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今宵より…

人肌(ひとはだ)。

なんとも艶めかしくも

その温かささが心地よく肌に伝わる。

今宵より、少しその言葉が恋しくなりそうです。


若かりしき?頃、お酒も提供する場で収入を得ていた頃。

日本酒を燗でお出しするのを「人肌で」と言われたとき

最初戸惑った。

それは、あなたの「体温」でしょうか…?なんてね、

厨房から出されるその「人肌」を、陶器越しに感じて

「これが、人肌か…」なんて思ったりした。

決して一定温度じゃないのよね、

その時、お出しする数の多さだったりするんだけど、

その時どきの「人肌ね」。


じゃあ聞いていい?

あなたが大切に持つその箱に「人肌」は感じますか?

その箱の中にある”ことば”の奥底にある「ひとはだ」は心地よいですか?

その温度は発された人のその想いの温かみを保っていますか?

どう?

わたしには、箱越しの「人肌」は疑い深く。

有り余る条件でいっぱいの「ひとはだ」を感じたいです。


今宵、

ふとそんなことを思いました。





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