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水曜日の悲劇

一見些細な出来事でも、その瞬間の深い苦痛はいつになっても慣れない。

いつものようにYoutubeをだらだら見ながらご飯を食べていたら、思いっきり舌を噛んでしまった。こういったとき、オノマトペに「ガブっ!」を使うイメージだけど、このときは違った。

「じょりっ!」とか「じゅりっ!」である。

より具体的な状況説明をすると、舌を噛んだ、噛んだ状態のまま舌の上を歯をスライドさせたような状態である。舌を噛んだ瞬間の鋭い痛みを残したまま、鈍~い痛みが口腔内に広がる。その痛みたるや、両手に持った茶碗と箸を放り出して口を押えながら蹲るほど。

そんな「水曜日の悲劇」は、今もなお尾を引いて私を苦しめる。

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