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こんな綺麗な空の日に、あなたはもう居ない。

母の急死から、どれ位経ったのでしょうか?1週間以上、10日位?あの日、姉から母、危篤の知らせを受けてから、私の中のある時間が止まったまま今日に至ります。まるで眠っているかのような母。母を前に私は何度も何度も、『ねぇ、起きて』『皆、いるよ』と呼びかけました。でも、母の手も、頬も、全部、全部が冷たくなっていました。子どものように泣きじゃくることしかできなかった私。無力な私。

自分を産んで育ててくれた母との別れが、こんなにも辛いものだとは思っていませんでした。仕事は1週間のお休みをいただき、実家へ戻っていましたが、今は復帰して日常が戻っています。違うなぁ。日常を戻している最中です。忙しくしていると、気が紛れることが多いのですが、その反動も激しく、ふとした時、目頭が熱くなり頬を涙が伝います。お母さん、お母さんって、止まった時間の中で、私は今もまだ呼び続けているのです。

復帰初日、どんな顔をして出勤したらいいのだろう?と、悩む私を同じ部署の先輩が目に涙をいっぱい溜めて迎えてくれました。また別の部署の方も、ご両親を亡くされている経験から、悲しみはすぐには消えないけれど、やがて時間が解決してくれると慰めてくれました。職場は忙しい時期でしたが、他部署を含めた皆さんが、シフトを交代したりして対応して下さったので、私は安心して母の所に居ることが出来ました。私のため、母のために涙を流してくれる人がいる。そんな職場で働いている私は幸せだなぁと思ったり…。感謝の気持ちでいっぱいです。

福岡は風は冷たいものの、青空が見られる日が多く、空を見上げるととても綺麗です。こんな綺麗な空の日に、母はもう居ない。頭で理解しようとしている事実と、私の感情はまだ少しずれが生じているようで、とても寂しく、悲しいです。

職場ではほぼ毎日、赤ちゃんが誕生します。お母さんに抱っこされる小さくて、まだまだか弱い赤ちゃん達を見ると、羨ましい気持ちにもなります。ほんのちょっとですけどね。

まだまだ、隙あらばメソメソと泣いている私ですが、その状況は姉も全く同じだそうです。だから、時々、2人してlineでお喋りしたりし合いながら慰め合っています。私は遠方に住んでいたから、なかなか母に会うことは出来ない状況でしたが、それでも、会おうと思えば会えるのと会えないとの差がこんなにも大きいとは知りませんでした。

父は気丈にはしていますが、張り合いが無くなったのは見て分かります。これからは、残された父のケア、そして、父との時間を大事にしていきたいと思います。時間は無常にも、いつか必ず止まってしまう日が来るのですから。

母の居ない世界に生きることは、当然ですが初めてのことなので、まだまだ馴染めず、上手く立ち回れていない状況です。そんなメソメソな私に元気をくれているのが、やっぱり娘。命はちゃんと繋がれています。そして、大事な家族のモアくん。1週間ものお留守番をちゃんとしてくれました。福岡へ戻った夜、玄関のドアを開き、真っ先にモアくんの様子を確認したのですが、ピロピロ~と泳ぎ寄ってきてくれて、心底ホッとしました。老ベタのモアくん。最近は眠りがちで、起こすと大きな欠伸をして、こちらに寄ってきます。あとは、音楽にとっても救われています。一人で家に居る時間はずっと音楽を流しています。今は、SEKAI NO OWARIやMrs.GREEN APPLEをよく聴いています。音楽の力もすごい。ありがたいですね。

母の部屋に大事にしまわれていた大量の私からの手紙のことなど、まだまだ、書きたいことはいっぱいあるのですが、心の整理はちょっとずつ。またポツリポツリと書いていくので、読んでいただけると嬉しいです。

2024年。なかなかの試練からのスタートとなりましたが、これも人生。私の人生です。これからも、母に誇れるような?いや、恥じないように・笑、私らしく毎日を生きていきます。

お母さん、ありがとう。
大好き。

精一杯の想いを込めて、久々に言葉を綴りました。最後まで読んでいただき、ありがとうございます。


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