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私はずっと嫌われ者だった ~① 初めての嫌われるという経験 ~

私が初めて「いじめられている」……いや、「嫌われている」と感じたのは小5の時だった。

それまでにも男の子に泣かされた経験なんかはあったけれど、そのときで終わるものだったので、「いじめられている」とか「嫌われている」と感じるよりは、「からかわれてる」と思う感じだったから、私が「周りに嫌われている」と強く感じたのは小5になってからだった。


私は生まれてから小4の終わりまで、千葉県松戸市に住み、小5から埼玉県に引っ越した。

松戸市の小学校は団地の中にあるマンモス校で、1学年だけでも300名以上いるような学校だった。

生徒数が多いからだったのかどうかわからないが、松戸市に居たころの私は、友だちも居たし、誰かから嫌われていると感じることもなかった(と記憶している)。


生まれて初めての転校体験


小5になる春休み……
生まれて初めて転校した学校は、市の中心にある学校の生徒が満杯になったため、新しく建てられたばかりの学校だった。

そのためクラスはまだ2クラス。

松戸に居たときは8クラスもあったから、あまりに小ぢんまりした学校に、返って大きな不安を抱いた。

その時、私はどうやって馴染んでいったか記憶は全くないのだけれど、きっと一日も早く馴染みたいと、とってもいい子だったのだろう。

2学期になるときの学級委員の選挙で、ずば抜けた票が入り、私は学級委員となった。


これが運の尽きだった……。


私は、転校したばかりの学校で、ものすごい票の数で学級委員に選ばれたものだから、いい気になっちゃったのかな。

そこはあまり記憶がないのだけど、とにかく一生懸命頑張った。

先生とクラスの橋渡し……

私が一生懸命頑張ることで、先生から無駄に怒られないように……

そんな気持ちで、一生懸命動いていた。


これがいけなかった。

気がついたら「先生の手先」「いい子ぶりっ子」……

そんな風に言われるようになった。

そして気づくと、私は友だちに無視されるようになっていった。


もう遥か昔の記憶だから、私がどんな風に行動していたのか、皆に物を言っていたのかあまり記憶はないのだが、
「静かにして!」「ちゃんと並んで!」
なんて張り切って威張って言っていたのかもしれない。

皆の鼻についたのだろう。


2学期の頭にはものすごい得票数で学級委員に選ばれたのに、3学期になる前にはもう私はすっかり嫌われ者になっていた。


小学校のいじめ体験は複数

私が転校したのは5年生になったときなのに、いじめの記憶は複数ある。

主な原因は上記の「学級委員になって嫌われた」ということからなのだけど、どうしても私の記憶から抜けない、明らかに「いじめられた」というものがある。

その中のひとつに、先生が原因でいじめられた……という、どうにもこうにも心の傷が癒せようのない出来事があった。

これについては次の記事に書いて行きます。

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