私が「いれいす」に狂う前の話

 「いれいす」という歌い手グループを好きになって1年と半年が過ぎた(2023年6月現在)。10年近く二次元とその周辺をメインにオタクをしていて寝ても覚めても二次創作、あとはアイドルとか振付師の追っかけ(?)で日々を過ごしていたから、まさか「歌い手」に夢中になるなんて人生何があるかわからないものだ。だって今までは「歌い手」文化を小中学生向けのものだと思ったし、なんとなく民度の悪いイメージさえ持っていた。まぁ正直今でも小中学生向けだなと思うし民度も最悪だなって感じてるけど。そんなわけでこの約500日で初めての体験や感情を経験したのでとりあえず文章としてまとめておこうと思ったのがこれです。

 1stライブ後の振付師さんのツイートがいれいす初見だった。1stライブの振付師は2.5次元舞台をメインとして活躍する俳優さん。彼の舞台は何度か見たことがあったが大ファンという程でもなかったので振付できるんだー確かに踊りうまいしな。くらいの感想で終わった。というか、いれいす、絵が好みじゃなかった。夏生さんとかじくさんみたいな絵柄が好きな人間にいれいすのビジュアルはどうしても刺さらないに決まっていた。

 当時は推し振付師の追っかけで多忙を極めていたので、移動時間に配信を見れるインターネットの推しが欲しいと妹に相談していた。週4の往復4時間はあまりに暇だったから、何か暇つぶしが欲しかった。LINEのトーク履歴を遡れば2021年9月8日にいれいすを勧められている。しかしその時は既にその前に勧められたVTuberにめろめろだったのでLINEはスルーしていた。常々思うがいれいすのイラストと実写(歌い手界隈ではリアルの顔面のことを実写と言うらしい)のビジュアルの乖離、激しすぎでは。もし悠佑くんがもう少し実写に近かったらこの時点でめろめろになってたのになーとか思う。悠佑くん以外の他のメンバーも別に似てるわけではなく、何かの配信でメンバーのIfくんが同じくメンバー-hotoke-くんのビジュアルを「イラストそのまま」と発言していたがそんなことはないと思う。

 そんな私が初めていれいすの動画を見たのが2022年1月27日。初見から約半年後の事だ。経緯は簡単で先述のVTuberが所属しているグループメンバーの歌う『メンタルチェンソー』を聴いていた際、関連にいれいすの『「だ」というたびに加速するメンタルチェンソー』が出てきたから。いれりす(いれいすファンの通称)の友達にいれいすの初見を聞いたところ大体が関連動画からと言っていたのでかなりありきたりな出会いだろう。9月に私と「いれいす」の出会いを阻止(?)したVのお陰で私は「いれりす」の第一歩を進んだわけである。初めて見る歌みた企画に動揺しつついくつか動画を見て「いれいすの白い人と青い人おもしろい」と妹にLINEした人間は後に黄色い人である悠佑くんのオタクとなり、ライブに足繁く通うようになる。
 まぁどちらかといえばこの出会いに後悔はしている。

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