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文庫本用のレザーカバーづくり

読書の秋、ということで最近はインプットを楽しんでいます。
鞄の中、ポケットの中、文庫本というのは気軽に持ち歩ける大きさなのはありがたいのですが、どうしても表紙や帯を痛めてしまいがち。
なので、しっかりと保護できる牛革をつかってカバーをつくりました。

牛革製ブックカバー(文庫版)(表)

といっても、ブックカバーは比較的簡単なんですよね。
わざと大袈裟に言うと、切って、貼って、縫うだけです。
ただ、最初の床処理やコバ磨きなども含めればいろいろと面倒なことは確かですね。


牛革製ブックカバー(文庫版)(裏)

とりあえず、背面側であるていど調節できるように作ってあります。
流石に京極夏彦先生の作品に使うことはできませんが、一般的な厚みの小説なら対応しています。
もっとシンプルに作れるのですが、背表紙あたりにハトメをつけて栞がわりに革ひもをつけるか悩んでいたので縫っている部分が多いです。
そのぶん、パーツも増えた感じですね。

牛革製ブックカバー(文庫版)(表紙側開き)

溝を切ってから菱目打ちをして、その後に二本の針を使って縫い上げていくのですが、菱目打ちをするときの音がうるさいと妻が言うので膝のうえで叩いていたら少し穴の位置がずれてしまいましたね。
次はもっと上手に作りたいと思います。


もし、自分もチャレンジしてみたい……なんて思った方がいらっしゃいましたら、キットが売られているのでそちらを使うことをお勧めします。
必要な道具を全部買うだけでも結構な出費になりますからね。

キットでは難しい、「好きな色のカバーを作りたい」だとか、「単行本サイズに対応したものが欲しい」、といったご要望がある方も最初はキットで基本を学ぶことをお勧めします (๑•̀ㅂ•́)و✧

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