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「社会学」

長谷川公一・浜日出夫・藤村正之・町村敬志 編著  New Liberal Arts Selection    有斐閣

メディアと身体

昨日は第5章のメディアについて。メディアという言葉は「中間」という意味で、人間と人間の間を取り持つものは全てメディアだという。メディア論で有名なマクルーハンによると身体の延長とされる道具一般すらメディアと呼んでいる。この章、ほかにも時空間の分離とか、書き言葉と話し言葉の歴史とか面白い話題が盛り沢山。
(2009 12/09)

タルコット・パーソンズは…


アメリカの社会学者タルコット・パーソンズ。人間社会の活動領域を政治・経済・文化と…えーっと、あともう一つは…とにかく4つに区分して考えた。そうそう、大学の社会学で聞いた覚えあるぞ。 位置的には、パーソンズはアリストテレスなのかな?社会学にとっての…じゃ、プラトンは?ウェーバー? (かなり適当な図式…信頼しないでね(笑))ちなみにパーソンズの区分、もう一つは社会だった。
(2009 12/10)

「性」も人工概念?


昨夜は有斐閣版社会学の本のジェンダーの章を一気読み。次のエスニシティの章に少し入った。ジェンダーだけでなく「性」そのものも人工的・社会的な概念ではないか?という指摘が面白かった。
(2010 01/09)

社会構造を動かしにくくするもの

ブルデューの社会資本の考え方を。まあ、言ってみれば人間のソフト面、身のこなし方とか素養とかもろもろ。そういうものはある程度育った環境によって形成され、よいとされる社会資本を身につける為にはそういう環境にいなければならない。ということで、この点からも社会階層は固定化しているのでは、という論点。そういう環境にいなかった自分はいくらもがいても(笑)。
そしてそういう社会資本で成功した人々は、その成功を自分の力で切り開いた…と思い込む、ますます階層は固定化される…
その他にも、ほんとに能力成果評価できるとしたら、その社会は内部循環せずに静止した社会になるのでは?などという(これはブルデューではない)論点とか。 
(2010 01/21)

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