「エクトール・セルヴァダック」 ジュール・ヴェルヌ
石橋正孝 訳 ジュール・ヴェルヌ〈驚異の旅〉コレクション インスクリプト
読みかけの棚から
読みかけポイント:解説だけ…
ジュール・ヴェルヌ〈驚異の旅〉コレクション全5巻ラインナップ
「ハテラス船長の航海と冒険」荒原邦博訳
「地球から月へ 月を回って 上も下もなく」石橋正孝訳
「エクトール・セルヴァダック」石橋正孝訳(当巻)
「蒸気で動く家」荒原邦博・三枝大修訳
「カルパチアの城 ヴィルヘルム・シュトーリッツの秘密」新島進訳
文遊社でもヴェルヌ作品の翻訳が出ている(シリーズ?)
訳者解説から
この作品は、ヴェルヌの初期から中期、英雄の不在と反ユダヤ人主義が目立つ作品とのこと。ちなみに物語の大筋は、地球に再接近した彗星が、その時フランスのある県を剥離させ彗星上に載せてしまい、一年間彗星にいて太陽系一周するというもの。
演繹と帰納というのは論理学の裏表で対概念だと思っていたが、歴史的形成の歴史があったのか。そこに移動、旅の地位が絡む。この変化を受けて、いわゆるグランドツアーなるものも発達したという。
これは未だに自分を含む旅好きには受け継がれている、と思う。
(2024 01/08)
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?