良いこと・悪いこと

どうも、ふみこです。
最近note書くのが楽しいので楽しいうちに色々まとめていきます。
今回はミニペニ形成をして自分が感じたやってよかったこと、デメリットについてです。

未オペと比べた時のプラス面

①穴がなくなる

膣閉鎖を一緒にやれば穴がなくなります。
僕は「竿がない男はいても穴のある男はいない」と思っているので、僕の中で膣閉鎖はマストでした。
女性の象徴である穴がなくなったのは本当にでかい。SRSでは"紙面上"男になっただけで身体は女のままと感じていたけど、膣閉鎖後は「女ではなくなった」と思えました。自己肯定感爆上がり。


②クリチンじゃなくなる

クリチンって言葉が嫌いです。クリって言っちゃってるじゃん、自分で女性器って言っちゃってるじゃんってめちゃめちゃ嫌悪感が僕はあります
しかも、射精できない、尿道もないソレがチンと言えるのか?と思うのでオペ前も極力この言葉は使いたくなかった。
オペしても射精できないのは変わらないけどオペ後は尿道があるのでチンと言えると思う。ただの言葉だけど、この変化も自己肯定感が上がる


③排尿音が変わる

女性特有のシャーッていう音はビラビラにあたる音らしい。ビラビラにあたるって言葉がもう嫌悪感しかない。
男子トイレ使う人はわかると思うけど、男子トイレからそんな音は聞こえない。そんな音がしてても気にしない人が多そうだけどね、音を発してる本人は気になるんだよな。
なーーーんも気にせず座りションできる。ストレスフリー


④立ちションできる

これは術式や人による。
オペしてもできないって人もいる。
僕は修正手術を経てできるようになりました。初めてグッズを使わず小便器で成功した時の感動は忘れられないなぁ。最高です


⑤トイレが楽


これは④とかぶるけど、立ちションできるようになった事でトイレに行くタイミングを全く気にしなくて良くなった。
いつ?どこで?わざとタイミングずらして、常に個室空いてるかな?って考えるの本当にストレス!!!

自分が行きたい時に行ける
素晴らしい👍✨

あと座りションより動作が少ないのも非常に楽です

個室:ドア閉める→荷物置く→フタ上げる→汚かったら便器拭く→ズボン下ろす→排尿→拭く→ズボン上げる→フタ閉める→流す→荷物持つ→ドア開ける……人によって若干違うとは思うけど動作多くね?

小便器:前に立つ→チャック開ける→チン出す→放尿→尿切る→チンしまう→チャック上げる、終わり!!


⑥手術のことを考えなくてよくなった

ミニペニや陰茎形成をやるとなると数ヶ月単位で時間が必要です。人生設計にも関わるから簡単にできるもんじゃない。
オペ前、僕は常に「いつやろう」「退職はいつしよう」「修正が必要になったらどうしよう」……頭の中はこれでいっぱい。時間があれば常に手術を考えるのがすごい虚しかった。時間がすごい無駄に感じた。オペの事を考えなくなった今、トランス以外の違うことに時間を使える。僕がオペを踏み切った理由のひとつです。


陰茎形成と比べた時のプラス面


①傷

大きな傷が残らない
陰茎形成したら特徴的な大きな傷が残る。人の目を気にしてしまう自分はこれが結構躊躇う理由です。
形成しちゃえばきっと傷なんかどうでもいいくらい幸福感あるんだろうなと思うけどね。
色んな傷ができる分術後は本当に大変なのは間違いない。


②療養期間

傷ができる面積が小さい分陰茎形成と比べれば回復までが短い期間になる。
僕の場合、日常生活に戻るまで1ヶ月半、どこにも違和感がなくなるまで3ヶ月ほどでした。
足や腕に傷がないから1ヶ月ほどである程度日常生活はおくれます。傷が閉じてしまえば運動など全て今まで通りの生活が送れます。
陰茎形成だと形成の為に組織を取った腕や足が術前と同じように動かせるまで半年前後は期間がかかるみたいです。


③(うまくいけば)1回でオペが終わる

修正なしの1発OKならそれで終わる
僕含め僕のオペ済み友人たちはほぼ修正手術受けてるけど😅
陰茎形成は脱毛も必要だし、尿道延長→形成で最低2回はオペ必要。術後のトラブルもミニペニより確率高いと思う。


④性感が変わらない

陰茎形成と違って、そのまま残るので性感は術前と変わりません。陰茎形成でもしっかり戻る人もいるみたいだけど確証ないから戻らなかったら怖いなぁ…(笑)


未オペと比べたマイナス面


①費用

僕の場合、形成+修正2回で滞在費等込みで160万ほど。病院によってはもっと高い。


②痛い

ヒトの急所弄り回すワケだから痛くないはずがない。SRSとは比にならない。
体勢も制限されるから腰もお尻も痛い。立っても横になっても痛い時もあるし座れない、詰み。

修正手術や処置で局所麻酔することもあるんだけど、局麻本当に地獄…


③尿道カテーテルが入らない

手術で無理やり尿道を延長して元の尿道と接続しているので、その接続部で引っかかってカテーテルが入らない。入った人もいるから絶対じゃないけど緊急時はそんな時間ないので膀胱から直接管を入れる膀胱瘻か、元々の尿道口付近を切開して尿カテ挿入になる可能性が高い


④執刀してくれる医師が少ない

国内では数名しかいない。海外でも限られるし情報も見つけにくい。海外でやるなら狭窄とか緊急性が高い症状になった時に診てくれる病院を国内で探しておく必要もある。国内でオペしたとしてもその病院が遠ければやっぱり緊急時は危ない


⑤風呂グッズが使いにくくなる

僕はタマ作ってないので竿にはめるタイプのグッズ問題なく使えるけど、タマ作った友達はうまくつけられなくて風呂が不便になったって言ってた


⑥療養期間が辛い

1ヶ月は動きが制限される。歩くのも座るのも辛い。
遊びにも行けないし日常生活だって辛かったりする
僕は術前の生活と変わらなくなるまで3ヶ月必要だった(2ヶ月でだいぶ回復したけど長時間座ったり自転車は2ヶ月経っても痛かった)


⑦辛いことを乗り越えたのにうまくいかない

お金も時間も大量に消費して、痛い思いも辛い思いもたくさんしたのに満足の結果が出ないかもしれない
自分もまさにこれを経験していて、形成で穴があき、修正受けても穴があく…
傷が離開してるところに尿がかかるから地獄のような痛み。想像してみてください、血みどろの傷におしっこ掛ける痛みを。悶絶します、心も折れそうになる。


陰茎形成と比べたマイナス面


①サイズは変わらない

術式によって多少は変わるけど、サイズは元の素材に依存する。
元が小さければ立ちションは難しい
立ちションだけで見たら陰茎形成の方ができる確率高い


②ちんこって言うには忍びない

陰茎形成なら立派な竿ができます。なんなら純男より立派だったりする。
それに比べてミニペニはほぼ存在感がない。ちんこって言うのは申し訳なく思ったりする(笑)


③結局陰茎形成したくなる(人もいる)

せっかくオペしてももっこりするほどの存在にはならないので結局もっこりグッズが必要だったり、立ちションできなかったり。そうなると結局陰茎形成したくなる
僕もオペ前はぜっっっったい陰茎形成しないと思っていたけど今はだいぶ受けたい気持ちが出てきてる。もう時間作る気力ないよ〜〜


結論

僕はたくさんのデメリットを考えても「立ちションしたい」「女性器の嫌悪感が耐えられない」この2つが勝りました。
瘻孔ができて立ちションができない状態でも、めちゃくちゃ痛くても、オペ自体を受けなきゃ良かったと思ったことはありません。(違う病院だったらこうならなかったのかな?と思ったことは正直ある。)

そして、立ちションという目的をやっと達成した今、本当にハッピー。

最終的に行徳に行ったけど、ナグモ以外の違う病院だったら立ちションできるように形成された保証はないから最初から行徳にすればよかったとは特に思ってないです。
山口先生にも櫻井先生にも大感謝

この先尿カテ入らないことで苦労があるかもしれないけど、そんな状況になっても絶対後悔しない自信がある。「オペしなきゃよかった」と後悔する自分は想像できない。
緊急手術で切開して尿カテ入れられたとしてもまた塞ぐと思う。それぐらい満足してる。

逆にそれぐらいの覚悟じゃないとSRSより先のオペは辞めた方がいいと思う。尿カテ入らないなんて緊急時のデメリットでしかないと思う。オペしなくても生きていけるならそれがいい。見下してるわけじゃなく、本当にそう思ってる。
胸オペやSRSをしない人への感情と同じです、何を優先するかは人それぞれだから好きにしたらいいと思う。

でも声を大にして言いたい

僕は手術して良かった!!!

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