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スピリチュアルマスターの独り言24「オーセンティック」

母が膝関節の手術を受け、ようやく退院することになった。84歳の一人暮らしを手伝うために今週は九州に来ている。

良い教師というのは、生徒が生徒のままでいられるように、良く観察しながらも、言葉や手出しはギリギリまで控えるものだ。例えば、幼稚園児が自分の身の回りのことができるようになるためには、身支度など自分でできるようにじっと待てる大人が必要だ。時間がかかっても、本人のペースのまま、急がせずに毎回が練習になるように、愛で見つめ続けることができるのが良い教師や親だと言える。

講師業ばかりしてきたからか、母の行動にも、なるべく手を出さずにじっと注目したまま、黙って横にいる自分に気が付く。

退院後、他の病院に一緒に行った時は、母がいつものように自分で医者や看護師と話せるように、黙って付き添う。もちろん、必要な時には助け船を出して、説明したり、確認したりもする。

日々、受講生の皆さんと、ライトボディと魂の鍵を目指し、本物の自分へと磨きをかけ続けているが、それはどういうことかというと、自分に集中しながら、360度の観察眼を持つことだ。見えていること、聞こえていること以上のことが自然に分かるようになり、識別能力もついてくる。

それには、他の人の目線に自分を合わせたり、他の人が期待するような態度や行動を取らない、プリーザーと呼ぶ「人に認められなければ生きていけない」脆弱な自分を愛で育て直し、自分のままで存在し続けるように自分を支える。

自分の意見や希望、気持ちもシンプルに単純化して、真っ直ぐに表現するようになる。相手に合わせたり、なるべく自分を出さないようにしながら相手の出方を待って要領よく自分を状況にフィットさせたり、自分が望む結果になるように様々な自分を演出して他の人の気持ちを利用する、など、いつの間にかしてしまいがちなことも、そこにある恐怖を見出し救い清めて、真っ直ぐな本物だけを成長させ続けていく。

そうすると、本来自分が持つ性質がより明確になり、個性となって現れ始める。また個性も磨かれ、オーセンティックというに相応しいこの宇宙に唯一無二の貴重な自分となり、結果内と外に大きく豊かにエネルギーが循環し、パワフルな実行力、実現力、創造力が発揮できる状態が生まれる。

愛想よくニコニコ、腰が低くぺこぺこして、常にすみませんと萎縮した状態とは対照的に、堂々と不動たる重厚感溢れる存在となる。

この基盤の上に魂への道が育ち始めるのだ。魂の才能をここで発揮することは誰にとっても最高の目標であり目的だ。ということは、皆が成長するに連れ、人とは全然違う堂々とした安定した素晴らしい人となる。

今回も気が付く。この堂々とした重厚感に、皆は驚き、怯えてしまうということ。この人怖い、という顔で私を見ている。ニコニコ、ペコペコしていない時点で、もうすでに恐ろしい人、怖い人なのだ。

とてもシンプルで、本当の幸せの基盤となる、自分のまま、で生きるということだが、そういう自分を保つというのは、なんと難しい課題だろう。

しかし、この状態を保つためのエネルギーは、神聖な世界から受け取っている本物の愛なのだ。それ以外の何者でもない。

他の人に理解されないとしても、自分にとっての本物を壊すことはできない。最高の場所とは、皆が自分のままで存在し続け、自分が持つ最高の能力を発揮し続けることができる場所であり、それが地上の天国。

そして、地球も存在し続けることができる。本当の地球のままで!

今回島から都会に出て来てまだ四日目ながら、この地上を天国するという目標の果てし無さを実感している。それでも、一段と決意が強まっている。

ここを5次元にするという私達の仕事を、今日もただ、黙々と続けて行こう!

明日のゴールデンハートアカデミー、必須コース二学期のクラスでは、純粋さの光線について探求します。講師は三本木早苗さん!益々、本物の自分を見つけ、磨き、育て、逞しく生まれ変わっていきましょう!


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