手術1

 美容院では前髪をいつもより短くしてもらうようにお願い、結果、短くなり過ぎました.三日前から日に三回、目薬。そして、午前中にシャワーを浴び、準備万端です。
 まずは悪い方の右目から。
 手術室の横に待合室(?)があり、自分の順番を待ちます。準備、一時間半、手術室、三十分と聞いています。
 私が入った時点で済んだ人一人、手術待ち三人でした。
 手首に取り違え防止のバンドをつけられ、問診、体温測定、血圧測定と進みます。
 目薬は時間を置きながら、点眼されますが、何と七回で前半終了。ここで希望者はトイレに行きます。もちろん、行きました。
 それから、スリッパに履き替えます。ここでまた、目薬。それから、髪の毛をおおうキャップをかぶされ、テープで留められます。
 オゾン水で目を洗われ、その後、軽い麻酔の目薬を点眼されます。
 綿棒のような物で顔に消毒薬が塗られます。イソジンっぽいので、変な顔になったはず。
 そして、いよいよ手術室へ。名前を確認され、トコトコ入っていきます。
 座った椅子が倒され、頭の高さが調整されます。歯医者の椅子のような感じです。
 緑のシートがかぶされ、貼られます。目が開きっぱなしになるようテープで留められ、透明なプラスチックの枠で固定されます。
 左手に血圧計と心電図測定がつけられ、右人差し指に血中酸素測定の器具がつけられます。
 ここまで手際よく、あっという間です。
 心の準備ができないまま、無影灯がつけられ、眩しい。
 麻酔の目薬をされていることもあって、見えるのはマジェンタ色と黒が軽く混じったところに眩しい光が三つでした。
 先生が何か言って、手術開始。何をしているかわからないなあと思っていたら、途中、眩しい光がぐちゃぐちゃに。
 これって、もしかして、水晶体が崩されたってことですか?
 何かが目にかけられます。
 それから、水晶体を吸い取ってるっぽい時間が案外、長い。おまけに目は痛くないんだけど、器具か何かで押されて、目の周りや頭がちょっと痛い。
 と、また、最初のマジェンタと黒の混じった中に白い灯りが三つの状態に戻ります。これはレンズが入ったということですね。
 で、終了。最後に目薬をさされると、急に天井が見えるようになります。
「はがすの、少し痛いですよ」
 と、緑のシートなどがまとめてはがされます。
 すぐに椅子の背が戻され、もう、自分で歩いて待合室に戻ります。
 消毒を拭いてもらい、透明なプラスチックの眼帯をつけられます。
 手術後の目薬の処方箋をもらったら、本当に終了。
 最後はあっけない感じでした。

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