myfansをはじめとした同人AV制作における、納税/性病検査について
今回は質問やコメントでいただいた納税と性病検査について解説します。税理士でも医者でもないので、ごく一般的なことしか回答できませんが、ご参考になれば幸いです。本投稿は無料コンテンツとします。
納税は国民全員の義務
小学校で習うやつですね。稼いだら収めましょう。日本円が儲かった場合、税金を収めなくて良い、ということはありません。そんな話があったらそれは犯罪です。非課税で儲かるというフレーズは詐欺師が昔からよく言ってるフレーズです。
詳細は税理士の仕事
税金に関するアドバイスを税理士以外がすると違法になる場合があります。よって一般的なことだけ解説します。同人AV制作で得た対価は通常雑所得になります。雑所得は年間20万円を超えると、課税対象となります。確定申告を行い納税しましょう。
経費になりそうな機材、衣装、スタジオ代などの領収書はとっておくと良いと思います。税務署は税金を払おうとしてる人にはとても優しいです。相談してみましょう。同人AV制作も立派な仕事です。正直に言って問題ありません。多少の度胸は必要かもですが…
会社の業務として同人AV制作を行っている場合は、他の通常業務と同様に売上にいれて、法人税等を払えば問題ないと思います。
プラットフォームによっては売れた段階ではポイントで、申請してはじめて日本円になることも少なくありません。その場合、どの日を売上日として計算するか。これは税理士や税務署によって判断が異なると聞いたことがあります。一度税理士に相談し、相談した事実を記録した上で、そのロジックで税金計算していれば、たとえ未来的に何か指摘されていても、税金を収めるタイミングが違うだけですので、罪に問われる可能性は極めて低いと考えます。
性病検査をしよう
この業界で活動しているとセクロスが日常に組み込まれるレベルで身近になると思います。例え本番時にゴムをつけていても、性病はうつることがあります。キスや口淫でもうつります。かならず定期的に性病検査を行いましょう。ペースは撮影回数にもよると思いますが、月1回受けている撮影者さん、モデルさんが多いと思います。AV業界の割引がある、オススメの性病検査病院を2つ紹介します。どちらも業界所属の証明等は不要です。
後者の予防会は主要駅にあるので、通いやすいです。
性病になったときの対応
私も経験ありますが、性病にもし感染したら接触の疑いがある人全員に連絡しましょう。この界隈、お互い様、という考え方が根付いてますのでそれで怒る人はまずいません。むしろ教えてくれてありがとう、と言われることがほとんどです。無駄な感染を広げないためにも、この点はしっかり伝えるのが大事だと考えます。
男性に知ってほしいHPVワクチン
HPVワクチンってご存知ですか?
一般的な用語でいうと、子宮頸がんワクチンといったほうが認知されていると思います。大多数の人が思い浮かぶのは、子宮頸がんを防ぐワクチン?ニュースをよく見る方なら薬害のような騒ぎがあった?くらいの認識だと思います。そして女性が受けるものだと。私もそう思ってました。
実はHPVワクチンは男性も受けることができます。というか、男性も受けたほうが世界平和のためです。大げさでなく言ってます。
HPV(ヒトパピローマウイルス)は子宮頸がんの原因になるだけでなく、肛門がん、膣がん、尖圭コンジローマの原因として有名です。男性が感染すると陰茎がん、中咽頭がんの原因になります。そして、HPVワクチンは感染を予防するもので、ワクチンで防げる唯一のがんです。
ここまで読むと単純に男女ともにがんになることを防ぐためのもの、と読んでしまうかもしれません。重要なのはウイルスの感染経路です。このウイルスは性交渉を通じて感染するため、複数の女性と遊んだり風俗店を利用する男性が感染していると、関係者全員感染してしまいます。そして一度感染するとウイルスが自然に消えるのは難しいそうです。(自己免疫力で消えることはあるらしいです)
HPVには多くの型があり、ワクチンにも複数の型に対応するものが用意されています。詳細はクリニック等でご相談ください。
また、女性は国からの補助で無償で受けられる期間があります。以下のリンクからご確認ください。※男性が現時点で補助があるものの有償です。
注意点として、ワクチンを打った段階で、過去に感染している型のウイルスが消えるものではありません。ワクチンを規定回数しっかり打ったあとに、そのワクチンが対応する型のウイルスにはかからなくなる、というものです。
期間をあけて3回打たないといけない、男性は有償、しかも割と高いなどハードルは高いですが、自分や周りの大切な人を守るため、この業界の1人1人がこのワクチンを接種しておくことが重要だと感じ、この段落を追記しました。不明点は性病検査時にクリニック等でお尋ねください。
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