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オンラインで学会が開催される世の中を妄想してみた

去年の夏頃から「マイノリティ・リポートの世界観にめっちゃ近づいてる…」と感じ始めたFumikaです(この間久しぶりに見直したら衝撃)。

オンライン化に向けて世間がぐぐっと動いてるなぁ…なんて思うこの頃。

最近はわたし自身もオンラインツールを活用する機会が多くてですね。「こんなに便利ならもうwebでよくね?」なんて思うポイントが増えました(オフラインが大事な場面ももちろんある)。

そして今は3つの密(換気の悪い密閉空間、多くの人が密集、近距離での密接した会話)を避けましょう、ってな時期なので、元々リモートワークみたいなスタイルのわたしは引きこもり具合に拍車がかかります。

ちなみに今回のことで、ネット上に出回っている情報のクオリティだったりモラルにうんざりしたので、ひとまずSNSから過度に情報(特に誰かの感情を内包したやつ)を仕入れることを辞めてみたけど、いい感じなのでSNS疲れしている人にはオススメ。くわしくはまた今度。

多分そう簡単に現状は変わらないだろうなぁ、と思っていて(落合陽一さんの言葉を借りるとウィズコロナ)、それならば今後はどんな世の中になっていくのだろう?と思いを馳せておりました。

そしたら今年の公衆衛生学会はオンライン開催になるようで。

日本公衆衛生学会総会ってめちゃくちゃ規模が大きくて、抄録が電話帳みたいな厚みなんですが、どんな感じになるのかめちゃくちゃ興味深々です。

今後は学術界隈でもオンラインで完結するイベントが増える?

ウィズコロナの状態がしばらく続くことを考えると、IT化できる部分はどんどん導入されていくのかなぁ…。

そうなると、今は中止・延期の措置が取られている学会とか研修会とかもどんどんオンライン化が進んでいく予感。公衆衛生学会もそうだけど、先月はこんなイベントも開催されていたことだし。

アカデミスト学会
お蔵入りになってしまった学会発表、オンラインで聞かせてください!

開催レポートも発見。

オンライン開催とは言っても、運営側にそのノウハウがないと実現はきっと難しいですよね〜…。

(今のところ予定はないのだけど)なんか情報ないかな?と探していたら、Sachika SHIBUKAWAさんという方がオンライン学会向けZoomマニュアルを公開してくださっていました。ありがたや。

ZOOMは最近脆弱性のことが話題になっていましたが、ZOOM以外にもオンラインミーティングができるツールはいろいろあるので一通り試してみたいところ。

学会をオンラインにするとなにが変わる?

ここからは、どんな世界観になるのかなーってことを勝手に妄想していきます。

確実に変わること

一番変化がありそうなのは、わざわざ会場に行かなくてもいいってことかも。
交通の不便がない地域だとあまり関係ないのかもしれませんが、地方to地方はなかなか大変。飛行機の乗り継ぎした時はきつかったなぁ。移動時間もそうだけど、いろいろ出費がかさむんですよね…。それがなくなるのは大きい。
会場に出向かないってことは、知り合いとバッタリ遭遇、なんてこともなくなるのかな?発表以外のエクスペリエンスをどうオンラインに持っていく(もしくは持っていかない)のかな〜ってのは気になる。
懇親会はZOOMとかRemoでもいけそうな気がするけど、各地の美味しいものが食べられなくなるのは惜しいなぁ…。その時限定でオンライン物販会場とかを開いてくれたらちょっと胸熱。現地での試食ができないので、試食サイズでいろいろ入ってるパッケージとかを事前に販売してくれてたらきっと買っちゃうなぁ…。
この辺のことは運営事務局だけでは手が回らない部分なので、そんなサービスをやってくれるトコがあればチャンスかも?っていうかあるとうれしい(個人的に)。

とは言え、わたしは学会のスキマ時間にひとりでうろちょろお散歩(観光とも言う)してたし、日常業務からの束の間の開放感もあったので、開催地とかその時の状況によってはわざわざ会場に行きたくなる気もする…(ワガママ)。
「○○だから、どうしても会場に行かないといけないんだよ〜(うれしそう)」みたいな場面はちょっと欲しい。

発表スタイルも変わる?

ちょっと横道にそれちゃったけど、そもそもの発表スタイルも変わるのかも?
例えば、オーラルとポスターの違いってどうなるの?とか。
オーラルはだいたいどの学会でも同じようなスタイルだけど、そういえばポスターは学会によって若干やり方が違うんだよね。「決まった時間に自分のポスターの前に立っといて」って感じのフリースタイルもあれば、座長がいるパターンもあってちょっと衝撃を受けた記憶。
ポスターもオーラルと同じく座長が発表を仕切るスタイルを採用している場合は、どう違いをつけるんだろう?

あと、オーラルの場合でも質疑のしかたが学会によって微妙に違ってて、挙手で座長が質問者を当てるパターンもあれば、スタンドマイクにずらっと質問者が並ぶパターンもある。
これがオンラインになるとどうなるのかなー?
ZOOMみたいなツールは運営者側でマイクのオン/オフをいじれるから、挙手方式のはそれで対応できるかもだけど、参加者が多いと目がチカチカしそう…。
スタンドマイクに並ぶパターンの場合は、Slidoとか使って質問を募集→運営側が読み上げ、になるのかな?これが採用されたら「もう一点お願いします」は減る?あと質問がダラダラ長いものもカットされそう。
どちらにせよ、座長だけでは会場を回せなくなるのでYoutubeで言うとこのモデレーターみたいな人が必要になりそうよね。

他にもオーラルの場合で気になることがあって、発表者は当日に会場でスライド受付があるはずなんだけど(PC持ち込みの学会もあった気がする)、これってオンラインでも対応できるようになるのかな?事前提出とか言われたら、多分泣く…。いやでも、画面共有という機能があるからな…。これは運営側の受け入れ態勢によって変わってきそうだ。

そして座長が会場にいる必要もあるの?みたいなことにもなりそう。モデレーターとの連携を考えたら、同じ場所にいたほうがやりやすそうな気もするけど…?インカムとか付けてもらって別通信でやりとりできれば、同じ場所にいなくてもいいような気がするけど、その準備がめんどくさそうだなぁ…。
でもきっと合間の会議とかもテレカンメインに流れると思われるので、会場にいなくてもいいように設計する必要はありそう。


運営側がどう動くのかってのも、考え始めるとちょっと面白くなってきてしまった、てへ。
そしてBIの記事みっけた。

いろいろ思いを馳せている(妄想している)とネタがつきないので、今回はこれくらいにしておこう。

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