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【建築家レーモンド氏設計の不二家横浜センター店(伊勢佐木町)閉店】

こんにちは、安井郁子です。
記事を読んでくださる方、応援してくださる方、いつもありがとうございます。
今日は、地元横浜のトピックです。

不二家の創業の地は、元町

ペコちゃんで有名な菓子類製造やレストラン展開をしている「不二家」は、1910年に藤井林右衛門氏が洋菓子店を元町に開店したのが始まり。

創業当時の不二家元町店
(昔の写真は全て不二家伊勢佐木町店展示の写真より拝借)

その後、関東大震災により銀座、伊勢佐木町、元町の各店が消失も、1937年に現在の伊勢佐木町の場所にて、名建築科のアントニン・レーモンド氏設計の不二家ビルが新築され開店。

開店当時の不二家伊勢佐木町店


戦後はGHQに接収され、米兵が集う「ヨコハマクラブ」として使われた時期もあったそうです。
返還され、一時は、洋食だけでなく、中華料理や宴会場まであって、不二家に来るために伊勢佐木町を訪れる人も多かったようです。

洋食のほか中華料理や宴会場もあったころの
不二家伊勢佐木町店


最も歴史ある店舗 不二家・伊勢佐木町店


2007年の不祥事発覚・山崎製パンの子会社化等色々な歴史を経るも、伊勢佐木町店は、86年間にわたり、不二家の最も歴史のある店舗として営業を続けてきました。
しかし、そのビルの老朽化にともない、本日8月20日をもって、(一時)閉店となるとのことで、閉店直前に20年ぶり?に、不二家のデミグラスソースのハンバーグを食べることができました。


子供と一緒に食べた懐かしいハンバーグ

色々懐かしい思い出がよみがえってきました。

私の幼いころ日曜日の19時半といえば、テレビで不二家のアニメ時間わくがありました。日曜日=不二家、ペコちゃん というぐらいのイメージ。
ペコちゃんは、永遠の6歳のお菓子の大好きな女の子。

幼いころは、この店頭人形が大好きでした。おなじみの黄色いTシャツに赤いサロペットのほかに、季節ごとに洋服も変化し、七五三では着物着用、テニス姿、クリスマス衣装などなど、子供ながら、ファンションも楽しく眺めていました。
もちろん店内にも入り、幾度となく、ペコちゃんランチやペコちゃんサンデーも食べました!

ペコちゃんぽこちゃんの顔も
時代により変化しています

時代が移り、、、、娘の幼児教室帰りに、ママ友といっしょに、一時はよく食べたこのハンバーグセット。
久しぶりにレストランに入ってみると、お店のレイアウトなどもあまり変わっておらず、美味しさよりも懐かしさがこみあげてきました。

この店舗は、建て替え工事により、閉店となりますが、、、
9月1日からこじんまりとした仮店舗(元VIE DE FRANCE 伊勢佐木町店だった場所)が近くにでき、営業再開のようです。
でも、喫茶業態なので、ハンバーグ他本格的な料理は扱わないとのこと。

最終日は、別れを惜しむ人たちで行列となりました。

2026年完成予想の新不二家横浜センタービル

スタッフさんによると、まだ詳細はわからないが、「仮称:新不二家横浜センタービルは、検証後建て替えられ、2026年頃には完成することになるだろう…」とのお話しでした。

コンビニスイーツが台頭するなか、新しい不二家としてどのようなお店になるのか…

不二家では、不採算店の閉店なども進めているようですが、はまっ子としては、横浜での新たなる展開を楽しみにしています。


はまっ子に愛されてきた不二家横浜センター店
最終日は、ランチや夕飯時にかかわらず何回転もしていました。


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