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ハンドルネームと本名と、架空と現実

2014年12月18日、ふと思いついてハンドルネームの利用を一旦やめました。現在表示されている名前は、僕の本名です。
調べようによっては、いろんなことがわかるかもしれませんし、何もわからないかもしれませんが、とりあえず僕の名前です。

なんで突然本名にしたかといいますと、以前から「折を見て名前を統一したい」と思っていたわけですが、本名を「へたれ」にしようとすると、結構面倒だろうなー(妹尾河童さんの事例があるのでやりかたによっては出来そうですが……)とも思い、あまり好きでもないこの名前に統一しようと行くことになりました。

今では珍名がキラキラネーム(もしくはDQNネームですかね)と揶揄されていますが、この名前はそのはしりみたいな感じで、僕もこの名前でよくからかわれましたし、進研ゼミからもちゃんとした名前でDMが届いたことがない(まあ礼宮殿下という方がおみえでしたので、そちらの読みが人名としては一般的だったのかもしれません)上に、初対面だと「なんて読むんですか?」と言われたりして正直なところ子供のころは「もっとありきたりなのでよかったのになー」と思ってました。
更には某ロボットアニメや某ギャグ漫画の主人公の名前とかぶるので、それをネタに散々からかわれました。
成人してからも、某女性キャラがブレイクしたことで、色々と失笑される機会がありまして、あのアニメは好きですが、当時はかなりイラッっとしていました……。

まあ、そんなわけで、正直なところ自分の名前が好きではないのです。
なら、自覚があるぶん「やい!へたれ!!」と呼ばれたほうが良かったかもなとも思います。
でも、最終的に現実の社会に関係性を見出すのであれば、ハンドルネームを実社会で名乗るよりも、実名でネットの中を歩きまわったほうがメリットもデメリットも多いのではないか、とまあ、そんなことを考えて、じゃあメリットが増えるように努力しようと実名に切り替えた次第です。

よく、「匿名だから無茶苦茶言っても許されると思いやがって!」と、匿名/実名の関係性について議論されるのを見かけますが、実際のところは匿名だろうが実名だろうが、バカはバカで利口な人は本当に利口です。
要は、現実とネットの境目のおぼろげな感じをよく理解していれば、暴言はやがて自分に降り掛かってくるということに考えが行くでしょう。
それは実名だろうが匿名だろうが、結局は同じことなのだと思うのです。

「ネットなんて不確かなものの中を現実に持ち込むのは抵抗がある」人もいると思いますが、僕の仕事(まあ、また来年頃にはかわるのでしょうが)は、その不確かなネットの中から確かなお客様を見つけることでした。
さらにいうと、ここでこうやってくだらないことをグダグダ書いている自分は、ネットだろうが実社会だろうが確実に存在し、でもって、今の配偶者はかつて僕が続けてきたブログのコメント欄経由で知り合いましたので、「不確かなネット」と「確かな実社会」の境界線は確実にあるし、その境界線を越えて仮想が現実になだれ込んでくる(またその逆も)瞬間というのは、いつか何処かでやってくるものだと、そんなことを感じています。

まあ、ネットで会話するのと実際に会話するのでは、感じ方に差異があるのもありますが、それは手法によって得手不得手があったり、文章化できることと会話の中に落とし込めることの差異であったり、色々あったりするのかもしれません。
ネットだとその場で検索して意見に取り込めるメリットも有りますが、実際の会話のような声色やアドリブで相手を言いくるめることはできないでしょう。
逆に実際にお会いして会話をすると、ネットで出来ないことができるし、ネットにしか無いメリットを痛感することもあるでしょう(営業という仕事にタブレット端末が必須になりつつあるのは、そういった事情でしょうね)。
僕なんかは、正直人と会うのが苦手で、多分、この文章の十分の一も話せません。
頭の回転が悪いせいなのでしょう。

まあ、そんなわけで「福田へたれ」という人物の名前が、色んな所から消えましたが、中の人は相変わらずへたれなままなので、お好きな方で読んでくださって結構です。
僕はネットを始めるのが遅くて、2001年頃からホームページらしきものを運営してきましたが、13年ほどたった今、とりあえず一旦は、実名でネットの中を歩いてみようと思います。
なにか気がついたことがあったら、ここか、別のところにでも、書いてみようかと思います。


もし、あなたが、何かの間違いで、僕のような酔狂な人間のしていることに興味を持っていただいて、サポートをしていただけるのでしたら、本当にありがたいです。 この先、捕鯨に関する様々な話に首を突っ込んでいく予定です。 よろしくお願いいたします!