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梅雨の家遊びにおすすめ!親子で楽しむ【クレパス画】入門書 『おいしい!イラストレッスン クレパスで描きました』

もうすぐやってくる梅雨、こどもと家で過ごす時間も増えますね。
家あそびの定番といえば、「お絵描き」。この夏は、クレパスを使って親子でお絵描きを楽しんでみてはいかがでしょうか?

今回は、イラスト初心者の私でも簡単に、おしゃれなイラストが描けた、おすすめの本ををご紹介します!
それまで絵心の全くなかった私が、この本をきっかけに、今では子どもと一緒に毎日クレパスでお絵描きを楽しむようになりました。

「おいしい!イラストレッスン クレパスで描きました」(momo・永岡書店)

TikTokやInstagramで人気のイラストレーター・momoさん(@momonoearkielama)による、クレパス画入門書。
画材にサクラクレパスのクレパスを使用して、初心者でも簡単に、表紙にある素敵なたべものイラストが描けるようになる練習本です。

さくらんぼの乗ったプリン、断面美のサンドイッチ、シュワシュワのメロンソーダーー。表紙に描かれているのは、おしゃれで、おいしそうで、どこか懐かしい雰囲気を感じるイラスト。
こんなにかわいいイラストを、ささっとかけるようになったら楽しいだろうな〜と思い購入しました。

見本を見ながら真似するだけ!味のある本格的なイラストが描ける

本では、momoさんのイラスト一つ一つの書き方を、細かくステップに分けて解説していきます。
形がどうとるのか。色は何をどこまで重ねるのか。原寸大の見本を隣におきながら、レシピの通りに真似して書いていくだけだから、迷わずするする筆を進められます。
絵を描くのは中学生の写生大会以来という私にも、初日からそれらしきイラストが描けました!

初日に描いたすいか。形は少し不恰好ですが、立体感が出ているところが気に入っています。

実際にやってみて思ったのは、クレパスは筆跡が太いので、多少線がはみ出でもヨレでも、目立ちにくいなということ。失敗しづらいし、失敗しても逆にそれが味になるので、あまり考えずにざざっと描き進めらます。クレパスは、イラスト初心者には使いやすい画材なのかなと感じました。

重ねて混ぜて色を作る!実験のような面白さ

この本のレシピでは、紙の上でクレパスの色を混ぜたり重ねたりして描いていきます。

例えば、上の写真のすいかの皮の緑色の部分を描くときには、「みどり」のクレパスは使いません。
まず「みずいろ」と「あお」のクレパスで下地をかき、その上に「きいろ」を重ね、最後に「しろ」でハイライトをして、スイカの皮を表現します。


スイカの下地の色。ここからどうやってスイカになっていくのか、ワクワク。
黄色を重ねて、どんどんスイカらしくなってきます。

クレパス画の色の塗り方を知らなかった私は、「なんで最初にそんな色を塗るの?!」とびっくり。最初は「大丈夫かな?」と不安になりますが、レシピの通りに色を重ねて混ぜていくと、どんどん色が変化して、スイカの緑色になっていくから不思議!工程ごとに、立体感や奥行きが出ていく様子は、まるで実験をしているようでワクワクしますよ。
予想外の色になったり、たまに失敗してしまうのも、おもしろいんです。

クレパスを久しぶりに使うと、描き心地の良さに感動しました!

この本で使用されている画材である、クレパス。
「子どもの頃使っていた」という方も多いのではないでしょうか。変わらないパッケージを見ると、つい「懐かしい!」と声が出してしまいますね。

これまで我が家ではお絵描きの際には、クレパスではなく、汚れがつきにくいタイプのクレヨンを使っていました。
子どもが壁や床に描いてしまった時も、水でさっと落とせるし、手も汚れにくい。万が一服についても、洗濯すれば落ちる。とても便利で、不満はありませんでした。

この本の購入をきっかけに20年以上ぶりにクレパスを使ってみたら、もう、もう、描き心地が全然違うんです!

クレパスは、柔らかい!伸びがいい!鮮やか!色が綺麗に混ざる!!!

正直、これまでクレヨンとクレパスの違いもよくわかっていませんでした。
調べたところ、クレパスは材料の特性上、一般的なクレヨンよりもやわらかく伸びが良いそう。
特に小さな子どもの場合、握力が弱いので、画材の柔らかさが描き心地が大きく影響しますよね。現在1歳7ヶ月の私の子どもがクレパスを使ってみたところ、クレヨンよりも太く、滑らかな線を描けている様子でした。

クレパスは柔らかいだけあって、手は汚れます。子どもの爪の隙間にクレパスが入ってしまい、なかなか取れないことも。
成長するにつれて、使い方も上手くなっていくと思いますが、お絵描き後の片付けは少しだけ大変になりました。

ただ、それでも使いたくなるほど、滑らかな描き心地が気持ちいい!
スルスルと線が描けると、なんだか自分が絵を描くのが上手になったような気分が味わえるんです。最近は、クレパスが使いたくてイラストを描いているような気がします。

我が家では、大人と一緒に描くときはクレパス、子どもがひとりだけで描く時には汚れにくいタイプのクレヨン、と場面によって画材を使い分けています。
(爪洗い用のブラシを購入したら、汚れ取りも簡単になりました!)

大人も一緒に楽しむ「お絵描き」タイムに


それまでの私は、描けるイラストといえばアンパンマン(絵描き歌で覚えた)と、簡単な花と車くらい。お絵描きは正直言って得意ではありませんでした。正直、お絵描きの時間は、子どもに「付き合っている」という感覚を持っていました。

けれどこの本に出会ってからは、子ども以上に私の方がお絵描きに夢中。クレパスの色を取り合っているほどです(笑)
気がついたら30分以上描き続けていて、子どもの方が先にお絵描きに飽きていた、ということもありました。

お絵描きは苦手だけど、子どもと一緒にお絵描き時間を一緒に楽しみたい。素敵なイラストを描けるようになりたい。なにか新しい趣味を見つけたい。
そんな方におすすめの1冊です。

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