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吉備路散策

本日のコース。
井福寺(雪舟鼠伝説でおなじみ)-備中国分寺(五重塔でおなじみ)-こうもり塚古墳(小盛?)-岡山県立吉備路郷土館(入場料150円)-昼食(塔見の茶屋で生姜焼き定食)ー足守町散策(旧商家藤田邸(醤油醸造業)、武家屋敷等)-備中高松駅ー岡山往復(ジュピター+ブルーノ・タウトの文庫本購入)

吉備路はのんびりゆっくりぼーっとしながら田んぼと古墳の中を歩くのがオツ。なだらかな山に囲まれた小宇宙。道端にある小さな石仏や道標。その中できらりと光る黒塗りの五重塔。

足守は秀吉の正室北政所(ねね)の家系。北政所の兄杉原氏がこの足守藩陣屋の藩主木下家になる。
秀吉はここの足守川を塞き止めて備中高松城を水攻めにした。その時に切腹した清水宗治の息子への手紙の複写が郷土館にある。
時代は移って、緒方洪庵が足守に生まれ、大阪に適塾を開きそこから福沢諭吉とか大村益次郎とかが育ってくる。
またまた後の世、藩主の甥でもあった木下利玄が上京し、佐佐木信綱に短歌を師事、のちに武者小路実篤や志賀直哉らとともに白樺派を結成する。牡丹などの花の歌が多い利玄の歌はなぜかリルケを思い出させる。自分には。
(…って書いてあるけど、何想定しているのか、「薔薇の内部」辺りか?)

井福寺
吉備路五重塔
足守街並
足守藩屋形跡


(2010 02/03)

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