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上昇気流と下降気流の関係

★わかりやすく解説

エルニーニョ現象では、太平洋の東側と西側で上昇気流と下降気流が反対に働くことがあります。これが、片側で雨が多くなり、もう片側で雨が少なくなる原因です。

★具体例でわかりやすく解説

  1. 通常の状態

    • 通常、太平洋の西側(オーストラリアやインドネシアの近く)では、海水が温かく、上昇気流が発生します。これが雨をもたらします。

    • 東側(南米の近く)では、冷たい海水が下降気流を生み出し、乾燥しています。

  2. エルニーニョ現象時

    • エルニーニョ現象が発生すると、太平洋の東側(南米の近く)の海水温が上がります。

    • この温かい海水は上昇気流を発生させ、強い雨を降らせます。

    • 一方で、西側(オーストラリアやインドネシアの近く)では、下降気流が強くなり、雨が少なくなります。

★これを知っておくと理解が深まる

上昇気流と下降気流は一対の関係にあります。太平洋の片側で上昇気流が強くなると、その反対側で下降気流が強くなるため、気象パターンが大きく変わります。

★用語解説一覧

・上昇気流(じょうしょうきりゅう)
説明)暖かい空気が上に向かって上がる現象。これにより雲ができて雨が降ります。
・下降気流(かこうきりゅう)
説明)空気が上から下に向かって降りる現象。これにより空気が乾燥し、雨が降りにくくなります。

★そもそも論

エルニーニョ現象では、太平洋の海水温の変化が原因で、大気の動きに大きな影響を与えます。上昇気流と下降気流のバランスが変わることで、異常気象が発生するのです。

★このニュースのQ&A

Q1. エルニーニョ現象で太平洋のどちら側が上昇気流になりますか?
A1. エルニーニョ現象では、太平洋の東側(南米の近く)が上昇気流になり、雨が増えます。

Q2. 上昇気流と下降気流の関係はどのように働きますか?
A2. 太平洋の片側で上昇気流が強くなると、その反対側で下降気流が強くなります。これにより、一方で雨が増え、もう一方で雨が減ります。

Q3. エルニーニョ現象はなぜ異常気象を引き起こすのですか?
A3. エルニーニョ現象で海水温が変わると、大気の動き(上昇気流と下降気流)が変わり、片側で雨が増え、もう片側で雨が減るため、異常気象が発生します。

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