タキシードを1年で200着売った酒匂雄二さんに、ネットショップのSEO対策を教えてもらいました
公益社団法人 福岡県物産振興会では、令和4年度、EC事業をテーマにしたセミナーを開催しています。7月15日には株式会社ユウキノインの代表取締役・酒匂雄二さんをお招きして、SEO対策について話をしていただきました。
ネットショップの売上を伸ばす。ホームページからの問合せを増やす。EC事業で結果を出すために重要な、アクセス数。それには検索で上位に表示されるSEO対策が必要になってきます。
講師の酒匂さんは前職の会社で、2年で3着しか売れなかったタキシードの受注を、短期間で200着に伸長。潤沢なPR費用がなくても大手に対抗できるノウハウを伝授してくれました。
話はまず、日本の検索エンジンの90%以上を占めるGoogleについて。
GoogleのAIには、リンクの数や『いいね』の数など200以上の評価指標がありますが、重要なのは「いい記事かどうか」だと酒匂さんは力説します。
いい記事とは、みんなが知りたい情報が盛り込まれていること。「そうした解決型であれば、GoogleのAIはがんばって、あなたのページを見つけてくれる」という言葉に、ロボットにも関わらず人間臭さを感じました。
「ロングテール*が好き」というのも、キラーワードを持たない中小事業者にとっては心強いですね。
*ロングテールとは:複数の言葉で構成された検索キーワードのこと。例「焼肉」よりも「焼肉 食べ放題 駅名 おすすめ」
酒匂さんは現在、企業や事業者の検索対策やコンテンツの悩みを伴走型で支援していますが、食品充填機会社の若い社員と、ホームページのリニューアルに取り組んだ話も参考になります。
Googleアナティリクスで訪問者を分析すると、海産加工会社や食品メーカーの社員が多いことがわかりました。年齢は25歳前後。これは意外でした。
「上司から機械を探せって言われとるんやな」と仮定した酒匂チーム。経験の浅い人でもわかるように「きな粉を詰める機械」「そば粉を詰める機械」「蜂蜜を充填する機械」と、用途別に発信。さらにイラストを多用し、ホームページを柔らかいデザインに変更しました。
その結果、「充填機」の検索ワードで1位を取るまでになったそうです。
自社のお客さんを知り、その人たちが何で悩んでいるか、何を知りたいかを考える。経験に裏打ちされた話にはヒントがいっぱいで、「すぐに取り入れてみたい」「やるべきことがわかった」と、参加者のみなさんのモチベーションアップにつながっていました。
次回の開催は9月7日(水)。
引き続き酒匂さんに登壇いただき、ブログやSNSの事例や書き方、また売上に直結する転換率アップのコツをお話しいただきます。
ネットショップの運営はもちろん、企業ホームページやB to B対策にも役立つ内容です。ぜひ、ご参加ください。
福岡EC事業ステップアップセミナー DAY2
日時/9月7日(水)14:00~16:30
会場/第三博多偕成ビル(博多駅筑紫口から徒歩6分)
参加費無料
申込フォーム/以下のQRコードからお申し込みください。
*楽天市場のフォームに飛びます。営業活動等には利用いたしません。
*申込期限 9月2日(金)23:59まで
◎問合せ
公益社団法人福岡県物産振興会 担当 原口
〒812-8577 福岡市博多区東公園7-7 県庁11階
TEL.092-651-7288 FAX.092-631-3674
http://www.bussanfukuoka.jp
mail: info@bussan-fukuoka.or.jp
公益社団法人 福岡県物産振興会は、福岡県内の中小企業者の生産する物産の紹介、宣伝、販路開拓のため、関東を中心に全国の百貨店などで物産展を開催しています。
http://bussanfukuoka.jp/
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