ペットと野良#福ログ【Vol.27】

犬も猫も好きだ。ついでにインコやハムスターなども好きである。

こういった動物たちは、ペットショップで購入することが出来る。

ちなみに、好きな動物たちがいるから、ペットショップも好きである。

一方で、犬や猫は「野良犬」や「野良猫」がいる。ペットショップには”並ばない”動物たちだ。

そんな2パターンの動物たちを、生活の中でよく見る。そして、時々こう思う。

どちらも同じ生命。同じ生命であるのに、値段を付けられて売られているのはどうなんだろう、と。

生命に値段を付けることなんて、出来るはずがないじゃないか。そう思ったりする。

そして立ち止まる。あれ、人間は？

冷静に考えると、人間も近いと言えば近い。労働の対価としてお金をもらっている。働きに対する対価であるが、生命を削って働いているので、少し言い過ぎかもしれないが、生命に値段を付けていると言えなくもないのではないか。

そして、人に飼われる犬や猫がペットなら、会社に雇われる人はペットと言えそうで、自由な犬や猫を野良と言うのなら、ホームレスが野良と言えそうだ。少しだけ見方を変えて、雇われる、雇われないという軸であれば、フリーランスは野良と言えるかもしれない。

グルグル思考しながら、結局犬や猫も人間も、同じようなものではないかと、気づく。

とは言え、犬や猫はペットになるか、野良になるかを意思決定することは出来ない。対して人間は、犬や猫ほど選択肢を狭められてはいない。会社勤めをペット、フリーランスを野良とするなら、それらを選ぶことは出来る。

今はペットだが、野良として生きる道も考えてみて、生命を燃やしていきたい。