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おたく訪問

自然学校の夏キャンプを5年やっている。
年々参加者が増えて企画もパワーアップ。

先日のキャンプは、初のおたく訪問をする事に。

夕食時にある家庭へ。

子どもたちを待ってドライカレーと生春巻と冬瓜の煮付けが用意されていた。

前もってお願いをしていたものの、やっぱり、受け入れられる事は嬉しい。しかも、スイカもある。

なぜ、今回このような企画にしたかと言うと。

いつもの拠点である豊橋のいるかビレッジから遠くお出かけにでて、佐久島へ行ってきたこともあり、この町に住む人との関わりが、今回の思い出を彩れたらなぁと思っていた。

ひとつは、世の中に、自分を受け入れられる場所やつながりがある存在に触れること。

ひとつは、いろんな家庭にふれることは、子どもの世界を広げること(もちろん大人も)だと思っているため。

もうひとつは、地域はひと。家族はひと。ひととの繋がりで、その地域や文化を知り、「好き」や「大切」が広がることが豊かな事だと思っている。

おたく訪問してどんな事を思っただろう?
我が家がいいなぁと思うかもしれないし、他の家庭に憧れをもつことがあるかもしれない。

選択肢が広がることや、気付きがあるという事が大切で価値があると思っている。

閉鎖的な家庭で、生きづらさえ外に出せないまま孤立した暮らしが当たり前になっているのなら、その選択肢や気付きが、心地よく生きていくキーポイントになるかもしれない。

私が子どもの時、友だちのお母さんが食べさせてくれたご飯を忘れていない。出てきたおやつや遊び方も。高校生になった時にも「ふみちゃん大きくなったね」と覚えてくれていた。
こっぱずかしかったなぁ。

本当によくしてもらった。友だちの優しいお母さんに囲まれていたなぁと感謝してる。(こんな事を思い出してあったかい気持ちになるのも、自然学校のおかげ。)

ご飯を食べさせてもらえる=育てられる

生まれて2週間の赤ちゃんと触れられるのも、貴重な体験。

家の中で猫を飼うことさえも、家庭の文化がある。猫と遊んだのは初めてとずっと遊んでいる子。

緊張しただろうか、おもちゃが楽しかっただろうか、猫が嬉しかっただろうか、新鮮で刺激的だっただろうか。子どもたちが何を受け取ったかは分からない。

おたく訪問の中に、価値を感じる場面が多くてあたたかい豊かな気持ちになったのは私の方だった。

価値は伝えられる事だけでなく、感じることなんだ。

おたく訪問させてくだっさったお母さん。
私も、子どもも、丸ごとひっくるめてお世話になりました!

おたく訪問歓迎な家庭、募集。

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