでした!」などの感想を書いてくるようなことはないため、自己評価せざるを得ない。)

目標#1 : 愛についての現状の自分の思考をまとめ、提示する
 8点

 愛について語るうえで以下のような構造を採用した。

主人公:父性原理的な愛(条件付きの愛、「私がお前を愛するのは期待に応え、義務を果たすからだ」)に支配されている
ヒロイン : 母性原理的な愛(無条件尾愛、「私がお前を愛するのはお前がお前だからである」に支配されている)
物語を通じての変化 : 二人の愛は変化して「能動的に愛することを選択して、それらを育む努力を行う」という決断をする。

 「愛を育むとはどういうことか」を十分に描き切れなかったが、それは私が十分に言語化できていないことに由来する。
 次作以降、愛をテーマにした作品を書くことがあればより発展的な内容を書きたい。

 また、読んだことある人はピンと来たかもしれないが、エーリッヒ・フロムの「愛するということ」の影響を強く受けている。(それなりに自身の経験も盛り込んだつもりだが)

目標#2 : 興味深いキャラクタ間の相互作用を描く
 4点
 これについては失敗したと感じている。
 上記のような「主人公とヒロインが異なる思考を持つ両社が関係した結果、新しい考えにいたる」という構造で作成したが、「答えを持っているヒロインや妹が主人公に答えを授ける」と読まれているように思う。
 これは「ヒロインの持つ問題」に対して、「主人公の持つ問題」を強く描きすぎたことに由来していると思う。ヒロインの変化もより描くべきだった。

 これでは興味深いキャラクタ間の相互作用が起こったとはいえない。

目標#3 : 和姦の退屈さを解消する
 1点
 これも上手くいっていないだろう。本作最大のつまらないポイントだと思っている。
 キャラクター性を発揮する場としてセックスを使用すれば、セックス描写が面白くなるんじゃないかと思ったがそんなことはなかった。
 私はセックスを淫靡に書く能力が現状ないので、「どのような変わったセックスるをするか」というシチュエーションを工夫するべきだった。
 (それとは別に、淫靡だと思う文章を観察して取り入れていきたい。長期間の成長は大事だが、今持っていない武器に頼って戦場に出るべきはなかった)


教訓、次作の目標など未来の話


 次作について何も考えていないが、以下のような目標がある。

#1 淫靡なシチュエーションを設定する
 これは上記の「和姦の退屈さを解消する」を受けてのことだ。次回のセックスが和姦になるかは分からないが、何か興奮に寄与するシチュエーションをちゃんと用意したい。

シチュ


#2 権力による性行為の強制、という構造を取り入れるか……?
 ランキングを見てみると「国家権力に性行為を強要される」という作品が2つランクインしている。(教育課程に性行為が導入される、性行為を強要できるチケットが発行されている)
 うけるジャンルだったら私も書きたーい。

この二つの作品には以下のような特徴がありそう。
・性行為が主人公にとって「日常」というわけではない。「そうした制度のある世界はどのような価値観か」という思考実験的な要素は少なく、現代日本人的な価値観を導入している。
・独占の手段が存在している。システムを使用してセックスしているが、ヒロインが他の男性に抱かれないようにする制度が存在している。

 国家権力による強要というところまで取り入れるかはともかく、要素は抽出して活かせたら活かしたい。

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